この記事は、クエルボ エスペシャル シルバーを色々な飲み方をした感想を書いています。
キリっとした印象の青いボトル。清潔で清涼で飲みやすいテキーラです。
テキーラは、お酢のような香りをしておりクセがあります。クエルボ シルバーは、お酢のような香りが控えめです。初心者向けのテキーラとも言えます。
カクテルレシピも有り、カクテルを飲んだ感想も書きました。
クエルボ エスペシャル シルバーの特徴
瓶のデザインは、青と銀がメインに使われています。中央には、丸いドアのようなシールの貼られており、クエルボ エスペシャルと書かれています。シルバーの文字はどこでしょうか?瓶が銀色を表現しているのかもしれません。
下部の青いシールに書かれている。BLUE AGAVEは、テキーラの原料であるアガベの種類だと思われます。
後を見ても、アルコール分は40%と書かれているのを見つけることができます。しかし、原材料は書いていませんね。ふとっちょの貴族がコチラを見てるだけですね。
公式サイトをのぞきましたが、謎のままです。
謎は謎のまま置いておき、テキーラブンブンして謎ごと飲みこんでやりましょうぜ。さっそく試飲してみます。
ストレートで飲んだ感想
さらりとした粘度で、グラスにへばりつかない。顔をグラスにちかづけると、お酢を熟成させた甘味のある黒酢にちかいような香りがツーンとくる。眼と鼻にツンツンと酸っぱい香りがくる。慣れていないうちは、この酸味に閉口させられるだろう。
グラスをまわしたり、右鼻の穴で香りを嗅いだり、左鼻の穴で香りを嗅いでいると、あるとき、ふと、酸っぱい香りから、爽やかな柑橘類の香りや、赤い花が、ボワッと咲いたような香りに変化してくる。
飲んでみると、舌をチクリとする刺激があり、清潔で清涼、透明な液体はさらりと流れていく。後味に苦味がのこる。たとえるならば、アロエの外側をなめたときのような苦味。その苦味は一瞬だけ顔をだすが、すぐに消える。
苦味があり、爽やかで飲みやすいテキーラ。ただ、若いテキーラなのだろう。後味に果実や花のような香りや風味は広がらない。
ノドをさらりと流れ、すこしの苦味、清涼さ、すこしの酸味がある飲みやすいテキーラ、それがクエルボ エスペシャル シルバー。
ショットで飲んだ感想
クエルボ エスペシャル シルバーをショットグラスに注ぎいれる。カットしたライムと岩塩を用意する。クエルボ エスペシャル シルバーは冷凍庫にいれておくのが好ましい。
塩をなめ、ライムをかじる、テキーラをぐいっと飲む。あなたの飲む順番は?
岩塩をなめ、梅干しを口にいれたようなショッパサ。表面が溶け少しミネラルが溶けだす、ライムをかじり、チュッと一気に口にいれ飲む。ほっぺから汗がでるほどのスッパサ。あおらグイッとショットグラスをかたむけクエルボ エスペシャル シルバーを胃に流しこむ。ショッパサとスッパサのうえを流れていくクエルボ エスペシャル シルバー。
アルコールの濃さはあるものの、塩のショッパサとライムのスッパサのおかげで、クエルボ エスペシャル シルバーの酢のような酸味がなくなり、清涼な苦味だけを抽出した飲みやすいショットになっている。
炭酸割り
たっぷりの氷をグラスにいれ、クエルボ エスペシャル シルバーを注ぎいれる。グラスにうっすらと霜がおりるまで、バースプーンで氷を撹拌する。
炭酸水をソッと注ぎいれ、バースプーンを使い、氷の一番下をちょいちょいと2~3度持ち上げる。
炭酸水と混ぜることで、お酢のような香りから酸味が減っている、すこしだけ、ひめやかな白い花の黄色いメシベのような香りがしている。
飲んでみると、ほとんど香りは感じられない。パチパチと爆ぜる炭酸水の泡が、いつもより激しく感じられ爽快である。飲み終わると、ストレートで飲んだときに感じたアロエの葉を舐めたような苦味が、口の汚れを洗いながしてくれる。
クエルボ エスペシャル シルバーの炭酸水割りは、ほとんどの料理に合わせられると思う。繊細な味付けの料理はのぞくが。白身魚の刺身などはNG、マグロやカツオのタタキはいけるかもしれない。
Amazonレビュー
クエルボのテキーラはトラディショナル以上が100%アガベらしく、これは混ぜ物らしいです。サウザブルーやクエルボ1800シルバーと比べると独特の渋みがあり、個人的にはトウモロコシか何かの酒が混ざってるんじゃないかと思っています。
この生臭さレベル(?)なら私にも合います。どうやら私にはホセ・クエルボ社の銘柄が合っているようです。
黄色いエスペシャル(レポサード)より甘さ控えめで、アガヴェの香りがより強い品です。
トラディショナル・シルバーを知った上では見劣りしますが、少し安いのは魅力です。
引用元:Amazon
クエルボ エスペシャル シルバーを使ったカクテル
- シクラメン
- テキーラサンライズ
- テキーラマンハッタン
- マタドール
- マルガリータ
シクラメン
- テキーラ:30ml
- ホワイトキュラソー:10ml
- オレンジジュース:10ml
- レモンジュース:10ml
- グレナデンシロップ:小さじ1ほど
グレナデンシロップの材料を氷をいれたシェイカーにいれシェイク。
カクテルグラスに注ぎいれる。グレナデンシロップをゆっくりと底に沈める。比重が重いので待っていると、赤い花が落ちるように静かに沈む。落ちた花が、ふたたびカクテルグラスの中に咲く。
フルーティーで飲みやすいカクテルなのだが、グレナデンシロップを沈めたカクテルの飲み方の正解が分からない。一気に飲むのか、甘くなる味の変化を愉しむのがよいのかどっちだろうか。どっちだと思いますか。
テキーラサンライズ
- テキーラ:40ml
- オレンジジュース:90ml
- グレナデンシロップ:小さじ2ほど
- チェリー:1個
グレナデンシロップとチェリー以外の材料をグラスにいれる。氷をいれバースプーンで撹拌し冷やす。グレナデンシロップを注ぎいれる。
クエルボ エスペシャル シルバーの苦味と酸味が、フルーツジュースの香りの余計な甘さを削りとってくれる。すこし甘すぎたり、ペチャとした平面な風味を削ってくれる。果物の芯といった純粋な風味を味わうことができる。
フルーツジュースにクエルボ エスペシャル シルバーをいれると、だいたいのフルーツジュースはおいしくなりますゾ。
テキーラマンハッタン
- テキーラ:40ml
- スイートベルモット:15ml
- アンゴスチュラビターズ:一振り
- チェリー:1個
ステアグラスにチェリー以外の材料をいれ、氷をいれ撹拌する。わたし流の作り方は、アンゴスチュラビターズは混ぜずに、最後にポチョリとたらす方法で作るのを好む。チェリーを沈める。
ツンとしたクレオパトラのような鼻を天に向けている、冷涼な貴婦人の横顔が見える。高級で滑らかなシルクをまとい、甘さは控えめであり、動作は楚々として滑らか。スイートベルモットの甘い香りが一瞬揺れる。甘さに揺らされたことで苦味と酸味がくっきりと顔だす。
しかし、冷涼な貴婦人は、はにかんだ微笑を浮かべている。
マタドール
- テキーラ:40ml
- パイナップルジュース:45ml
- ライムジュース:15ml
すべての材料をシェカーにいれ、氷と一緒にシェイクする。氷をいれたロックグラスに注ぎいれる。
闘牛士が闘牛に刺す、最後の一撃。そのような苦味がチクリとある。その苦味のおかげか、パイナップルジュースのお汁がほとばしっている。そのまま飲むよりも、ワッと口のなかでジューシーさがフェスティバル。
スイカに塩、ゼンザイに塩こんぶ、パイナップルジュースにテキーラ。
マタドールのレシピとして、パイナップルジュースを倍量いれて作るレシピもある。こちらはクリーミーになり、まるでホワイトビールといった風味になる。軽いレシピなどで万人うけするレシピ。
『まどろみバーメイド』11巻にて紹介されていた。
マルガリータ
- テキーラ:30ml
- ホワイトキュラソー:15ml
- レモンジュース:15ml
- 塩:適量
塩以外の材料をシェイカーにいれ、氷と一緒にシェイク。カクテルグラスの縁にレモンジュースをぬる。そして、うまいこと塩をつけておく。
カツンと塩があたり、唇の水分を奪う。ホワイトキュラソーの大輪の薔薇のような凛とした静謐な甘い香り。ゆらゆらとレモン果汁のすっぱさが漂い。テキーラの酸味がゆっくりとやってくる。そして、テキーラの酸味は、乙女がアダルトな女性になるように妖艶な甘さに変化していく。
フルーツジュースを使わないテキーラカクテルの原点にして完成形ともいえるマルガリータ。
ホワイトキュラソーをブルーキュラソーにかえると、ブルーマルガリータになる。
これは使っているリキュールの差もあるだろうが、すこし艶やかさにブルーはかける。だがしかし、アカプルコなどで飲むなら、ブルーマルガリータのほうがミートするだろう。燦燦と照る太陽、群青の海、白く砕ける波浪、そして、眼のまえにブルーマルガリータ。
クエルボ エスペシャル シルバーを飲んだ感想【まとめ】
クエルボ エスペシャル シルバーは、熟成したお酢のような香りと酸味。アロエの葉を舐めたような苦味があるテキーラでした。なれるまでは、酸味はきついと思います。酸味になれることができれば、クエルボ エスペシャル シルバーのおいしさが分かってくると思います。
苦味があることで、透明で清潔な口当たりで飲みやすいです。ただ、飲みやすいだけあって飲んだあとに、香りや風味が広がることはありません。
クエルボ エスペシャル シルバーとフルーツジュースのカクテルのお味は絶品です。フルーツジュースの余計な部分を削り、フルーツの一番おいしい部分を愉しめる、そんなカクテルに仕上げてくれます。
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