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クエルボ エスペシャルを色々な飲み方をした【レビュー記事】華やかなドクロが目印のテキーラ 華やかなドクロのように香りは華やかだった【 コスコトで購入 】

お酒レビュー

この記事は、クエルボ エスペシャルを色々な飲み方をして、飲んだ感想を書いています。

華やかなドクロが目印のテキーラ。メキシコの行事『死者の日』のガイコツのようにペイティングされています。

クエルボ エスペシャルの香りは、テキーラのつんとした酸味が熟成されたことで、まろやかになり爛熟した香り。色が黄金色になるほど熟成されたクエルボ エスペシャルは、トゲトゲしさや荒々しさは控えめで、フラメンコダンサーの腰のようにしなやかな飲み口。飲み終わったあと、南国の花のような華やかな香りが、メキシコダンサーの赤いスカートのようにひろがる。

記事で紹介しているクエルボ エスペシャルは、コストコで購入しました。市販されているクエルボ エスペシャルとは違うかもしれません。

クエルボ エスペシャルの特徴

クエルボ エスペシャルの瓶。目を引くのは、メキシコの行事『死者の日』で飾られるようなガイコツ。小さいキラキラとした折り紙をペタペタと貼りつけたようにも見えます。『死者の日』はユネスコ無形文化遺産にも認定されました。飾られている花は、マリーゴールドでしょうか。『死者の日』当日はメキシコ全土がマリーゴールドの香りに包まれるそうです。

クエルボ エスペシャルの瓶を飾っておくだけで、家のなかが『死者の日』のように飾られ楽しくなってくるような瓶。

瓶のうえ、ドクロに比べるとシンプルにぽつんと1795という数字。蒸留所が操業されたのは、1812年だそうです。1795の数字はなんなんだろうか、メキシコにかつてあったマヤ文明のように謎ではなかった1795年は創業された年だった。200年以上の歴史があるテキーラ蒸留所。

品名や品名、原産国は書かれていますが、原材料は?となりました。

英語で「ブルーアガヴェ」(正式名/アガヴェ・アスール・テキラーナ・ウェーバー)という、竜舌蘭(リュウゼツラン)の一種が主原料。硬く鋭い葉の根元にある、長い年月をかけて育った大きな球茎を掘り起こして使います。収穫された球茎は、ひとつ約30kgから大きなものでは100kg近いものもあり、見た目がパイナップルに似ていることからスペイン語で「ピニャ」と呼ばれます。

引用元:アサヒビール

テキーラの原材料はサボテンではなく、アガヴェ。これが原材料だと思われます。

アルコール分は40%。一般的なテキーラと同じです。

黒いラベルに白文字で、何か書かれています。英語ではありませんね、おそらくスペイン語ですかね。

太古の昔、マヤ人とその宇宙論は、この人生と次の人生を1つとして理解しました。自然と神性、動物と人間のように、互いになくてはならない2つの絡み合った道。
ホセ・クエルボ・エスペシャルとのこのコラボレーションでは、この物語のインスピレーションを探してください。互いに対照的でありながら常にアロマニアに住んでいるさまざまな要素を統合しています。

スペイン語で訳してみると、このような感じでしょうか。マヤ文明からインスピレーションをもらったテキーラ、それがクエルボ エスペシャル。

両サイドにもアルファベットが書かれています。瓶を手でもつと、このアルファベットが指にグリップし、グラスにとても注ぎやすいのです。

さっそくフタをあけてクエルボ エスペシャルを飲んでみましょう。

ストレートで飲んだ感想

クエルボ エスペシャルをグラスに注いで見てみると、酒黄色か淡黄色といった黄色を淡くしたような色。熟成されていない透明なテキーラに比べると色はしっかりとでている。

香りを確認すると、テキーラ特有のツンツンした独特の香りは少しはある。しかし、ゆるやかで尖っていない酸味、それに熟成されたことで花のような優雅で甘い香りがしている。

クエルボ エスペシャルを口に含んでみる、熟成されたお酒の優雅で急がないトロりとした口当たり。ほんのりとした雑味のない旨味と、嫌味のない甘味が舌にのり、チクりとしたスッぱさが舌を刺激してくれる、飲み終わると、イグニッションが車に点火するように胃にポッと火がともるような熱さを感じた。

テキーラを熟成させることで、お酢のような酸味が、もろみ酢のようなマイルドな酸味になりツンツンしていない。テキーラのあの酸味が苦手な人にオススメだ。もちろんテキーラ好きにもオススメできるクエルボ エスペシャル。

ショットで飲んだ感想

ショットグラスにクエルボ エスペシャルをそそぐ。なるべくおいしいクエルボ エスペシャルをこぼさないように慎重にそそぐ。ここでサイドのアルファベットがよい仕事をしてくれる。

ライムと岩塩を用意する。本場ではアリのオシッコを用意するという話を読んだ気がするが、ホントカネ。

3種類をどの順番で飲むのが正解を知らない。塩を舐め、ライムをかじり、テキーラをくっと飲む。

塩の暴力的な粒とミネラルのある塩辛さ、ライムの鮮烈でほのかな苦味、そこにクエルボ エスペシャルを飲むと、消えた。味が消えた。花びらが散ったような微かな甘味と風味だけが残った。

危ないぐらいデンジャーに飲みやすい。

ロックで飲んだ感想

大きい氷をグラスにいれ、クエルボ エスペシャルをそそぐ。すこし色は薄くなったか。香りを確認してみるも、ストレートとほとんど一緒。

氷で冷やされることで、つるりとゆるんだ飲み口になっている。飲んでみると、スッキリした甘さを感じ、そのあとにサボテンの産毛のような酸味がチクりとする。

飲み終わると、風に飛ばされたような花の香りが鼻から抜けていく。ゆっくりとクエルボ エスペシャルを楽しめる。氷がすこし溶けることで、フワッと軽くなってくる。ストレートやショットで飲めない人はロックを試すとよき。

クエルボ エスペシャルでカクテルを作り飲んだ感想

  • コンチータ
  • ソルティブル
  • チャロネロ
  • テキーラサンライズ
  • テキーラマンハッタン
  • マタドール
  • マルガリータ
  • メキシカン

コンチータ

  • テキーラ:30ml
  • グレープフルーツジュース:20ml
  • レモンジュース:10ml

テキーラとグレープフルーツジュース、レモンジュースという柑橘類2種類を混ぜて作るコンチータ。

爽やかな酸っぱさ、2種類の果汁の酸味と、クエルボ エスペシャルの酸味が混ざりあい新しい酸味を生み出している。スーッと冷えるような酸味のなかに、クエルボ エスペシャルの甘味と旨味、酸味が悠遊と泳いでいる。

クエルボ エスペシャルと果汁系とあわせることで、酸味はまろやかになり、甘味と旨味の輪郭がくっきりとする。

ソルティブル

  • テキーラ:45ml
  • グレープフルーツジュース:適量
  • 塩:適量

ライムなどでグラスのフチをしめらせ、塩をつけるのが少しメンドくさいレシピ。

ただ写真を見ているだけで、つばがダラダラと湧き出てくる。塩に唇をあてると一瞬で水分を抜かれる。クイッと飲むと、グレープフルーツジュースの酸味と甘味がノドに染み込んでいく。クエルボ エスペシャルの香りの余韻が口の中に残る。

ショットのように非常に飲みやすいカクテルだ。ショットを飲むのは苦手だという人にオススメだ。

チャロネロ

  • テキーラ:45ml
  • レモンジュース:一振り
  • コーラ:適量

濁っている色をしている、まったくおいしそうに見えないチャロネロ。

飲んでみると、あっこれ、おいしい辛口のコーラだ。テキーラの旨味と酸味たっぷりたゆたゆ、コーラの安定のあの味と炭酸の泡、それをレモンの酸味がひきしめている。

いつも飲むコーラより旨味があり、さっぱりしており、辛口のコーラとなっている。

テキーラサンライズ

  • テキーラ:45ml
  • オレンジジュース:90ml
  • グレナデンシロップ:バースプーン2杯
  • チェリー:1個
  • スライスオレンジ:1個(記事では使わず)

グレナデンシロップと色わけをきっちりできずサンライズできていない、テキーラサンライズ。スライスオレンジもこの一杯のために用意するのメンドくさい。Barの人達は準備万端で、すごい技術があるのだなと思わされた一杯。

オレンジののっぺりした甘味、さらに追い打ちをかけるグレナデンシロップのとろけるような甘味、ペチャッと甘いのかと言われるとNOだ。クエルボ エスペシャルの酸味が甘くなりそうな一杯を絶妙な甘さにとどめてくれている、甘味の三面体。甘さの螺旋階段をどこまでも駆けあがっていくような感覚を覚えた。

甘めのカクテルが好きで、テキーラをはじめて飲む人にオススメ。一緒にサンライズしようぜ。

テキーラマンハッタン

  • テキーラ:45ml
  • スイートベルモット:15ml
  • アンゴスチュラビターズ:2ふり
  • チェリー:1個

カクテルの女王マンハッタンのテキーラ版。

香りはスイートベルモットそのもの。ちょっとだけあるかないかなの酸っぱい香り。

ひとくち飲んでみると、濃い、ねっちょりと味が濃い。すこし飲み慣れてくると濃い味のなかに酸味を感じ甘酸っぱくなってくる。

テキーラ感はあまりないが、ふくよかな女性のようなどっぷりとした旨味と甘味のあるカクテル。静かな夜にじっくり飲んでみたいカクテル。

マタドール

  • テキーラ:45ml
  • パイナップルジュース:適量
  • ライム:1/2個

闘牛士のマタドールと同じ名前のカクテル。

パイナップルの南国感あふれる香りが、クエルボ エスペシャルと混ぜることでパイナップル手りゅう弾のように爆発している。そこにライムのピッとした苦味ばしった酸味の香り。

テキーラは赤布か、パイナップルのあの甘味と酸味が暴れ牛のように暴走。それを少し抑える闘牛士の役をライムがしている。

甘く飲みやすいシンプルなカクテル。

マルガリータ

  • テキーラ:30ml
  • ホワイトキュラソー:15ml
  • レモンジュース:15ml
  • 塩:適量

塩をグラスのフチにつけ、レモンとクエルボ エスペシャルの中間ぐらいの色のマルガリータ。ピザのほうもマルガリータでややこしいよね。

カチッと塩があたり、なめらかなでスルりと優しい口あたり。ホワイトキュラソーの香りが口のなかで膨らむ。ホワイトキュラソーの甘さが、クエルボ エスペシャルの味をひきたてくれている。

スッキリと飲みやすいカクテル。カクテルに使うホワイトキュラソーの違いによって、マルガリータの味は変わってくる。

メキシカン

  • テキーラ:40ml
  • パイナップルジュース:20ml
  • グレナデンシロップ:バースプーン2杯

クエルボ エスペシャルの熟成された香り、その香りの下にパイナップルの香りとグレナデンシロップの甘さ。

ひとくち含んでみると、半分は優しさで作られてそうな、優しい味。クエルボ エスペシャルの旨味が前面にでているが、パイナップルとグレナデンシロップに包まれ、クエルボ エスペシャルの旨味と香りはまろみをおびている。

クエルボ エスペシャルの味をまろやかにしてくれるカクテル。

マタドールと一緒でパイナップルジュースを使っているが、材料をひとつ変えるだけで味の差がすごくでた。

クエルボ エスペシャルを飲んだ感想【 まとめ 】

クエルボ エスペシャルは派手なドクロのデザインが特徴の瓶。

テキーラのつんとした酸味がまろやかになり、熟成された色は酒黄色。サボテンの針が抜けたようにトゲトゲしていない、まろやかな味のクエルボ エスペシャル。口当たりも優しく飲みやすいテキーラ。

カクテルにするときは、果汁系との相性がよく色々なカクテルの材料に使えます。クエルボ エスペシャルを使うことで、あなたが作ったカクテルの味はワンランク上がるかもしれません。お値段もお手頃なのでカクテルにどんどん使えるのも魅力です。

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