この記事は、豊永蔵 スパイス焼酎 カルダモンを飲んだ感想を書いています。
スパイスの女王とよばれるカルダモンの爽やかな香りと風味を全身でかんじられる焼酎です。
カルダモンの香りと風味がおそろしく強い焼酎です。カルダモンが苦手なひとは、きっと飲めない。
それほどに濃密なカルダモンの香りと風味がとじこめられています。
焼酎というよりは、カルダモンリキュールだと思いました。
カクテルの材料にもぴったりです。
やすい焼酎にあるようなアルコール臭とは無縁です。
アルコール分は25度。
豊永蔵 スパイス焼酎 カルダモンを飲んだ感想
ストレート
乾燥させたカルダモンを鼻のまえにおかれたような香りが充満しています。
グラスのうえにカルダモンが浮いているのではないだろうか、と考えるほどにカルダモンの香りと風味が部屋のすみまでひろがりました。
水のような粘度です。グラスをまわすたびに、カルダモンの香りが勢いよくひろがります。
刺すように爽快なカルダモンの香りが液体となり口中にしのびこんできます。
口中の温度にねっせられた瞬間に、カルダモンの香りが爆発四散します。ドンッと音をたてて香りがふくらみました。
ストレートで飲むには、強烈すぎるほどの香りと風味です。
爽やかをとおりこしてド苦い。苦い味になれてくると、風ひとつない水面のように爽やかな口中になります。
カルダモンの刺激的ともいえる風味は、口中にある雑菌をジェノサイドします。口中が清潔になるだけでなく、とても静かになります。
カルダモンの香りに隠れきっている焼酎の風味は無色透明。バックボーンにかけるアルコールだと思いました。
ただ、カルダモンのインパクトとくらべると、どのようなアルコールも弱いと感じてしまうとも思いました。
カルダモンの焼酎を飲んでいると、オシッコまでもがカルダモンの香りになります。
まさにカルダモンの香りが口から穴までひろがる、そのような焼酎です。
ロック
おおきい氷で冷やすと、鮮烈ともいえるカルダモンの香りと風味は楚々とひかえめなものになります。
紙飛行機をとばすように、さらりと飲めます。
そして、ストレートとはちがい、2呼吸ほどおいたあとにカルダモンの香りと風味が口中にひろがります。
解凍されたカルダモンの香りと風味は、ストレートと遜色ありません。
冷たくなり飲みやすくなるだけでした。
炭酸水割り
炭酸水で割るとカルダモンの香りと風味はうすまります。
それでも、しっかりと清涼な香りとほどよい苦味を堪能できます。
カルダモンの種子を3粒ほど浮かべたような香り。炭酸の泡がはじけるたびに爽やかな風味がひろがります。
こってりとした料理。中華料理やピザなどオイリーな料理との相性は滅法界よいドリンクです。
口中の油の膜があらいながされます。
ただし、繊細な味わいの料理とあわせると。
Amazonレビュー
まったく甘みがなくて、カルダモン直球。ソーダ割もロックも夏の暑気払いにぴったり。自分でカルダモン買ってきて、ウオッカに漬け込んでみたこともあるけど、やぱりプロにはかなわない。
しかしいざソーダ割りで飲んでみると、どうしてもカルダモンの強烈な風味が口に残ってしまい、「これはちょっと」と思いました。
ただ、トニックウォーターで割ってみたら例のカルダモンの強烈さが和らぎ飲みやすくなりました。とにかくカルダモンの香りが良い。
引用元:Amazon
ただ口に含むと、独特の味。
人によっては、少し薬品の様に感じるかも。
カクテル
ビールわり
カルダモンをたらすだけで、ビールがクラフトされた味わいに転化します。
たっぷりのホップをいれたような苦味。そして、カルダモンの香りと風味を感じられるビールになります。
ちょいとお高いクラフトビールのよう味わいを堪能できます、カルダモン焼酎があれば。
コーラわり
ひじょうに爽やかなコークを堪能できます、カルダモンをたらすと。
若々しく力強い薬草の香り。ピンッと張りつめた辛口なコーラになります。
カルダモンをはじめからいれていた、そのように感じられるコーラわりです。
スピリッツ
カルダモン焼酎とスピリッツを混ぜるとアルコール度のたかい濃いコクのカクテルになります。
とくにカルダモンとジンの相性がよいです。
お手頃価格のジンの香りが、ぐっと濃くなります。
ジンとカルダモンのフレーバーがまざりあい忘れがたい爽快な香りになります。
オレンジジュース
オレンジジュースのぺちゃりとした甘さがとぎすまされています。
雑味をけずりとったオレンジの甘味。オレンジのいやらしくないコクを堪能できます。
飲みおわったあとには、カルダモンの香りが浮きあがります。
甘さひかえめ、飲みおわりにカルダモンの香りをしっかりと感じられるオレンジジュース。
パイナップルジュース
きわだった果実の香り。熟しきったパイナップルの芳香。
飲むといがいとこざっぱりとしています。
パイナップルの甘さはひかえめ、パイナップルがもつ酸味を感じられます。カルダモンの香りと風味はひかえめです。
カルダモンは、パイナップルの隠し味になっています。
パイナップルはカルダモンよりも強し。
豊永蔵 スパイス焼酎 カルダモンを飲んだ感想【 まとめ 】
乾燥させたカルダモンそのものの香りと風味が、焼酎に溶けこんでいます。
焼酎というよりは、ホワイトリカーなどクセのないアルコールにカルダモンを漬けこんだようなリキュールです。
カルダモンが苦手なひとは飲めない、それほどに芳烈なカルダモンの香りと風味をかんじられます。
すっきりと清冽なカルダモンの香りが好きなひとはうっとりとさせられるでしょう。
炭酸水でわると味の濃い料理との相性のよい爽快な食中酒をつくれます。
カクテルの材料としても利用可能です。カルダモンの香りと風味をお手軽にグラスにくわえられます。
カルダモンの香りと風味をかんじられる無二のお酒の価格はリーズナブルでした。
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