この記事は、コストコで売っている国産豚肉肩ロースを食べた感想を書いている記事です。
また国産豚肉肩ロースを使ったレシピも紹介しています。ネットにつつまれているので、チャーシューやベーコンに加工しやすいです。
もちろん、そのまま焼いたり、煮たりするだけでも、豚肉の肩ロースはおいしいです。
国産豚肉肩ロースの特徴
国産豚肉肩ロースのおすすめポイント。100gあたり158円(税込)購入時。国産の豚肉、さらに肩ロース、このお値段で買えることは少ないでしょう。
つぎの特徴としては、肩ロースがネットに包まれていること。きっちりと成形しているので、煮たり、燻したりするだけで、かっちょいい形のチャーシューやベーコンを作ることができるんです。
値段は安く、ネットでくるまれ成形されており、良いこと尽くめです。しかし、1パック1.5~2kgと大容量。大容量の冷蔵庫・冷凍庫がある人や、シェアできる人は豚肉肩ロースをダメにすることはないでしょう。
しかし、1家族で冷蔵庫・冷凍庫がせまい人は、豚肉肩ロースを買うことをためらってしまいませんか。この記事を書いた私も冷蔵庫・冷凍庫の容量がすくなく、ヒトリボッチ。豚肉肩ロース、買うことをためらっていました。
国産豚肉肩ロースは、焼いたり煮たりするだけでも、旨みたっぷりのおいしい豚肉肩ロースです。それでいてクドくなく、たくさん食べても胃もたれしませんでした。
さらに、チャーシューやハムにすることで、ダメにすることなく、1人で食べきることができたのです。
国産豚肉肩ロースの味
そのまま焼いたり、煮たりするときには、ネットが邪魔になります。ひょっいとひっぱればネットは、簡単にはずせます。
豚肉肩ロースにくいこんでいたネットのあとが残るでしょう。豚の脂が片方にかたよっていますね。脂好きな人は脂をたっぷり食べることもでき、脂をあまり食べたくない人は、脂をさけることが可能。
切った感触としては、やや硬いので切るときは注意してください。細く切るのはむずかしいですね。しっとりとした肉質、きれいな赤ピンク色。中央にふとめの白い脂?筋?があります。食べたときには、チッとも気になりませんね。口のなかで、いつまでもグチャグチャと残ることはありませんでした。
国産豚肉肩ロースはブロックのまま販売されています。あなたご好みの厚さに切ることができるのです。ブロックの範囲内であれば、いくらでもブ厚い豚肉を食べることができます。
焼く
塩をかるくふって、焼きます。
かるく豚の脂が染みでて、すこし肉はちぢまります。豚の肉と脂が焼け、パチパチとはじけるたびに、ふわりと甘い香りが。
豚肉を焼いたときのフライパン。脂がのこっていますよね。脂を最後の一滴までつかいきるエコ精神。野菜炒めを作ります。
ラードほど濃くはありません。しかし、野菜炒めには、豚肉の息吹をしっかりと感じることができるでしょう。
上の部分の脂はサックリとした感触。すこし口がテラリとします。下の部分は、ミチッとした肉感。トロけるほど柔らかくはなく、しっかりとしています。ナイフで切るか、歯とアゴ、首をつかい、噛みきりましょう。肉を噛んでいると、はんなりとした甘さのおツユが染みでてきます。200gほどペロリと食べても、胃もたれをすることはありませんでした。
しょうが焼き
ニンニクとショウガ、日本酒に豚肉肩ロースを半日ほど漬けこみ、フライパンで焼きます。
ショウガとニンニクの焦げた香りが、豚肉の旨みと甘さとベストマッチ、最高にミートしていますね。
漬けこまれた豚肉は、柔らかくなり、そのまま焼くよりもおツユが潤沢でジューシー。ショウガのピリッと感、ニンニクの芳香。
キンキンに冷えたビールでもよし、ほかほかの湯気をたてているお米のうえにのせるもよし、でございまする。
とんかつ
衣をつけて、パン粉をつけ、180℃の油でジュン。
熱々のトンカツ。油で揚げているというのに、カリッとした衣の下の豚肉肩ロースは、凛としてあっさり。パリッとした衣と豚肉を一緒に食べると、パリッ、サクッ、ジュワー。豚肉肩ロースを買ったときは、ビールかお米も用意しておいたほうがいいかもしれませんね。
とんかつが余ったときは、カツ丼。
衣が柔らかくなり、豚の脂が出汁と卵に染みでて混然一体となった汁。その汁をたっぷりと吸いこんだ白米。そこに海苔の芳ばしい香りをひとつまみ。
豚肉肩ロースチャーシュー
針のように細くとがっているもので、豚肉肩ロースをさし、調味料が染みこみやすいようにします。めんどくさいかたは、調理工程を飛ばすか、ネットをはずし、フォークなどで刺してください。
豚肉肩ロースビニール袋にいれます。すったニンニクとショウガも。
ここでお好みの香辛料を追加します。チョウジとハッカクをいれ中華感を演出。
紹興酒を200cc。なければ日本酒で。醤油も200ccもビニール袋にいれます。
ビニール袋のなかの空気をなるだけ抜き、しっかりとビニール袋を結びましょう。ビニール袋の上から、3分ほどモミモミ。
お湯を沸かし、ビニール袋にいれた豚肉肩ロースを沈めます。鍋を火にかけず、保温鍋でゆっくりと豚肉を2~3時間ゆでました。ゆっくりと火をいれることで、豚肉肩ロースの肉質が硬くなりません。
保温鍋がないかたは、ごくごく弱火で煮ましょう。
二時間後、まるでお店でだされるような形をしたチャーシューができます。きれいな形のチャーシューを作るには、ネットで形を整えること大事。
食べるまえに、ガスバーナーで炙ってやれば焼豚になり、醤油と豚肉の焦げた香り。その香りだけで、白米を食べることができそうです。
あとはラーメンやチャーハンなどに、たっぷりとチャーシューを使いましょう。チャーシューは冷凍保存することも可能です。1カ月をメドに食べきるようにしてくださいね。
チャーシュー・焼豚の作り方はコチラの記事でくわしく書いています。
豚肉肩ロースベーコン
燻製に必要なもの
- スモークウッド
- 段ボール
- 段ボールより長い棒
- 金網
- 耐熱容器
- スモークウッドに火をつける道具
- 干しネット
ハム調理工程
50gの塩、25gの砂糖、お好みの香辛料をフライパンにいれ、水500ccをいれます。中火にかけ、塩と砂糖がとけるまで煮ましょう。とけたあとは、常温になるまで冷やします。
ビニール袋に豚肉肩ロースと塩と砂糖をとかした水をいれ、ビニール袋をしっかりとしめましょう。ビニール袋を冷蔵庫にいれ1週間ほど豚肉肩ロースを漬けこみます。
1週間ほど漬けこんだ豚肉肩ロースをビニール袋からだし、香辛料などを洗いながしましょう。
このまま燻製にすると、塩辛すぎるので、塩抜きをする必要があるのです。
おおきめの容器に水をいれ、豚肉肩ロースを漬け、塩を抜きます。1時間に1回ほど水をとりかえ、6時間ほど塩を抜きをしましょう。
豚肉肩ロースのはしっこを切り、フライパンで焼き味見をします。塩味がうすいなと感じるようであれば、塩抜き終了です。塩辛いときは、塩抜きを続けましょう。
塩抜きの終わった豚肉肩ロースの表面の水をキッチンペーパーでふきとります。
表面が濡れた状態では、燻煙の香りがつかず、茶色の燻製色にしあがりません。そこで干しネットに豚肉肩ロースをいれ、表面を乾燥させます。
- 段ボールを用意する
- 段ボールの上部に棒をさし通す
- 棒にネットをひっかけ豚肉肩ロースを吊るす(S字フックを2個使うと安定する)
- 耐熱容器を段ボール下部におく
- スモークウッドに火をつけ、耐熱容器におく
- 段ボールのフタをしめると燻製開始
- スモークウッドから燻煙がでなくなれば、段ボールのフタをあける
- スモークウッドをきっちり消火する
スモークウッドには、ガスバーナーで火をつけました。ヤケドや火事に気をつける必要はあります。しかし、いちばん楽にスモークウッドに火をつける方法です。
スモークウッドから煙がでているのを確認し、耐熱容器のうえに置きましょう。段ボールのフタをしめれば燻製開始です。おおよそ写真の長さのスモークウッドで2~4時間ほど燻製できます。途中で火が消えていないか確かめましょう。
段ボールから燻煙がでなくなれば、段ボールのフタをあけ、豚肉肩ロースをとりだします。
消えたように見えるスモークウッドでも、内部に火をもっている時がありました。火事にならないように、スモークウッドが熱を発していないか確認しましょう。
燻製が終わったばかりの食材は苦く、渋く、しょっぱいです。そこで干しネットなどにいれ、風にあててあげることで、燻製のよい香りになります。
形の整ったお歳暮でもらうようなハムができました。
あとはネットをはがしつつ、切って、焼いて食べるだけです。
ハムごろごろ生パスタ。
細く切ると、ベーコンとの差がわかりませんね。
【 コストコ 】国産豚肉肩ロース(ネット)かたまりを食べた感想【 まとめ 】
コストコの豚肉肩ロース(ネット)は肩ロースとしては安いです。そして、しっかりとおいしい豚肉でした。ブロックなので、お好みの厚さの豚肉を堪能することができます。
1パック1.5~2kgほどの容量です。量が多すぎて食べきれるか心配でした。豚肉はくどくなく、胃もたれしません。
食べきれないと思った分は、チャーシューやハムなどの加工品にして食べきりました。チャーシューやハムは冷凍保存も可能です。ネットに包まれているので、形のかっこういいチャーシューやハムになりました。
買って、料理し、豚肉をたっぷり堪能し、満足した国産豚肉肩ロース。
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