お家で作るビリヤニの簡単レシピを書いています。
ビリヤニはインドの料理です。あまり聞いたこともない料理なので、作るのはむずかしのではと、お考えでしょう。しかし、ビリヤニを作るのはカレーを作るよりも簡単かもしれません。
色々な調味料や香辛料を使っています。ですが、お家に香辛料がなければいれる必要はありません。カレー粉があれば十分です。
ビリヤニを作る調理工程をかるく説明さしてもらいます。肉をカレー粉に漬けこむ、たっぷりのお湯でお米をゆでる、カレー粉に漬けこんだ肉をお米でサンドする、鍋を10分ほど蒸す。ね、カレーを作るよりも簡単そうでしょう。
ビリヤニを作る鍋は、フタがぴったりとしまる鍋をつかいましょう。湯気とともに香りが逃げず、香り豊かなビリヤニに仕上げることができます。
サーモスのシャトルシェフを使いました。ビリヤニができあがったあと、食べるまで保温することができる鍋です。
ビリヤニに使うお米は、パスマティ米は用意しましょう。パスマティ米は粘り気がなく軽い食感のお米です。パスマティ米と香辛料のエスニックでインドチックな香りと羽がはえたような軽い食感がビリヤニの特徴です。日本米で作るとペチャッとした食感のビリヤニになってしまいます。
ビリヤニの材料(3~4人前)
- ラム肉:400g(鶏肉でも豚肉、牛肉おこのみの肉の部位で代用できる)
- パスマティ米:2合
- ヨーグルト:大さじ2
- カレー粉:大さじ2
- ニンニク:1個、ショウガ:大さじ1
- 塩:小さじ1
- 水:適量
- 香辛料:ローリエ・クローブ・クミン・サフラン・カルダモンシード
- バター:10g
- フライドオニオン:適量
お家に香辛料がなければいれる必要はありません。また、もっと色々な香辛料をお持ちのおかたは香辛料を追加し、さらに香辛料がふくよかに香るビリヤニを作ってください。
フライドオニオンをいれることで、香りとコクがまします。狐色に炒めたオニオンがカレーと相性がよいように、ビリヤニにもオニオンの風味はミートします。フライドオニオンは揚げて作りました。揚げて作るのがメンドくさい人は、市販のフライドオニオンを使ってください。
ビリヤニの調理工程
- お肉をカレー粉とヨーグルトに漬ける
- お米をゆでる
- 漬けこんでいたお肉を焼く
- お米を鍋にひき、米のうえに肉とフライドオニオンをおき、お米でフタをする
- 10分ほど蒸す
- ビリヤニの出来上がり
お肉を漬けこむ時間はかかりますが、料理をする時間じたいは短時間です。
お家で本格インド料理を短時間で作れちゃいます。
ビリヤニの調理風景【 写真あり 】
お肉をカレー粉とヨーグルトに漬ける
お肉をビニール袋にいれ、カレー粉とヨーグルトに漬けこむ。
ニンニクやショウガをすりおろし、カレー粉と混ぜると香りと風味がよくなり、お肉の臭み対策にもなる。
お肉がしっかりとカレー粉とヨーグルトに漬けこみ、ビニール袋のうえからモミモミし、カレー粉とヨーグルトを染みこませる。モミモミするときは、ビニール袋が破れないようにご注意を。お肉ぜんたいが漬からないときはヨーグルトをたす。
お米をゆでる
パスマティ米:2合をザルやボウルにいれ、水に1時間ほど漬けておく。
パスマティ米を漬けておいた水は捨てる。鍋にたっぷりの水をいれ、ボコボコと水を沸騰させる。
水が沸騰してきたら、パスマティ米をいれ、香辛料も一緒にいれる。パスマティ米がくっつかないように軽くまぜる。パスマティ米のゆで時間は、袋に書かれている時間よりも1~2分短くゆでる。すこし米に芯がのこっている状態がベストのゆで加減。
ゆでたパスマティ米をザルにあげる。ここでローリエはとりのぞく。ほかの香辛料をとりのぞくか、一緒に蒸すかはお好みで。カルダモンシードのように種がでかい香辛料はとりくことはできるが、ほかの小さい種の回収はほぼ不可能ではあるが。
漬けこんでいたお肉を焼く
うすいお肉であれば、10分の蒸し時間でなかまで火がとおる。しかし、ブ厚いお肉は、中心にまで火が通らない可能性があるので先に焼いておく。
蒸す作業をする鍋でお肉を焼くと、肉の脂や旨味を再利用することができる。火をつけた鍋にバターをいれ溶けてきたら、お肉の両面を焼く。
中まで火をきっちりいれるため、フタをして10分ほど弱火で蒸す。
お肉を別の皿にとりだしておく。
お米を鍋にひき、米のうえに肉とフライドオニオンをおき、お米でフタをする
パスマティ米の半分をふっくらと蒸す鍋にひく。
ひきつめたパスマティ米のうえに、フライドオニオンをおき、焼いたお肉をのせる。
残りパスマティ米をお肉とフライドオニオンのうえにいれ、米と米でお肉をサンドイッチにする。
10分ほど蒸す
パスマティ米でお肉をサンドした鍋をコンロにおく。
10分ほど弱火にかける。火からおろし10分ほど蒸らす。
ビリヤニの出来上がり
弱火にかけ、10分ほど蒸らした鍋のフタをあける。鍋の下のほうから、パスマティ米とお肉をもちあげるようにかき混ぜる。
お米の色ぜんたいが黄色く混ざれば器にもりつけ、ビリヤニをいただく。
ゆで卵やサラダをトッピングし、ビリヤニをいただく。パラパラとしたお米、インド映画のダンスシーンのように踊っているような香辛料の香り。
お米はひとつひとつ独立しており、空気をまとっているかのようにパラパラ。ひとくち食べると、さまざまな香気の小爆発が連鎖し、鼻に香りがぬけていく。これだけの香辛料をいれた香りに、パスマティ米の香りは負けておらず、香辛料とパスマティ米の香りの競演をたのしめる。
使うお肉により、いろいろな味に変化できるだろう。香辛料の香りがよく、パラパラしている食感、香辛料の香りに食欲が刺激され、いくらでもパクパクと食べることができそうな気持ちになった。
ビリヤニをいれた鍋を机の中央にドンとおき、各自の皿にとりわけてビリヤニを食べていると、ビリヤニからわきたつ香りと湯気のおかげか、まるでインドはマハラジャの宮廷で食事をしているようなような幻想をいだくのである。
ビリヤニを作った感想【 まとめ 】
ビリヤニ、あまり聞いたことのない料理でしょう。
しかし、作るのはとても簡単です。お肉をカレー粉とヨーグルトに漬ける、お米をゆでる、お肉をゆでたお米で挟み、10分ほど蒸す。これだけで本格的なインド料理のビリヤニをお家で作れました。
香辛料は種類をいろいろといれたほうが香りはよくなります。ですが香辛料はなくてもカレー粉さえあればビリヤニは作れます。
ただ、お米はインドのお米パスマティ米を使ったほうがいいでしょう。香辛料の香りに負けない香りと甘味、パラパラとほどける食感のパスマティ米。ビリヤニは、そのパスマティ米を使う前提の料理です。
残ったパスマティ米をどうしようかと心配になるかもしれません。パスマティ米はカレーやピラフ、チャーハンなどに使うと、日本米に負けることのない、いや、日本米に勝るポテンシャルを秘めていますゾ。もっとパスマティ米が安くならないかな、と私なぞは思うのであります。
お家で本格的インド料理ビリヤニ、楽しんでみませんか。
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