この記事は、テレビ版の孤独のグルメに登場した肉松前漬けを再現した記事です。
料理の写真をみて、想像し作りました。
実際の肉松前漬けとは、味わいと食感がまったくちがう可能性があります。
生ハムの塩気とがごめ昆布のぬめり、スルメイカのゆたかな旨味を堪能できる料理です。
さらにうずらの卵をいれると、味わいがさらにふくよかになります。
かんたんに作れる、けどもうまい料理です。
肉松前漬けの材料

- 生ハム
- がごめ昆布
- スルメ
- うずらの卵(お好みで)
- 麺つゆ
- 水
材料はお好みの量をつかってください。
水さえいれすぎなければ失敗しにくいレシピです。
つぎに麵つゆなのですが、カツオ節がつよいものは生ハムと喧嘩するように思いました。
麺つゆのないひとは、日本酒とみりんを熱したものにがごめ昆布をつけるといい感じになります。
写真のようなセットを買うとさらに作るのが楽になります。
肉松前漬けの作り方【写真あり】

作り方といっても、とてもかんたんなものです。
まずがごめ昆布とスルメがつかるほどの水を用意します。
麺つゆですが、たくさんいれると生ハムの塩気と混ざりつよくなりすぎる可能性があります。
まずは、少量の麺つゆをいれましょう。あとから味は足すことはできます。味をうすめるのは困難です。
できるだけ少なめの水をいれ、5分~10分ほど様子を見てください。
お好みの粘度になるまで水をいれてください。

そして、生ハムをいれるわけですが、写真には生ハムが写っていないように見えるんですよね。
ふたとおりの切り方の生ハムを用意しました。
切り方のちがいをいうと、厚いと肉感があります。うすいとがごめ昆布のぬるみに溶けこみます。
あとは冷蔵庫で冷やせばできあがりです。
食べるまえにすこし味見をしてから食べてください。
肉松前漬け実食レビュー

お箸からすべり落ちるほどのぬめり。
ぜんたいが、ぬ~っとのびます。

生ハムのパサパサ感がなくなり、優雅ともいえる口あたりになります。
生ハムをじゅるんとすすれます。そして生ハムを噛むと、ゆっくりと熟成させた生ハムの湿潤にとんだ旨味がひろがります。

つるりとして、ふわりとした口あたり。そして、スルメのがんッとした食感。
海の旨味を乾燥させた絶佳なエキスと、山のうえで乾燥させた生ハムの絶妙な肉のエキスが衝突し、口のなかで新しい天体がうまれます。

さらに栄養にとんだうずらの卵を溶かしいれると、黒い旨味の海に黄色い芳醇な旨味がゆっくりと溶けこんでいきます。
一気に味わいが熟したともいえるほどに、ふくらみます。おっとりとした品があり、それでいて豊満にねっとり、官能ともいえる魅力にあふれかえっている。
うまい。この品をお通しとしてだす店は、う~むできると思わずうなると思います。
肉松前漬けをつくった感想は、水と味つけをひかえめにすれば失敗しにくいレシピだと思いました。
日本食の前菜に、ぴったりの料理です。作るのは簡単、そして感嘆する味わい。

生ハムはたかい。そんなかたは、ふつうのハムでも作れます。ただ、やはり、なんというか、どことなく生ハムのほうが口あたりが円満なんですよね。
ふつうのハムでも十二分においしいのですが、生ハムの味をしってしまうと。
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