精肉店で『牛のしっぽ(テール)』を見つけると、必ず作るスープレシピです。
テールを焼いて、長時間グツグツと煮込むと完成する、スープ界最高峰の一角『牛のテールスープ』
ドッシリした腰の座ったスープの味ですが、くどさを感じない高貴な味のスープ。
『牛のテールスープ』の作り方|レシピを書いていきます。
長時間煮込んでいられないよ。ご安心ください。圧力鍋を使って、短時間でスープを作っています。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
牛テールスープの調理工程
- テールをフライパンで焼く
- テールを煮込む
- テールスープの味をととのえる
牛テールスープの材料(4~5人分)
- 牛テール:500g~700g
- たまねぎ:1/2個
- ニンニク:2個
- しょうが:1かけ
- 水:適量
- 香辛料:お好みの香辛料(ローリエ・クローブ使用)
- スープの味をととのえる調味料:塩やこしょう、パセリ、醤油など
牛テールスープの作り方【写真つき】
野菜を弱火で焼く
フライパンにサラダ油(分量外)をいれ、ざっくり切ったたまねぎ:1/2個、つぶしたニンニク:2個と薄切りにしたしょうが:1かけをフライパンにいれる。
たまねぎが透明になり、にんにくの香りがしてくるまで弱火で炒める
焼くフライパンと煮込む鍋が違うので、弱火で炒めた野菜を圧力鍋に入れておく。焼くフライパンと煮込む鍋が同じかたは、そのまま牛のテールを焼きましょう。
牛テールを焼く
火力を強火にし、フライパンの温度を白い煙があがるほど温度をあげておく。(テフロンのフライパンは温度をあげすぎると、テフロンが悪くなります)
じゅ~じゅ~っと、牛テールの表面を焼き、焦げ目をつけていく。
牛テールのエアーズロック。ほんのり牛の油と肉の香りがしてくる。フライパンの中心で、牛の美味さを叫びたい。
牛テールを煮る
圧力鍋に焼いた牛テールをいれる。牛テールがひたひたに浸かるまで、水をそそぐ。
ローリエ:2枚とクローブ:4個をいれる。
圧力鍋のフタをせず、水を沸騰させ灰汁(アク)をとったのち、圧力鍋のフタをする。
圧力鍋に圧力がかかってから、40分煮込む。
圧力鍋がないかたは弱火でコトコト、水をコツコツ足しながら、ゆっくり牛テールを煮込みましょう。
牛テールスープ作りの参考にした本では、水から仕上げるのに8時間かかったと書かれている。
牛テールスープを仕上げる
40分煮込み、圧力鍋の圧が抜けてから、圧力鍋のフタをあける。
スープを皿にとり、味見をしながら牛テールスープの味をととのえる。
牛の脂をなるべく取りのぞきたい。
1度牛テールスープを冷蔵庫で冷やしすと、脂がかたまり取りのぞきやすい。
洋風牛テールスープ
牛テールスープに、細かくきったタマネギやニンジン、セロリをいれ、野菜が柔らかくなるまで煮る。
塩や胡椒、コンソメの素で味をととのえる。仕上げにパセリをぱらぱらっ。
フルコースにでてきそうなスープが出来る。披露宴で提供されるスープより、30倍おいしい牛テールスープができあがるかも。
和風牛テールスープ
フライパンにゴマ油をいれ、長ネギと生姜を弱火で炒める。長ネギがしんなりしてきたら牛テールスープをくわえる。
醤油や麺つゆで味をととのえる。
寒い日に飲むと、ほっと体の芯から温まる和風牛テールスープ。
牛テール汁うどん
スープもいいけど、炭水化物も食べたいな。
醤油や麺つゆで牛テールスープの味をととの、うどんをいれる。
ねぎや天かす、七味をふりかける。お上品な味のスープがうどんにからみつく。牛テールうどんを食べると、ふつうの肉うどんを食べれなくなるかも。
牛テール醤油煮
スープをとったテールも食べてしまいましょう。
牛テールスープ:100cc、醤油:大さじ2、日本酒:大さじ1をフライパンにいれる。
フライパンに牛テールと青ネギ、唐辛子を弱火で炒める。
煮汁がなくなるまで弱火でゆっくり煮る。
ビールや日本酒にあう絶品のオカズのできあがり。
五香粉をいれると中華風に、トマトジュースを足してやると洋風のオカズにへ~んしん。
牛テールスープを作って食べた感想【まとめ】
牛のテール(しっぽ)をつかったスープレシピを紹介さしてもらいました。
テールを焼いて、煮る。煮たあとにチョチョイと味付けしてやると、スープ界最高峰の一角の『牛テールスープ』が作れます。味付けは、ちょっとずつ味を濃くしてやりましょう。
肉屋さんで牛テールを見つけたら、必ず作る『牛テールスープ』
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
コメント