牛すじをシャトルシェフで煮込み、煮込んだ牛すじとスープで6種類の料理の作り方を書いている記事です。
シャトルシェフを使えば牛すじの煮込みもラクラク。そのくせスープは絶品。そのスープはコクと旨味があり滋味。アレンジも自由自在。
また牛すじは国産のちょっとよい牛すじを購入しても、サーロインやカルビにくらべると、はるかにお手頃価格です。
給料日まえやちょっとお財布が寒いときに、牛すじを購入し、煮込み、牛すじとスープを使った料理を食べれば体の中から温かくなります。
200gほどの牛すじを、1,5リットルほどの水で煮込みスープを作ります。煮込んだ牛すじとスープを使い料理を作りました。
作った料理は、オデンとカレー、ウドン、ヤキソバ、土手焼き、とろろ汁です。200gの牛すじと食材があれば、6種類もの料理が作れちゃいました。
牛すじの煮込み方
牛すじを5cmほどの食べやすい大きさに切りわける。
塩こうじがあれば、塩こうじに1日ほど漬けておく。牛すじが柔らかくなり、さらに旨味成分がます。
塩こうじがなくても問題はなし、焼き作業にうつりましょう。
なるべく塩こうじをとりのぞく。油をひいたフライパンで牛すじを焼き、牛すじに焦げ目をつける。
牛すじに焦げ目がつけ火をとめる。フライパンに残った油は、牛のこってりした旨味がでているので、野菜炒めなんかにしてやるとよい。
シャトルシェフの鍋に、焼いた牛すじと水1,5リットル、お好みの野菜と香辛料をいれる。青ネギとショウガ、ニンニク、ローリエをいれ、強火にかけ沸騰させる。
シャトルシェフとは?
シャトルシェフは魔法瓶のように、温かいものは温かいまま長時間キープしてくれる調理器具だ。一回沸騰させれば、火にかけなくても2~3時間は温かい状態をキープし、ゆっくり食材を煮込んでくれる。
シャトルシェフの代わりに、鍋を火にコトコトかけても、圧力鍋で短時間で仕上げても、おいしい牛すじスープはできる。
水がボコボコと沸騰し、牛すじからアクがでてくるようであれば、アクをすくう。
シャトルシェフを火からおろし、保温容器にいれ、2~3時間放置する。
2~3時間後、牛すじの硬さを確認する。まだ牛すじが硬いようであれば、もう1度シャトルシェフを火にかけ、保温する。
野菜や香辛料のおかげで臭みはなく、温柔で滋味あふれるスープとなっている。また塩をいれていないので、どこか味はボヤけている。
野菜や香辛料はとりのぞいておく。
細かく表面にテラテラと浮き上がっている脂は、牛のコラーゲンか旨味か。冷蔵庫にいれておくと、ゼリーのようにプリンプリンに固まる。甘くはない牛ゼリーだが、美容と健康にいいコラーゲンたっぷりだ。安くて美容と健康によい牛すじ最高ではないか。
基本の牛すじとスープの出来上がりだ。あとは牛すじとスープを使って、お手軽に料理にしあげるだけだ。
牛すじとスープのアレンジ 調理方法
- オデン
- カレー
- ウドン
- ヤキソバ
- 土手焼き
- とろろ汁
オデン
牛すじとスープを別容器に保管する。牛すじ適量とスープ500mlをシャトルシェフにいれ火にかける。
そこに昆布を適量いれる。ボコボコと沸騰させない火加減で10分ほど煮る。昆布は取り出さなくて大丈夫だ。塩や醤油をいれ、スープの味をととのえる。
10分後、輪切りにした大根をくわえ、さらに20分ほど煮る。
20分後、シャトルシェフを火からおろし保温容器にセットする。ゆで卵もシャトルシェフにいれる。1~2時間放置する。
大根に串をさし、硬さを確認してから器に盛り付ければ、オデンの出来上がりだ。
大根に牛すじの旨味が染み込んでおり、大根が口のなかで新雪のように溶ける。牛すじはプリンとかみ切ると、じゅわぁとコレぞ牛のコクだ旨味だといった味を堪能できる。
お上品でキメ細かいゆで卵の皮膚に、まとまわりつく牛の脂。ヌルっと甘く、プチンとはじける感触の白身、ホロホロくずれる黄身。昆布も牛の脂に負けず、ヌルっとしており、シャッキリした歯ごたえが頼もしい食感になっている。
すこし七味やカラシでピリっとさせてやるのもよい。
カレー
オデンときたら、カレー。海の家の定番だね。
フライパンに油をひき、クミンをいれ、細かい泡がでるまで弱火で炒める。クミンがなければこの工程はスっ飛ばしてもらってかまわない。
そこへ薄切りにしたタマネギをいれ、キツネ色になるまで中火で炒める。ニンニクとショウガもくわえ炒める。
牛すじのスープ大さじ1~2と適量の牛すじをフライパンにいれる。
カレー粉や塩、ケチャップ、ウスターソースなどで味を調整する。
お米と一緒に器に盛りつけ、カレーの出来上がりだ。
タマネギを炒めた甘味と牛すじの甘味、最高峰の甘味のダブルツインタワー、そこにスパイシーなカレー粉の香り。すこし甘すぎると感じるひとは、唐辛子などで調整するとよい。
カレー粉のかわりに、醤油などで味付けをし、ジャガイモやコンニャクをいれると肉じゃが風にもできる。
肉じゃがで意中の相手のハートをゲットだぜ。
ビギナーズカレーいれる
ウドン
200CC~300CCの牛すじスープをグラグラと沸騰させる。
そこへ、5g~10gほどのかつお節をいれ、グラグラ沸騰させたまま3分煮る。火を消し放置しておく。うどんをゆで、食べる直残にスープは温めなおす。
陸(牛)と海(かつお)のグルタミン酸のぶつかりあい、まざりあい、一つの食欲をそそる香りになる。
うどんをゆでる。手打ちうどんを使った。
温かいうどんで食べるときは、スープもうどんも温める。冷たいうどんで食べるときは、スープもうどんも冷やす。
器にうどんをいれ、牛すじとスープをいれ、ネギなどをふりかけれれば出来上がりだ。
上等な肉うどん。どっしりした旨味、だけれどもあまり主張はなく、旨いが旨味と感じさせない、上品な脂が白いうどんにからみつき、口のなかにチュルチュルと吸い込まれていく。たまにネギのピリっと感がよし。お好みで七味や一味もお好みでどうぞ。
かつお節はタンパク質の含有量がおおい食品。取りさるには勿体ない。そのまま食べている。
ヤキソバ
- キャベツとニンニクを炒める
- 牛すじとスープを大さじ1をくわえ炒める
- ゆでたヤキソバをいれ、具とヤキソバを混ぜるように炒める
- お好みのソースで味つけをする
写真を撮るのを忘れました。
箇条書きになり、申しわけない。
ふつうのヤキソバを作るときとほぼ一緒、牛すじのスープをたしコクを与えている牛すじヤキソバ。
ビールがうまいんダな。
土手焼き
ほとんど牛すじもなくなってきただろう。残った牛すじをすべてフライパンにいれ、スープも適量いれる。
牛すじスープと同じ分量の水をいれ、沸騰させる。
沸騰したスープに、お好みの味噌を溶きいれる。こってり、どっぺりと味が濃い味噌を使うと土手焼きはおいしくなる。千切りのショウガをくわえたが、いれなくても大丈夫だ。
味噌を溶きいれたスープに、木綿豆腐や揚げ豆腐、コンニャクなをいれ煮込む。
器にもりつけ、ネギをちらせば土手焼きの出来上がりだ。
夏はビール、冬は熱燗でいただくとよい塩梅。
とろろ汁
すこし牛スープが残ってしまった。そんなときは、とろろ汁にしてやろう。
牛スープを沸騰させ、すりおろした長芋と溶いた卵をいれ、1~2分ほど長芋と卵を弱火で温める。
器にもりつけ、青のりをはらり。とろろ汁の出来上がりだ。
体調がすぐれないとき、風邪気味なとき、疲れているとき、胃がムカムカするときに飲むと、体のなかからホッとさせられる、とろろ汁。
牛すじ煮込みシャトルシェフを作った感想【まとめ】
牛すじからスープを作るのはとても簡単。牛すじを焼いて、シャトルシェフに2~3時間ほど放りこむだけです。
牛すじのスープは、シンプルだが奥深いコクのあるスープです。牛すじとスープはいろいろな料理にアレンジできます。オデンとカレー、ウドン、ヤキソバ、土手焼き、とろろ汁を作れました。まだまだアレンジができそうです。
牛すじはお手頃価格で財布に優しいのにおいしく、さらにアレンジもしやすく、コラーゲンたっぷりで健康や美容にもよい。いうことなしの食材。
料理の幅が広がりました。
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