この記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されている地豆豆腐とゴマ豆腐を再現し食べた感想を書いている記事です。
地豆豆腐は、生の落花生、もしくは、乾燥ピーナッツとくず粉と混ぜて作る豆腐です。沖縄ではジーマーミ豆腐と呼ばれています。
ゴマ豆腐は、禅寺などで有名な精進料理のひとつです。ゴマとくず粉、もしくは、かたくり粉で作ります。
なんだか、むずかしそうだなと思われたでしょう。
そこは、檀一雄です。かん檀に作れるようにしています。
おおよその分量は、落花生もしくはピーナッツ、ゴマと同量のくず粉、かたくり粉をミキサーにいれ、落花生、ピーナッツ、ゴマの5~6倍の水もミキサーにいれ、撹拌したのち煮つめ、型に流しこみ冷やすだけです。
かんたんでしょう。
栄養たっぷり、お坊さんのタンパク質の源である精進料理を作れるようになります。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
地豆豆腐、ゴマ豆腐の調理風景【 写真あり 】
生の落花生をつかいました。
皮をむきます。
乾燥させたピーナッツを使われるときも皮をむいてください。
そして、落花生とおなじ分量のくず粉を用意します。
落花生の重さを計り、5倍の重量の水を用意しました。
落花生とくず粉、水をミキサーにいれ撹拌します。
落花生の形がなくなるまで、しっかりと撹拌すると口当たりがよくなります。
撹拌した液体を鍋にいれ弱火から中火にかけ、トロトロと煮つめました。
サラサラの液体は水分がとび、すこしずつ粘ってきます。焦げつきやすいです。
木べらなどでしっかりとかき混ぜてください。
半透明になるまで煮つめると書かれています。けれども、白いままでした。
これ以上は、木べらを動かすのが困難、それほど粘ってきたので容器に流しこみました。
常温になるまで冷やし、そして、冷蔵庫にいれておくだけです。
ゴマ豆腐は、落花生をゴマにかえるだけです。
もっと、かんたんにゴマ豆腐を作れないかと考えました。
ねりごまとさつまいも粉(かたくり粉を代用できる)で作れました。
5倍の水にねりごまとさつまいも粉を混ぜる、鍋にいれる、弱火で煮つめる、容器にいれる。
しっかりと二つとも固まっています。
水の分量、どれだけ煮つめるかの違いから口あたりはかわります。
かたい豆腐が好きなひとは、いれる水はすくめ、しっかりと煮つめる。
やわらかい豆腐が好きな人は、水をたっぷりいれる、そして、ほどほどに煮つめるとよいでしょう。
じぶんで作った豆腐を食べていると、それだけで愉快な気持ちになります。
醤油や梅酢をかけて食べてください。
もちろんのこと、木の芽だとか、青ジソだとか、ミョウガのせん切りなどを添えた方が、季節感が濃厚になるだろう。
引用元:檀流クッキング
これだけ、かんたんに作れる地豆豆腐とゴマ豆腐。なぜ、みな作らなくなったのだろうと思いました。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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