この記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されている焼餅を再現し食べた感想を書いている記事です。
うどんを作るように、粉と水を混ぜあわせ、生地をのばします。そのまま切ればうどんです。
焼餅は、生地の表面にゴマ油をぬり巻きあげます。
そして、巻きあげた生地を5cmほどに切る、たてる、つぶす、最後に焼けば焼餅のできあがりです。
日本の焼餅とはちがい、パリッとした軽い食感、ゴマ油の香りがこうばしく、オヤツにもオツマミにももってこいです。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
焼餅の調理風景【 写真あり 】
強力粉、もしくは中力粉を用意してください。
そして、水と混ぜあわせながら耳たぶほどの硬さにねりあげます。
水の分量は、おおよそですが、粉100gにたいして、水40g~55gをいれると耳たぶほどの硬さになります。
混ぜあわせる最中に塩と砂糖もいれましょう。塩は1%ほど、砂糖はお好みで。
ねりあげた生地をめん棒などでのばします。いびつな形をしていたり、厚さがマチマチでもかまいません。
生地の表面に、できるだけ香りのよいゴマ油をうっすらと塗ってください。
そして、ゴマ油を塗った面が、内側になるように生地をくるくると巻きあげます。
包丁やスッキパー、ハサミなどで細く長く巻きあげた一本の生地を5cmほどに切りわけます。
そして、木の年輪のような断面が見えるように5cmほどの切った生地をたててください。
そして、一気に上から生地を押しつぶします。ちいさい子供が、たいへん喜ぶ調理作業です。
つぶした生地にゴマをふりかけたり、梅干のかけらをのせりしたのちフライパンで焼きます。
香ばしく焼きあげることで、ゴマのよい香りに包まれている焼餅。
バームクーヘンのように断層があるので、食感が軽いです。
檀流クッキングには書かれていませんが、ゴマ油を塗ったあとに餃子の具をいれ巻きあげると焼餅と焼き餃子のよいところどりをしたような点心を作れます。
粉と塩、砂糖、水、ゴマ油さえあれば作れるお手軽な点心です。
お金もあまりかからず、子どもから大人までもが喜ぶ点心を作れました。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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