この記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されているヤキメシを再現し食べた感想を書いている記事です。
猛烈な火力で米を踊らすように作るヤキメシではありません。
ていねいに米や食材を弱火で炒め、たんねんに水分をとばし作るヤキメシです。
鉄鍋でなくとも、テフロンでも作れるヤキメシレシピです。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
ヤキメシの調理風景【 写真あり 】
ヤキメシにつかう米は、水分がぬけたパサパサの米がのぞましいです。
もしくは、細くながい香米をつかいましょう。
そして、たっぷりのラード、もしくはサラダ油で白米をたんねんに炒りつけます。
どれぐらいの量の油をいれるのか。
みなさんが考えている量の倍量か三倍量くらいの油をつかって、いためる時間も、うんと時間をかけるがよい。
引用元:檀流クッキング
米を油でコーティングしつつ、水分をとばすイメージです。
中火から弱火でじっくりと、ていねいに、たんねんに炒めてください。
テフロン加工や焦げつきにくいフライパンをお使いのかたは、たっぷりの油をいれなくても大丈夫だと思います。
ヤキメシの具は、お好みのものをいれてください。
ハムとシイタケ、タケノコ。
そして、水につけた干しエビをくわえました。
米を炒めているフライパンとは別のフライパンに油をひき、ヤキメシの具だけで炒めます。
塩、コショウをすこしくわえます。青ネギを最後にくわえました。
ここで具を米を炒めるフライパンにくわえ、卵をいれサラつくまで焼けばよいと書かれています。
けれども、米と卵を焼いてから具をくわえたほうが、卵をサラサラにしあげられように感じました。
卵がサラサラになれば、具をくわえ混ぜあわせます。鍋肌に醤油をいれ、黒い湯気をたてたのち、米と具と混ぜあわせてください。
お皿に盛りつければ、檀流ヤキメシの出来上がりです。
しっかりと水分をとばした米はパラリとしています。
強火で作るよりも、時間はかかりますが、しっかりとパラリとして、サラリとしたヤキメシになりました。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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