このお記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されているスペイン酢ダコを再現し食べた感想を書いている記事です。
スペイン酢ダコは、タコをいれたサラダです。酢というよりも、スペインレモンタコサラダと呼びたくなります。
タマネギやトマト、ニンニク、レモン、パセリなどの野菜をいれ、調味料で味をととのえオイルをかけまわして作る単純なサラダです。
タコとあわせやすいキュウリやセロリなどなど思い思いの野菜をいれてもタコとミートするでしょう。
できあがったスペイン酢ダコは、同行していた画家いわく日本の酢ダコよりイケると。
あかるい笑顔のようなサラダです。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
スペイン酢ダコの調理風景【 写真あり 】
タコを1%ほどの塩をいれたお湯でゆでます。ボイルされたタコであればお湯でゆでる必要はありません。
トマトもゆで皮をむき、種をとりのぞきます。が、ふだんは、皮をむかず、種もとらず、そのままいれています。
タマネギをサイの目に切り、キュウリは乱切りにきりました。
食べやすい大きさにタコを切ります。
スペイン酢ダコには、かならずニンニクがはいっていたとのお言葉。たっぷりのニンニクを切りいれましょう。
レモンの皮をみじん切りにしていれると書かれています。塩レモンをいれました。レモンと塩のかわりになる便利な調味料です。
ニンニクのつぎに忘れてはいけないのが、生のパセリとかかれていますが、乾燥パセリで代用。
さらに、ゆで卵の黄身をくわえます。
ほんのすこしの塩をいれ、たっぷりとコショウをかけました。
そして、酢をふりいれましょう。酢ですが、ワインヴィネガーをつかえば本場の味に近づくのではと思いました。
酢の二倍の量のサラダオイルをいれ、2~3滴のオリーブオイルもくわえましょう。
香りの濃いオリーブオイルだとサラダのような軽快さがなくなる可能性あります。
お好みでマヨネーズをいれてもよいと書かれています。
そのまま食べても、冷蔵庫で冷やしてから食べてもらってもかまいません。
香草をいれたスペイン酢ダコもあるそうです。お好みで。
爽やかな酸味がある野菜の海のなかで、タコのぷりんとした肉が躍動しています。
オリーブオイルの豊かな香りのうえにパセリの爽快な香りがのり、レモンと酢の酸味があり、そして、ニンニクの旨味のあるソースは、タコでなくとも色々な野菜や食材とあわせやすように思います。
クセのないスペイン酢ダコは、冷製パスタの具にもなります。
パンにバターをぬり耐水性をあげておけば、サンドイッチの具にもなります、スペイン酢ダコは。
酢をいれているので、お弁当にも作り置きにもピッタリ。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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