この記事は、セイコーマートミントクラフトジンを飲んだ感想を書いています。
ミントの爽快な風味がたまらないジンです。
北海道の雄大な自然のなかで育てられたミントの香りと風味をしっかりと実感できます。
飲んだ瞬間から汗がひく、体温がさがるほどのクール感。
冷涼という一点においてミントジンの右にでるジンはない、それほどの存在感です。
ミントクラフトジンを飲んだ感想
ストレートで飲んだ感想

ミント一辺倒の香りかとおもいきや、しっかりジュニパーベリーの風味をきかせています。
ミントの蒼い香りのなかに、ジンにかかすことのできない紫色の実の香りをしっかりと感じとれます。
さらりとした液体。口あたりは、非常にシャープです。アルコールがどこにも引っかからず、するりと口中にはいってきます。
常温だというのに、びっくりするぐらいクール。おおげさにいうのならば、かき氷を食べたような冷たさをかんじ、ひゅっとすこし体がひきしまります。
グリーンの香りが、口中で爽やかに大爆発したと思うほどにクールな風味。
透明なのに緑のように感じられる液体が粘膜にふれると、体温が1~2度ほどさがり、全身が軽やかになったと感じられるほどキリっと身がひきしまります。

アルコール度数は40%をきっています。アルコール度数以上に熱いキック感。
爽快でドライな口あたり、そして、冷涼な液体が胃に落ちた瞬間、ミントにくるまれていたアルコールの熱がぶわっと放射されます。
冷たい、あとの温かさです、寒暖差がありアルコールのインパクトが強めです。
澄んだ、研ぎすまされた洗練された力強いアルコールの衝撃。
いままでミントの風味について語ってきました。ミントに科学的な匂いはまったくありません。
ちいさい産毛がはえているようなミントを噛んだときのような、フレッシュな香りと風味です。峻烈な冬に磨きぬかれ、滋味にとみ、すこしだけ紫蘇のような風味も混ざっているように感じました。
暑い日に飲んでみたいジンだと思いました。
ロックで飲んだ感想

氷で冷やすとミントの香りは、ひかえめなものになります。
冷やされたミントジンは、清水にちかい印象です。すっきりとしすぎている清潔な空気。
飲んでみると、水よりも飲みやすいクリア感。そして、口の体内と混ざった瞬間に、タンポポの綿毛が飛ぶように、蒼いミントの香りがわきたちます。
氷で冷やされていても、ミントの存在感は消えていません。それどころか、ミントの香りは先鋭化しており、つんつんと刺激が強くなっています。
炭酸水割りを飲んだ感想

ちいさい泡がはじけるたびに、ミントの香りも跳ねとびます。
しゅわしゅわとした刺激、つんつんとしたミントの香り。心地よい清爽な口あたり。
炭酸水の硬質的な味わいと混ざった結果、すこし苦味がつよくなっているように感じます。苦味のおかげで、飲みおわったあとの口中は、マウスウォッシュしたように息すっきり。
ニンニクの匂いですら羽毛のように吹きとばすような爽快感。
鼻で息をすると、ミントの快哉な香りがとおりぬけます。

ミントクラフトジンを飲みながら、チョコを食べると、ちょこっとだけチョコミント感をたのしめます。
ミントクラフトジンでカクテルを作り飲んだ感想
- ジントニック
- マティーニ
- ギムレット
- ジンビターズ
- カンパリジン
ジントニック

- ジン:45ml
- トニックウォーター:適量
- ライムやレモン:お好みでしぼりいれる
いがいなことに、キニーネの香りのほうが強いです。ミントはキニーネの影にひそんでいます。
飲んでみると、キニーネの隠者のような苦みをミントの風味が陽気にしています。
明るく、ほがらか、爽快なトニックウォーターです。ジン感はあまり感じませんが、いけてるトニックウォーターです。
マティーニ

- ジン:50ml
- ドライベルモット:10ml
- オリーブ:1個
霧の摩周湖のように白濁したマティーニ。
これほどに爽快なマティーニは、ミントジンなしには作れないでしょう。
ミントの壮烈なインパクトのあとに、ベルモットの薬草の香りと風味が、ゆっくりとやってきます。
薬草の香りのあとは、もういちどミントにもどります。後味は異様にクリアです。
ギムレット

- ジン:45ml
- ライム:15ml
- ギムレット:適量
ライムの苦みばしった酸味、ミントの明るい爽快さがあわさったギムレット。
飲んでいると、目がさえてくる、眠気がふっとぶ、それほどにすっきりとした口あたり。
そして、ハードボイルドな苦味と酸味には、甘みのひとかけらもありません。
ジンビターズ

- ジン:60ml
- アンゴスチュラビターズ:2~3滴
ふつうのジンであれば、薬草を煮つめたおしたアンゴスチュラビターズの苦味が風味を厚くしてくれます。
けれども、ミントジンのなかにいれられたアンゴスチュラビターズの風味と香りはほとんど感じられません。
ちょっとだけ、ミントがビターになっているようには感じられます。
カンパリジン

- ジン:30ml
- カンパリ:30ml
陽気に赤い苦味のカンパリと緑の風味の強いジンを混ぜると、凶暴とでもいえる苦味になります。
レモンの白いふわふわしたところをがぶりッとかじったような苦みが、口中にひろがります。
暴風のような苦さのあとには、夜露にぬれた葉のしずくほどにちいさい甘味がありました。
モッキンバード

- ジン:20ml
- テキーラ:20ml
- ライムジュース:15ml
ミントのリキュールで作るカクテルです。ミントクラフトジンはリキュールのかわりに使えます。
そして、リキュールよりもアルコール度数がたかく、キック感のつよいカクテルを作れます。
にぎやかな酸味。テキーラの熟した角のとれた酸味の印象が強くなっています。
テキーラの熟した酸味をつよく感じたのち、一枚のミントの葉が落ちたような香りと風味がやってきます。
ラムとミントジン

ラムとミントジンを混ぜるだけで、モヒート風の飲み物ができます。
ミントをぐじゅぐじゅとつぶすテマがかかりません。
ねっとりとこびりついた汗を一瞬で蒸発させてくれるような痛快な飲み物でございます。
セイコーミントクラフトジンを飲んだ感想【 まとめ 】
セイコーミントクラフトジンは、ジュニパーベリーの香りはあります。
けれども、99%の成分はミントといいたくなるジンです。飲むと体を冷やしてくれます。
暑い日にたいへんよい飲み物です。反対に寒い日には。
セイコーミントクラフトジンは、ミントリキュールのかわりとして使えるほどにミントの香りが充実しています。
またアルコール度数も高く、ミントの風味が飛びにくいです。暑い日にセイコーミントクラフトジンがあれば、冷房の温度をすこし高くできる、そのように考えてしまうほどにクールなジンです。
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