【カークランド】シグネチャー アネホ テキーラ 1000 ml【レビュー記事】テキーラの芳醇な甘み苦味に酔いしれる!!

お酒レビュー

【カークランド】 シグネチャー アネホ テキーラ 1000mlをストレートやロックで飲んだ感想と、アネホ テキーラーでカクテルを作り飲んだ感想を書いています。

アネホ テキーラの味はバニラのような甘い芳醇な香り、ブランデーのような旨味、クセになる苦味が特徴です。

1000mlとコストコにしては容量が少ないですが、テキーラのおいしさは折り紙つきです。テキーラのおいしさと値段を比べると、こんなおいしいテキーラが3,000円でいいのと驚きました。

熟成されたテキーラをお手頃価格で飲んでみたいかたに、自信をもってオススメできるテキーラです。

アネホ テキーラの特徴

アネホ テキーラの一番の特徴は無色透明ではなく、うっすらウイスキーやブランデーのように色がうっすら茶色になっていることでしょう。できたてのテキーラは、シルバーテキーラのように無色透明です。

テキーラには、着色料をつかっていません。

原料にアオノリュウゼツランを100%使用し、アメリカとフランスのオーク樽で熟成された絶妙なテキーラ。  濃厚・滑らか・熟成された味わい、そのままでもカクテルのベースにも。

引用元:COSTCO

オーク樽でテキーラーを熟成させ、ゆっくり色付けしているのです。熟成させたテキーラの香りは、バニラか花のように芳醇で甘い香りになっています。

コスパよし

アネホ テキーラは高価格になる商品がおおいですが、コストコでは750mlでなく、1000mlを3,000円ほどで買えます。

アネホ テキーラをはじめて飲んだとき、テキーラとはこんなにおいしいお酒なのかとビックリしました。できたての無色透明のテキーラがソーダ味の氷菓菓子とすれば、アネホ テキーラは高級カップアイスぐらい違います。

それぐらい同じテキーラでも香り、風味、旨味がちがいます。アネホ テキーラは、ゆっくりあじわいながら飲みたいお酒です。

アネホ テキーラのアルコール度数は40%となっており、平均的な蒸留酒と同じアルコール度数になっています。

アネホ テキーラを開封して飲む

青い旗のようなパッケージをぺりぺりとはがす。

黒い木目調の蓋。高級感あふれるシックでお洒落なデザイン。

黒い部分がキノコのカサにみえ、白い部分がキノコの柄にみえる、アネホ テキーラーの蓋。

ストレートで飲む

グラスに注ぐと、色がややうすくなっている。

香りをかいでみると、チョコレートにナッツがはいっているお菓子のような甘い香りがする。コレはスゴいよい香りだ。お高いブランデーのようにムンムンとよい香りがしている。

口にふんでみると、とろけるような甘い香り、それは甘すぎることはなく、幾重にも重ねられたミルフィーユのような甘味のハーモニー。飲み終わると、甘さになれた口のなかに、チクと苦味がはしる。いやな苦味ではなく、ザラリ、サッパリとした苦味になっている。いままでに味わったことのない苦味を体験できた。

味わったことのない苦味は、飲みなれてくると清涼、清廉、潔白に感じだす。テキーラの苦味は、サンマのワタや山菜のようにクセになってくる。

いままで無色透明のテキーラしか飲んだことがなかった。無色透明のテキーラと、熟成されたテキーラは味、風味、旨味がぜんぜんちがう。おなじ種類のお酒と思わえないデ。第3のビールとホワイトビールぐらい風味にちがいがあるデ。

熟成の力おそるべし。

ロックで飲む

大きい氷をゴロンといれ、テキーラを注ぎいれる。ストレートに比べると色はさらに薄まり黄色に見える。芳醇で甘い香りも、スッ飛んでいる。ちょっとだけ鼻を氷に近づけると、冷たい甘い香りがする。

冷やされたテキーラは、スッキリ飲みやすい。冷やしたことによって、テキーラの雑味が抑えられている。テキーラのシンプルな甘さと香りを舌で十分に味わうことができる。

独特の苦味はマイルドになっている。ストレートで飲みにくいと感じた人は、冷やすと飲みやすくなる。

塩と柑橘類と飲む

テキーラといえば、ショットグラス。塩と柑橘系をグイっと飲むイメージ。ショットグラスに注がれたテキーラは1番濃い色をしている。飲み口には塩をチョイチョイとまぶす。柑橘類にはライムをチョイス。

小さいショットグラスの口からは、幻惑的な甘い香りがゆったりと漂っている。そこへジャリと塩をひとなめ、クイっと半分ぐらいテキーラをのみほす。食道をテキーラがゆったりおおらかに流れ、食道をコーティングしていく。チクりと苦味ばしった後味がきたならば、ライムをチュッとかじり果汁を飲む。酸味と苦味がまざり口のなかを、歯医者で歯垢をとったかのようにサッパリさせてくれる。

酸味が顔の表面の血管を刺激するのか、鼻の両サイドからぶわっと汗がふきでる。汗に風があたると、少し涼しくなる。暑い夏に是非ためしていただきたい飲み方。

果物漬け

アネホ テキーラに南国のフルーツを漬けこんだ。1日ほど冷蔵庫にて冷やしておく。

果物の香りと風味がしみだす、そして、アネホ テキーラの香りと風味と混ざりあう。

フルーツのエキスがしみでたアネホ テキーラの風味は、温度調整された南国の温室にいれられたような空気を口のなかで感じられる。

甘いような、酸いような、ねっとりと濃厚、さらりと吹く風、さまざまな香りと風味がお口のなかで咲き乱れる。

いろいろな果実をつけこみ、あなた好みの香りと風味を探求するたのしみがある。

アネホ テキーラをカクテルにして飲む

アネホ テキーラを10種類ほどのカクテルにして飲みました。

果汁と作るカクテルには、アネホ テキーラの風味を楽しめるカクテルがいくつかあります。

テキーラのカクテルによく使われるホワイトキュラソーを使ったカクテルは、アネホ テキーラを使うには勿体ないと感じました。ホワイトキュラソーを使うカクテルは、熟成してないテキーラで十分です。ホワイトキュラソーを使うと、どのようなテキーラーでも同じようなカクテルの味になるんですよね。

ストレートやロック、ショットグラスで、アネホ テキーラを飲むのが苦手な人は、果汁割りから試すのをオススメします。

アイスブレーカー

  • テキーラ:40ml
  • ホワイトキュラソー:20ml
  • グレープフルーツジュース:20ml
  • グレナデンシロップ:1~2滴

ルビーグレープフルーツのように紅玉色の『アイスブレーカー

ホワイトキュラソーの花のような甘い香りとテキーラの甘い香り、さっぱりした風のような風味はグレープフルーツか。

シェカーで混ぜ冷やされ、さらにグラスのなかでも冷やされた『アイスブレーカー』は、グレープフルーツジュースにやや甘味があるといった味になっており非常に飲みやすい。爽やかなジュースを飲み終わったあと、ズドンと苦味がきた、アホネ テキーラの苦味だ。

あまくて飲みやすいカクテルを作ったときに、苦味が強烈に残るカクテルと苦味がまろやかになるカクテルの両方があった。謎だ。

アンバサダー

  • テキーラ:45ml
  • オレンジジュース:適量
  • チェリー:1個

テキーラとオレンジジュースを割っただけのシンプルなカクテル『アンバサダー』お好みでシュガーシロップをいれるとよい。

テキーラの陽気でほがらかな香りと太陽を浴びたオレンジの香り、真っ赤なチェリーのあまい香り。見た目もたのしいカクテルになっている。

オレンジジュースの味にテキーラがゆったり、おっとりした味の深みをあたえている。オレンジジュースをつかったカクテルに、ウォッカをつかったスクリュドライバー』があるが、『アンバサダー』のほうが味のコク、深み、旨味は格段上だと言おう。

ただ、オレンジの甘さのあとにガツンと苦味がくる。これは好き嫌いがわかれそうだ。

コンチーター

  • テキーラ:40ml
  • グレープフルーツジュース:10ml
  • レモンジュース:5ml

コンチワーではなく『コンチーター』かぎりなく白色にちかい黄色。

グレープフルーツジュースの爽やかな香り、ふんわりしたテキーラの甘い香り。さっぱりとスポーツドリンクのような香りと味になっている。

グレープフルーツジュースがテキーラの余計な味の枝葉を切り払い、味の幹といったシンプルになったテキーラの味を堪能できる。

シクラメン

  • テキーラ:30ml
  • ホワイトキュラソー:10ml
  • オレンジジュース:10ml
  • レモンジュース:10ml
  • グレナデンシロップ:適量

グレナデンシロップ以外をシェイクしグラスにそそぐ、のちグレナデンシロップをゆっくり底へ漂わす。グレナデンシロップの赤い部分から、徐々に茶色く広がる花のように見えるカクテル『シクラメン

レモンの酸味、ホワイトキュラソーのはんなりした甘さ、オレンジ果汁たっぷりした味。飲みすすめると、甘酸っぱいグレナデンシロップが、カクテルの底の底まで味の変化を愉しませてくれる。

飲みやすいカクテルといえるが、せっかくのアネホ テキーラで作る必要はない。お手頃価格のテキーラで作るとよい。

ホワイトキュラソーと二種類以上の柑橘類をいれると、テキーラの味の差はわからなくなる。

ソルティブル

  • テキーラ:40ml
  • グレープフルーツジュース:適量
  • 塩:適量

カクテルとよぶには限りなくシンプルな『ソルティブル

これね、これね。オススメ。塩と柑橘類、冷えたテキーラの相性、サイコウだよ。言葉はいらないヨ。

ストレートで飲むより、冷やされてグレープフルーツジュースで割っているので飲みやすくなっている。

テキーラサンライズ

  • テキーラ:40ml
  • オレンジジュース:80ml
  • グレナデンシロップ:適量
  • チェリー:2個

グレナデンシロップが沈みきらず、空中にとけだし真っ赤に燃え上がった『テキーラサンライズ

酔ってカクテルを作ると、たまに、ときたま、たまたまよく失敗するよね。テヘペロ。

みつ豆の缶詰にはいってそうな赤いチェリーの甘い香りがプンとしている。

飲んでみると甘味、酸味、苦味のバランスがとれている、いままで飲んだなかで一番おいしい『テキーラサンライズ』ができた。アネホ テキーラで『テキーラサンライズ』を作る価値はある。

アネホ テキーラ独特の苦みを、グレナデンシロップの甘酸っぱさが和らげてくれている。不良男性生徒とロングテールの女性生徒会長が繰り広げる青春ドラマのような甘酸っぱさになっている。

テキーラマンハッタン

  • テキーラ:45ml
  • スイートベルモット:15ml
  • アンゴスチュラビターズ:一振り
  • チェリー:1個

濃くいれた紅茶のような色をした『テキーラマンハッタン

ウイスキーで作る『マンハッタン』をテキーラにかえたカクテル。アネホ テキーラを使っているので、ウイスキーのマンハッタンに色はよく似ている。

豊満なメリハリのあるボディーをしたメキシコの女性を思わせる芳醇なテキーラの甘い香り、市場の軒先に干している薬草の香り、ピリッと香りをしめているのは、一滴飲むと腹下しが治るというアンゴスチュラビターズの匂い。

飲み味わってみると、甘いワインのような味が一瞬したのち、テキーラの苦味、アンゴスチュラビターズの渋み、苦味。スパイシーなアルコール度数の高いワインといった味になっている。

アンゴスチュラビターズとテキーラの苦味の相性がよいのか、飲んでいると元気がでてくる。ただし、1~2杯でやめるのですゾ。アルコール度数は高いですからネ。

ブロードウェイサースト

  • テキーラー:30ml
  • オレンジジュース:20ml
  • レモンジュース:10ml

うすい黄色のカクテルの中には、オレンジの細い果実が浮いている。この果実が飲んでいるとき非常に邪魔だった。『ブロードウェイサースト

ツンとし凛としたテキーラーの香りと味を楽しめる。キリっとスキっリした味わいとなっている

背中の肌がだいたんに露出した黒いロングドレス、ブロンドの髪はアップにまとめ、レッドカーペットを歩いているハリウッド女優さんが『ブロードウェイサースト』がはいったグラスを片手にもち、優雅に微笑んでいる姿が見えた。

マタドール

  • テキーラ:40ml
  • パイナップルジュース:30ml
  • ライム:1/2個

パイナップルとライムが混ざりあったような、緑がかった黄色の『マタドール

パイナップルの甘酸っぱい香りにライムの苦味ばしった酸味。南国の浜辺といった香りになっている。

飲んでみるとパイナップルのトロピカルな甘みが主役になっている。ライムの酸味とテキーラの苦味が、パイナップルの甘さを抑えている。テキーラの独特の後味がひじょうに丸くなっている。

いさましい闘牛士という名前がつけられているが、パイナップルの甘味と酸味のバランスがよく、飲みやすいカクテルだ。

マルガリータ

  • テキーラ:40ml
  • ホワイトキュラソー:10ml
  • レモンジュース:10ml
  • 塩:適量

テキーラを使ったカクテルのなかで、トップクラスに有名なカクテル『マルガリータ

レモンの黄色とホワイトキュラソーがはいったテキーラは半月のように黄色くなり、フチには白い塩がかかっている。レモンと酸味と香りがスーッと香り、ワンテンポおくれ、ホワイトキュラソーのオレンジの皮のような香りがする。

口に塩があたりノドが渇く、そこへ甘いトロりとした液体が染みわたる。じんわりと口のなかに、上品な甘さと酸味がひろがっていく。飲み終わると口のなかは一転し、ワイルド、野蛮、下品ともいえるアネホ テキーラの独特の苦みを楽しめる。

上品さと野蛮さ、両方をあじわえるカクテルとなっている。

メキシカン

  • テキーラ:40ml
  • パイナップルジュース:20ml
  • グレナデンシロップ:1~2滴

うっすらほのかな赤色がうつくしい『メキシカン

メキシカンといえば、もっとドぎつい赤色のイメージだが、ちょんとした小さい赤色で非常にかわいいカクテルとなっている。

味のほうもパイナップルの甘さと、グレナデンシロップの果実の甘酸っぱい甘さがテキーラを抑え込んでおり、ひじょうに口当たりがよく飲みやすいカクテルとなっている。

アネホ テキーラで作る必要はないな。お手頃価格のテキーラで作ることをオススメする。

【カークランド】シグネチャー アネホ テキーラを飲んだ感想【まとめ】

熟成されたテキーラー『アネホ テキーラ』をはじめて飲みました。熟成されたテキーラの濃密でみっちりした甘い香り、折り重なるような旨味、クセになる後味。

「rico!!」

テキーラが熟成させるとこんなに化けるとは思いませんでした。無色透明なテキーラと比べると熟成させたテキーラは、月とすっぽん、提灯に釣り鐘、雲泥の差でした。

ロックやストレート、塩と柑橘類で飲むのは熟成したテキーラ。カクテルに使うのはシルバーテキーラと使い分けています。

ただ、お値段は無色透明と比べると高くなりますが、コストコ製品のアネホ テキーラは許容範囲内、1000mlで3,000円ほどと気軽に飲めるお値段になっています。つねに1本はキープするようにしました。

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