【 レビュー記事 】コープ 生協の冷凍うどん 食べごたえあり一食300円以下(一部例外あり) レンジで調理できる冷凍うどんもある 冷凍そばレビューもあり

商品レビュー

この記事は、コープ・生協で買えるオリジナルの冷凍うどんを食べた感想を書いています。

ベーシックな冷凍うどんから、きつねやかき揚げ、カレーうどんなど様々な冷凍うどんをコープ・生協はとりあつかっています。

冷凍うどん一食のお値段は300円以内。

お湯だけでなくレンジで調理できるうどんもあります。が、電子レンジで調理できるうどんは少ないです。

ゆでたてのうどんを瞬間冷凍させたようなうどんは、すぐにゆがけます。

そして、打ちたて、ゆでたてのような食感のうどんばかりでした。おいしいと思いました、駅中で食べられるうどんよりも。

冷凍うどんの一食の重量は200gほどあります。しかし、お腹がぺこぺこのときに食べれると少しモノタリナイように感じました。

コープ・生協は、注文書に欲しい冷凍うどんの数を記入しておけば、お家まで冷凍食品でも運んできてくれます。

讃岐うどん

つやつやと精白にきらめき輝いている讃岐うどん。冷凍していた、とは思えないほど新鮮な見ためです。

打ちたてのうどんを湯がいたように鮮明。

うどんの角はピンッとたっています。コシと弾力の強さがうかがえます。

讃岐うどんの店で提供されるような太さのうどんです。うどんの長さは20センチほどです。

太いうどんではありますが、つるつると口内にすべりこみ、するりと胃に落ちていきます。

うどんをすするのに力をいれる必要がありません。悦楽とよびたくなるのどごしです。

ところが、うどんを噛むと、しっかりとした弾力とコシがあります。

グルテンがしっかりと結合し、スクラムを組んだようなしっかりとした歯ごたえです。

噛みきった断面が、口のなかを跳ねまわるような弾力とコシ。

うっすらとした塩っけを舌で感じます。素うどんで食べなければ気がつかない、いや、しっかりと集中しなければ、感じられない塩分です。

塩分が消えると、精白された小麦粉のほのかな甘さがあります。白玉粉のようにほっこりとした甘さです。

2023年11月に注文した冷凍讃岐うどんのお値段は348円。讃岐うどんは、200gずつ個別梱包されています。一食あたり約70円。

冷凍庫のスペースを奪うというデメリットはあります。しかし、一食約70円というメリットは捨てがたいです。

コンビニやスーパーで買うおにぎりよりも安いです。

200gと大容量です。しかし、200gを食べたという満足感をえられないのは不思議です。食べ盛りのかたや、よく食べるかたはモノタリナイと感じられるかもしれません。

逆に小食のかたは、冷凍うどんの中央がくぼんでいます。簡単に半分に割れます。凍らせたチューペットのように割れるのです。

讃岐うどんには、麺つゆも出汁もついていません。讃岐うどんだけです。

麺つゆや出汁を用意する必要があります。

冷凍讃岐うどんは、シンプルに清純なうどんです。ほとんどのうどん料理につかえます。

温でも冷やしても、鍋に直接いれても食べられます。

ただ、滑らかな讃岐うどんは、焼きうどんとの相性はいまいちのように思いました。

パスタソースとの相性はよいです。

讃岐うどんの作り方

讃岐うどんがつかるお湯を用意します。半分ほどつかれば、ゆでながらひっくり返す方法もとれます。

透明な袋をはずし、冷凍うどんをお湯のなかにいれましょう。そして、お好みの硬さになるまでゆでます。

ゆであげた讃岐うどんは、まったくヌメっていません。水などで洗いながす必要はありません。

ただし、冷やして食べたいときは、冷水で洗い、うどんを冷やしてください。

讃岐うどんは、電子レンジでも調理できます。電子レンジで調理するときは、透明の袋をはずさずに電子レンジにいれ調理します。

3分30秒~4分ほどで冷凍うどんを調理できます。

ただし、透明の袋をめくるのが大変です。暑すぎます。とても危険でHOTです。熱いと何度も声をあげるはめになりました。

讃岐細うどん

きらりと白くかがやく細うどん。細うどんの表面は、日光を乱反射させるほど汚れも傷もない磨きぬかれた滑らかさです。

細うどんの太さは、1センチに届いていないように感じました。長さは、20cmほどです。

細うどんの表面は、つるりと滑らかです。うどんをすするのにりきむ必要はありません。ちからをいれずとも細うどんが口内にすべりこんできます。

細うどんをすすっていても疲れません。

そして、細うどんを噛んだ食感は、ゴンッといいたくなる噛みごたえがあります。

太いうどんを凝縮したり、圧縮したりして、粉と粉のむすびつきを強くした、そのように感じました。

すするのは楽。噛みごたえは強。そんな細うどんでした。

細うどんは温かい出汁にいれて食べることもできます。

細うどんには、出汁やスープがついてきていません。出汁やスープ、トッピングを用意する必要があります。

シンプルなうどんです。いろいろなアレンジをたのしめます。

温泉卵と明太子。

辛いスープとあわせて。

出汁やスープ、トッピングを変化させると飽きることなく食べられます。

讃岐細うどんの作り方

細うどんがつかるお湯を用意します。半分ほどつかれば、ゆでながらひっくり返す方法もとれます。

透明な袋をはずし、冷凍うどんをお湯のなかにいれましょう。そして、お好みの硬さになるまでゆでます。

ゆであげた細うどんは、まったくヌメっていません。水などで洗いながす必要はありません。

ただし、冷やして食べたいときは、冷水で洗い、うどんを冷やしてください。

細うどんは、電子レンジでも調理できます。電子レンジで調理するときは、透明の袋をはずさずに電子レンジにいれ調理するタイプの冷凍うどんです。

そして、こちらの面をうえにと書かれています。しっかりと確認してから電子レンジにいれてください。

3分30秒~4分ほどで細うどんを調理できます。

ただし、透明の袋をめくるのが大変です。暑すぎます。とても危険でHOTです。熱いと何度も声をあげるはめになりました。

キッズうどん(九州産小麦使用)

キッズうどんの見ためは、ふつうのうどんとかわりません。

塩がいれられていないのです、キッズうどんには。

塩をいれいないのに、プリッとした弾力とコシはあります。

すこし空気をふくんだように柔らかい表面はつるつるです。薄い膜がはっているように滑らか。

うどんを噛むとプツッと切れるような弾力です。塩をいれていないのに、よくぞここまでの弾力とコシがあるなと驚かされました。

すこしの調味料をかければ十分に満足できます、キッズうどんは。

塩分が気になる、血圧が高いうどん好きのかたたちの希望の星ともいえるうどんです。

ただ、残念ながら、ブリブリとした塩がきいた冷凍うどんと比べると弾力とコシは弱いです。

ちなみに、スーパーなどで売られている袋にいれられている茹でうどんよりは、キッズうどんの弾力とコシは強いです。

キッズうどんは、130gずつにわけられています。130gのうどんが6つはいっています。

お値段はなんと360円ほど、2024年現在。一食60円ほど。塩分は0です。

塩分をいれていないうどんに野菜を盛りつければ、もっと健康になります。

薄味の肉のソボロや卵をくわえればタンパク質も摂取可能です。

もちろん、温かい出汁でも食べられます。

たっぷりの野菜を煮たお汁にうどんをいれれば、野菜の栄養だけでなく、野菜の甘味をいかし汁そのもの塩分も減らせます。

焼いても食べられますが、ソースをはじいているように感じました。

うどんにソースがしみこんでいないように感じました。

キッズうどんの作り方

キッズうどんはお湯でも電子レンジでも調理できます。

中央に線がはいっている面をうえにむけ袋にいれたまま電子レンジで調理してください。

調理時間は電子レンジのW数によってちがいます。

袋からとりだしたキッズうどんを、わかしたお湯にいれます。うどんがほぐれれば出来上がりです。

やわらかいミニうどん

ほんとに、やわらかい、そして少量のうどんです。

わたし個人の意見ではありますが、健康なあいだは積極的に食べようとは思わないうどんでした。

逆に言うならば、体調のわるいとき、塩分をひかえたいときに食べやすいうどんです。

さらに、蒸した野菜を混ぜあわせれば、アッというまに離乳食に。

お粥と混ぜ、増量すれば病人食に。

やわらかいミニうどんは、塩がいれられていません。小麦粉と水だけで作られています。

塩分がいれられていないうどんは、なんかフワッとした白い無といった食べごたえです。

しょっぱくもなく、甘くもないうどんです。

すすった印象は、米粉で作られたうどんなどの食感によく似ています。

弾力とコシはありません。ふわりと泡のように消えます。歯がなくとも食べられるそのような印象をうけました。

うどんの量がすくないので、小腹が減ったときに食べるのにはピッタリです。

やわらかいミニうどんの作り方

やわらかいミニは、電子レンジとお湯。ふたつの方法で調理できます。

やわらかいミニうどんを電子レンジにいれます。透明な袋からとりだしません。

透明のヒラヒラがあるほうを上にして電子レンジにいれてください。調理時間は、電子レンジのワット数でかわります。

電子レンジで調理したやわらかいミニうどんは熱々です。火傷にはご注意。

やわらかいミニうどんがつかるお湯を用意します。

そして、透明な袋からやわらかいミニうどんをとりだし鍋にいれます。

1分30秒から2分ほどゆでてください。

讃岐ふっくら大きなあげのきつねうどん

大きなあげと感じられる大きさです。

うすいモチがはいっているようにふっくらとしています。そして、モチではなく、もっちりとした豆腐を押しかためた噛みごたえ。

あげを噛む。

カツオブシと昆布でとったような出汁にみりんと砂糖をいれた旨味と、あげを揚げた油が混ざりあった甘味がはんなりとしみでてきます。

ひとに優しくできそうな柔和な甘味です。

きつねうどんのつゆの色は、うすいように感じました。けれども、つゆを飲むとしっかりとした旨味と甘味がありました。

いやらしい甘さではありません。カツオブシの風味をベースに淡口醤油やみりん、砂糖をくわえたようなつゆです。そして、あげを揚げた油の香りがふわりと漂います。

飲めるお上品なつゆです。ただ、つゆを飲みつづけていると、体と脳が、炭水化物を欲するようになります。

そこで、うどんをすするのです。

うどんの長さは20cmほど。うどんは丸みをおびています。讃岐うどんのなかでは、柔らかいと感じました。

鉄壁ともいえる讃岐うどんに、つゆはあまりしみこみません。きつねうどんには、つゆが3mmほどしみこんでいます。

お上品なつゆが、表面にまとわりつくだけでなく、うどんに中にもしみこんでいるように感じられます。

甘めのきつねうどんです。甘いうどんが苦手なかたは、一味や七味をふりかけましょう。

絵画を額縁にいれたように、味がピッとまとまります。むしろ、辛味をふりかけるための甘味ではと思いました。

うどんをゆでたあとに冷水で冷やし、出汁をぶっかければ、冷やしきつねも愉しめます

きつねうどんの作り方

つゆも凍っています。つゆを袋からだしにくいときは湯煎しておきましょう。

水280~300mlの水とつゆを鍋にいれ強火にかけます。水の量でつゆの濃さを調整してください。

あげとうどんを透明な袋からとりだし、あげを上にして鍋にいれます。

再沸騰したら強火から弱火にしましょう。お好みの柔らかさになるまで煮てください。

うつわに盛りつければ出来上がりです。

2023年11月、讃岐ふっくら大きなあげのきつねうどんは2食で税込430円でした。

きつねそば

お椀の大部分を占有するおおきいあげ。色の薄い醤油で味をつけたのか、まさにきつね色、そのままのあげ。

ゆっくりと歯がしずむこむあげの食感です。歯がしずみこんだあげからは、砂糖とみりんをきかせた甘いお汁がしみでてきます。

カツオ出汁の香りもあります。けれども、甘さが勝っているように感じました。

ねぎ入りと書かれていますが、ねぎは少量です。うっすらと散らされています。たっぷりのねぎの香りと風味を愉しみたいひとは、別にねぎを用意したほうがよいでしょう。

黒豆を煮たようなお湯色のそば。ちいさい黒い星のようなそばの皮を確認できます。

そばの皮の存在は確認できます。しかし、そばの香りはありません。

のどごしは滑らかです。そばというよりも中華そばを柔らかくしたようなのどごしです。

雑にあつかったとしても、ブツブツとそばは切れません。

一食220円(2023年現在)と考えるのであれば、納得できる味です。

甘めのあげが好きなひとであれば、満足できるそばでしょう。なにしろ駅中で立ちながら食べるきつねそばよりもお安いです。

生協のきつねそばは、自分で調整しやすい味です。一味をふったり、ねぎをいれたり、その他おこのみの食材をうけとめてくれる懐のふかいつゆだと思いました。

ゆでたあとそばを冷やせば冷やしきつねそばとしても食べられます。

きつねそばの作り方

きつねそばは、電子レンジで調理できません。お湯でゆでるしかありません。

水250mlを鍋にいれ沸騰させます。

ぼこぼこと沸騰したお湯にあげとそば、つゆをいれます。あげをうえにして鍋にいれましょう。

再沸騰したあとの火力は弱火です。あげとそばをお箸などでほぐしてください。つゆを溶かしたお湯にあげとそばを沈めましょう。

そして、2分30秒ほどゆでれば出来上がりです。

讃岐5種野菜のかき揚げうどん

うどんをおおい隠すほどの大きさのかき揚げ。

香りたかい清潔な油でかき揚げをいま揚げた、そのようなこうばしい香りがしています。

ゴボウやネギがすこし焦げたようなこうばしい香りです。タマネギを弱火で炒めようなかぐわしく甘い香りなどなど野菜をかさね揚げた香りが漂っています。

カツオブシの2番だしに淡口醤油や日本酒、みりんで味をととのえたようなつゆです。

あっさりとしたつゆです。あっさりとしているのは、かき揚げの澄んだ油の旨味を追加することを計算しているからでしょう。

うっすらと色づいたつゆに、野菜のエキスをしみこませた澄んだ油がひろがることで完の璧なつゆにしあがります。

ふわりとした食感のかき揚げです。ゴボウの滋味ある香り、タマネギとネギの甘み。あとの3つの野菜の存在は。

かき揚げは崩れにくいです。5分ほどは形をたもっています。しかし、いちど崩れだすと、アッというまにつゆのもくずになります。

崩れたかき揚げがひろがった細かい油が浮いたつゆ、それはそれで美味しいです。

日に焼けていない肌のように透明な白妙といったうどん。うどんの角はやや丸まっています。柔和なイメージをうけます。

柔和なイメージどおりソフトな口あたりです。ちゅるりとほわりとの中間のノドゴシです。

がっちりとした噛みごたえではありません。ふわりとした柔肌のようであり、もっちりと吸いつく瑞々しさのあるうどんです。

讃岐うどんとしては柔らかいと思います。

讃岐うどんの硬さに閉口させているかたにオススメできる硬さです。

柔らかいといっても、ブツブツとは切れません。また、離乳食や伊勢のうどんほど柔らかいわけでもありません。

しっかりと小麦をこねたであろう一本の芯が、うどんを貫いています。またすすり終わったうどんの先っぽが、跳ねるような弾力もあります。

讃岐5種野菜のかき揚げうどんの作り方

讃岐5種野菜のかき揚げうどんは、うどんはお湯でゆでるしかありません。

かき揚げは、うどんと一緒にお湯でゆでるか、電子レンジで温めるか、オーブントースターでカリッと仕上げるか選べます。

つゆを袋からしぼりだしにくい、そのようなときはお湯につゆをつけておきましょう。

かき揚げとうどんは分離しています。お好みの方法でかき揚げを調理してください。

うどんだけゆで冷やしてやれば、冷やしかき揚げうどんを愉しめる。熱々のかき揚げと冷え冷えのうどんの対比に舌鼓をうてます。

水280~300mlの水とつゆを鍋にいれ強火にかけます。水の量でつゆの濃さを調整してください。

かき揚げとうどんを透明な袋からとりだし、かき揚げを上にして鍋にいれます。

再沸騰したら強火から弱火にしましょう。お好みの柔らかさになるまで煮てください。

2023年11月、讃岐ふっくら大きなあげのきつねうどんは2食で税込430円でした。

ごぼう天うどん

細く切ったごぼうを丸く揚げたものがのせられている、ごぼう天うどん。

ごぼうの滋味ある香りはあります。焼いたような揚げたような、ぷ~んとするごぼうの香りもあります。

よくぞ、細いごぼう一本一本にていねいに衣をつけたなと感心させられるごぼう天です。

ガリッとしたごぼうの食感はありません。柔らかい衣を噛んだあとに、パリッとした食感があります。そのパリッとした食感はかさなりあい、ごぼうの香りと風味を強いものにしています。

食物繊維たっぷりだと主張してくるごぼう天です。

さて、だしのほうですが甘めです。昆布出汁に日本酒とみりんをたっぷりといれたように感じられます。

そのだしの甘い香りは、ごぼうの滋味ある香りとの相性がよいです。甘さが、ごぼうの自然とも土ともいえる香りと、食物繊維たっぷりの食感をやわく甘くしています。

さいごに讃岐うどんと書かれていますが、柔らかいうどんです。大阪や福岡など、四国をかこむうどんの柔らかさのように感じました。

うどんの柔らかさとごぼう天の食感の対比をたのしめます。ごぼう天の硬とうどんの柔、ふたつの食感をたのしんでいると、アッというまに器が空に。

2023年時のお値段は、一杯270円ほど。

ごぼう天うどんの作り方

イメージ写真のごぼう天と、リアルのごぼう天の見ためが少し違うなと思いました。

水300mlを鍋にいれ沸騰させます。つゆが袋からだしにくいときは、耐熱容器につゆの袋をいれ、そして、熱湯をかけて温めてください。

ごぼう天うどんのうどんは、ポロポロと小さく割れました。ビニール袋からうどんをとりだすときに割れやすいです。

沸騰したお湯にごぼう天とうどん、つゆをいれます。ごぼう天をうどんのうえにのせ鍋にいれてください。

お湯が、ふたたび沸騰するまで強火。沸騰したあとは弱火に落とし3分30秒ゆでるように書かれています。

柔らかいうどんですが、すぐにのびるようなうどんではありません。ゆっくりと温まったか確認できます。

あとは器に盛りつければ、ごぼう天うどんの出来上がりです。

ごぼう天をとりはずし電子レンジで調理したのち、うどんのうえに後からごぼう天をのせることもできます。

ラップをかけずに、電子レンジで調理してからのせます。うどんは鍋でゆでてください。そして、電子レンジで調理したあとごぼう天をうどんと合体させましょう。

カレーうどん

日本のだしでのばされたカレーの香りです。香辛料の香りが、つんつんと飛んでいません。

うどん屋さんでだされるカレーつゆです。みなさまが想像されるカレーつゆが、顕現しています。

平均よりは、おいしいカレーつゆだとは思います。しかし、突き抜けてうまい、とは残念ながら言えません。

カツオ出汁と醤油、みりん、日本酒をあわせたマットウな出汁でカレー粉をのばしたつゆです。

カレー粉だけでなく、タマネギやニンジンを炒めしぼり抽出したような甘味も感じられます。

甘めのカレーに分類されると思いました。

バターをいれたように、こってりとした旨味はありません。

カレーうどんのつゆは、飲んでいて疲れない旨味と風味です。

つゆは、自然なトロみがついておりうどんによくからみます。

讃岐うどんの名を冠するうどんは、カレーのおつゆに沈みこむ密度です。

そして、みっちりとねられた粉と粉は、しっかりとむすびつき、うどんの弾力とコシは強いものになっています。

うどんをすすると、龍があばれるがごとくうどんのハシが跳ねます。茶色いカレーつゆをあちらこちにまきちらす暴れ龍のように滑らかなうどんです。

カレーうどんをすすられるときは、細心の注意をはらいすすってください。

うどんの表面1mmほどのカレーはしみこんでいます。むっちりとしたうどんを噛むと、白い純とした甘味が口中にひろがります。

そして、出汁がきいたカレーつゆと白いうどんがであい、芳醇と清純が混ざりあい、混沌な魔味ともいえるカレーうどんが口中で完成するのです。

のこったカレーつゆは、捨てるにはおいしい香りと風味です。ご飯にかけてカリーライスにしてやりましょう。

お情けていどに、お肉とあげがはいっています。カレーうどんは、たくさんの材料をいれて作ったほうが、格段においしくなります。

カレーうどんの作り方

カレーうどんは、レンジでは調理できません。お湯で調理します。

ひとつの透明な袋のなかに、カレーつゆとうどんがはいっています。

水200ccを鍋にいれ沸騰させます。沸騰させたお湯に、袋からとりだしたうどんをいれましょう。

茶色いカレーつゆを下、白いうどんは上にしてお湯にいれてください。

弱火で5分煮ればカレーうどんのできあがりです。

ゆでている途中に、菜箸などでうどんをほぐしてやるといい感じにゆでられます。

2023年11月、カレーうどんは2食で税込516円でした。

えび天鍋焼きうどん

豪華絢爛。えび天だけでなく、あげもいれられており、ぷっくらとふくらんだ椎茸、そして、彩として桃色の花までいれられているえび天焼きうどん。

ほうれんそうとワカメ、ねぎもはいっています。が、えび天とあげ、椎茸、花に隠れて存在感はうすいと言わざるを得ません。

それほど、えび天とあげ、椎茸、花の存在感が強いうどんです。

これだけの具材がのせられている鍋焼きうどんの一食のお値段350円以下(2023年現在)。

えびの衣の厚さは、5mmほどです。カスカスのえび天によく見られる空気の層はありません。

新鮮な油で揚げられたであろう清潔な衣、その衣のしたには、プリッとした食感が跳ねます。桜色にいろどられた白いえびの身が元気に跳ねます。

あげの厚みは控えめ、つゆとは違った甘さがしみでてきます。

ぷっくらと肉厚な椎茸。椎茸の風味を活かしながら、淡い風味の調味料で煮こまれています。

椎茸の大きさは、バラつきがありました。

讃岐の看板をかかげているうどんは、熱々のつゆで長時間煮こんだとしても表面が溶けない、それほどしっかりと粉と粉がむすびつき堅牢なものになっています。

猫舌のひとが、冷めるのを待ち、食べおわるまで弾力とコシを維持し、のびにくいうどんだと感じました。

えび天鍋焼きうどんの作り方

水300mlを鍋にいれ沸騰させます。

沸騰したお湯にえび天をうえにしてうどんをいれます。そして、つゆもお湯にいれます。どぼんといれ、お湯が跳ねないように気をつけてください。

再沸騰したら弱火にします。そして、お箸などで具とうどんを優しくほぐしましょう。そして、つゆに具とうどんをしっかりとつけてください。

4分ほど煮こめば出来上がりです。

煮こまれクタクタになったえび天は、嫌いだ。わかります、わかります。

えび天はあとのせもできます。

透明の袋をあけましょう。えび天は、うどんを分離できます。

えび天を電子レンジで調理します。そして、うどんとその他の具とつゆは、お湯でゆでておきます。

最後に、電子レンジで調理したえび天をのせれば出来上がりです。あとのせサクサクです。しかし、ぐずぐつしていると衣につゆは浸透しますよ。

野菜たっぷりあんかけ細うどん

緑黄色がそろったあんかけうどん。白いモヤシもいれられています。

お出汁の香りは、カツオの香りがよく跳ね飛んでいます。カツオだけでなく、混合出汁だと思います。昆布よりも、魚介系の出汁が強いと感じました。

出汁には、しっかりとトロみがついています。細うどんに、しっかりとからみつく粘度です。

カツオの香りと出汁の熱気を細うどんと一緒にひきあげたように感じられます。トロみのおかげで、熱が逃げずに長いあいだホカホカです。

細うどんの太さは5mm、長さは20cmほどです。くず粉などを溶かしたようなトロみのおかげで、口当たりはなめらか。

噛む歯に抵抗するような弾力とコシはありません。プツリと細うどんは切れます。

切れた細うどんは、白米のように口中にのこり、カツオの出汁のきいた野菜と混ざりあいます。

まるで、野菜あんかけと白米をいっしょに食べているように感じられるのです。

はじめうどん、つぎに白米を食べているように感じられる一つで二つの食感を味わえる野菜たっぷりあんかけ細うどん。

モヤシの精一杯の抵抗、ホウレン草の苦味がよく効いている野菜群たちでした。なめらかなあんかけの邪魔をしない野菜群たちです。

あんかけには、歯ごたえある野菜がほしい、そんなかたは根野菜をいれましょう。

たっぷりのカツオをつかったであろう芳醇な出汁は、根野菜の滋味ある風味と香りを出汁のなかに迎えいれ、食物繊維を豊富にするだけでなく、香りを厚く濃くするのです。

野菜たっぷりあんかけ細うどんの作り方

水240mlを鍋にいれ火にかけます。お湯につゆをいれます。

つゆをいれるだけで、トロみのつくるつゆです。しかし、しっかりとかき混ぜないと茶色いゼリーができてしまいます。しっかりとかき混ぜてください。

透明な袋からとりだした麺を具をうえにして鍋にいれます。

再沸騰するまでは強火です。沸騰したら弱火に落としてください。トロみのついたつゆは、焦げやすいです。

しずかに、けれど確実にかき混ぜましょう。

約2分ほどゆでたあとに器に盛りつければ出来上がりです。

6種具材のみそ煮込うどん

どっぷりと濃いみそからは、白い湯気がたちのぼっています。

濃い色をしたみその香りよりも、カツオなどの魚介類の香りがまずは鼻に飛びこんできます。

たっぷりの魚介類と昆布からとったお汁に、名古屋あたりで作られている赤や黒のどっぷりとした風味のあるみそを溶かしこんだ、そのようなみそ汁です。

そして、みそ汁は見ためほどしょっぱくはありません。透明な魚介類の旨味を邪魔しないように精妙なみそ加減です。

飽きのこないみそ汁でした。

そのみそ汁にいれられた、うどんは茶色くなっています。

けれども、このうどんの弾力とコシがなくなり、のびてします、そのような状態を想像できない、それほどしっかりとしたうどんです。

ピンッと角はたっており、みそ汁から飛びでるほど弾力とコシです。ぷりんと跳ねる弾力もあり、熱いみそ汁が飛ばないように気をつけましょう。

そのうどんには、ザラりとした食感を感じました。魚粉をかけたような食感がありました。

のせられている食材は、シイタケとカマボコの存在感はでかいです。そのたの食材の存在感は。

そのたの食材の存在感が、うすければ足してやればいいのです。根野菜をいれて煮たお汁に、うどんとスープをいれれば風味が厚く濃くなり、食感がにぎやかになります。

6種具材みそ煮込みうどんの一食あたりのお値段は、270円ほどです。(2023年現在)

6種具材みそ煮込みうどんの作り方

水230mlを鍋にいれ沸騰させます。

つゆがしぼりだしにくい、そのように感じられたときはお湯で温めましょう。

沸騰したお湯に具を下にし、うどんをいれます。そして、つゆもお湯にいれます。どぼんといれ、お湯が跳ねないように気をつけてください。

再沸騰したら弱火にします。そして、お箸などで具とうどんを優しくほぐしましょう。そして、つゆに具とうどんをしっかりとつけてください。

4分ほど煮こめば出来上がりです。

京風だしのおうどん 九条ねぎと比叡ゆば入り

澄んだお出汁のうえに、花をかたどった麩が浮かべられている京風らしい典雅なおうどん。

透明なお出汁は、飲んだ印象もさっぱりとしています。昆布だしと二番だしのカツオ節をあわせ、淡い色をした醤油と日本酒で味をととのえたような清雅で淡泊なお出汁です。

純白のうどんは細めです。うどんの表面は、瓜顔の京貴族のようにしなやか。うどんは柔らかく、歯で噛むと、はんなりとうどんが溶けるように切れます。

柔らかいうどんですが、おうどんがのびてしまう、そのようなことはありませんでした。

ねぎが九条ねぎかどうか、それはわかりません。へにゃりとして存在感のないねぎです。

半月状のカマボコは、しっかりと白身魚の甘味があり、白身魚が跳躍するような弾力があります。

細かく切られたお揚げの外は、しっかりと揚げられており心地よい食感です。噛むとうどんの出汁よりも、淡いお汁がしみでてきます。

比叡ゆばは、ふにゃりと柔らかく崩壊しそうな見た目ですが、しっかりと豆乳を固めて作られてであろうことがわかる噛みごたえ、そして豆の味を堪能できます。

お出汁とうどんが楚々とひかえめな印象です。うどんにのせられた具は、しっかりと主張しています。

黄色い優雅な柚子の皮をちらせば、小料理屋で提供されるうどんのようになります。

京を感じられるおうどんの一食のお値段280円ほど。(2024年現在)

強風だしのおうどん 九条ねぎと比叡ゆば入りの作り方

お湯の量で出汁の濃さを調整できます。

250mlから270mlのお湯をわかし、そこにつゆをいれ沸騰させます。

透明な袋からおうどんをとりだし、具がうえになるように鍋にいれてください。

火力は強火のまま約3分ゆでてください。おうどんがほぐれてきたら、うどんや具がお湯につかるようにお箸などでほぐしながらゆでましょう。

おうどんのゆで加減を確認したのち、うどんと食材を器にいれれば出来上がりです。

きしめん

カツオ節が舞いおどるきしめん。白い湯気に熱せられ、ゆらゆらと舞うカツオ節。

ダイレクトなカツオ節の香りだけではありません。白い湯気からも濃くすんだカツオの香りを感じます。

うすい色の出汁ですが、カツオ節の香りをがっつりと堪能できます。カツオ節いっぽんで勝負しているような出汁です。

カツオ節の風味は濃いです。けれども、飲みやすい出汁だと思いました。

甘くも塩辛くもなく、飲みあきることのない出汁です。ほんのちょっぴりミリンの風味と香り、甘味を感じました。

かつおだしが香る、宣伝に偽りナシです。

澄んだように飲みやすい出汁ですが、飲みつづけると炭水化物を食べたいと脳が声をあげます。

そこで2cmほどの幅であり、ペタンとしたきしめんをすすります。

きしめんを持つハシの力をゆるめると、つるりと逃げだす、それほど滑らかなきしめんです。

幅のひろいきしめんですが、ちゅるちゅると力をいれることなく口中にすいこめます。

ただし、幅広のきしめんは、接触する面がひろく熱がペチャリと貼りつきます、火傷にはご注意を。

トッピングは、お揚げがふたつ、カマボコがひとつ、ネギとワカメ、そしてカツオ節です。

お揚げは、たっぷりとしたお汁をふくんでおり噛むたびに砂糖とミリンの風味がしみでてきます。

冷凍したカマボコですが、カスカスになっておらず、生のカマボコのような弾力がのこっています。

ネギとワカメは柔らかいです。

きしめんの一食のお値段は約250円ほど(2024年現在)

きしめんの作り方

水300mlとつゆを鍋にいれ沸騰させます。

つゆをだしにくいときは、お湯につけ解凍するように書かれています。

水とつゆが、沸騰したのち、透明な袋からとりだしたきしめんを鍋にいれましょう。

お揚げやカマボコがうえに、きしめんが下になるように鍋にいれます。

水とだしが、沸騰するまで強火。沸騰したのちは弱火に、そして、きしめんと具をいれてから3分煮てください。

きしめんがほぐれてきたら、具がつかるように菜箸などで優しくほぐしましょう。

3分後、きしめんと具を器にいれ、花かつおをふりかけます。きしめんの出来上がりです。

きしめんはお湯にいれると、お揚げとカマボコが分離します。

具だけをとりのぞき、きしめんだけを冷水で冷やせば冷たいきしめんをたのしめます。

記載された調理方法ではありません。

ほうとう

ほうとうを冷凍うどん記事に書いていいのか、いいんです、このほうとうは、うどんというよりも、幅広の讃岐うどんです。

カボチャは4切れほどはいっています。幅は約5cmほど、厚みは3mmほどでしょうか。

さわると崩れるカボチャ、煮ているあいだに溶けきるカボチャ、形をのこしたままのカボチャなど、さまざまタイプのカボチャがありました。

カボチャについで、ニンジンや油揚げの存在感がでかいです。ネギの存在感はうすいです、ネギの香りもありません。

あとは、豚肉と書かれているのですが。

ほうとうのお汁は、たっぷりの野菜を煮こんだであろう澄明な旨味と甘味、香りがあります。コンソメのように味が豊かなお汁に信州味噌を溶かしたように感じられました。

飲んでいてあきのこないお汁です。日本人の8割は、うん、とうなずいて納得するお味です。

野菜の甘味と旨味たっぷりのお汁は、平凡ともいえる尖っていないとも言い換えられます。いろいろとアレンジしやすいように感じました。

辛味をいれたり、八丁味噌をいれたり、一味や七味をふったり、黒胡椒をかけたり、チーズをいれたり、あなた好みにアレンジできます。

また、いろいろな食材をうけとめる度量もあるお汁です。豚肉とゴボウを追加していれました。

動物的な旨味とコク、味噌との相性がよく、田舎で感じられるような牧歌的な香りを漂わせるごぼう。

郷愁を感じさせてくれるほうとうを作れます。あとは、青く、太いネギもたしてやれば、龍に眼を描いたようにバチッと味がきまります。

さて、龍のセビレのように味噌からとびだしているほうとう。ほうとうと呼ぶには、あまりに頑健です。

ほうとうの幅は、2cmほどあるでしょうか。滑らかなほうとうの表面。滑らかすぎて1cmほどしかお汁がしみこみません。

たっぷりといれた野菜などの食材に負けない、いや、打ちまかすほどの弾力とコシがあるほうとうです。

ほうとう一食の値段は、300円ほど(2023年時)

ほうとうの作り方

ほうとうのつゆが固まっているときは、耐熱容器につゆをいれお湯をかけ解凍してから鍋にいれましょう。

ほうとうをゆでるために用意するお湯の量は、270ml~330ml。

なぜ、幅があるのか、それは、味の濃さをお湯の量で調整するからです。はじめて食べるときは、標準であるお湯300mlを用意しましょう。

沸騰したお湯に具を上にして、ほうとうをいれます。

味噌そのものといったつゆは溶けるのか。溶けやすい味噌でした。お湯にいれるやいなや、す~っと溶けていきます。

冷たいほうとうをいれ、お湯が再沸騰するまで強火。沸騰したあとは弱火で3分ゆでてください。

ほうとうは、しっかりとしています。3分ゆでただけでは、ほぐれずに、カボチャがお湯につからない可能性もあります。

カボチャがお湯につかっていないときは、お箸などでほうとうをほぐしてください。

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