この記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されている「 イモ棒 」を再現し食べた感想を書いている記事です。
自作した干しダラをつかい、セレベス芋でなく里芋を使い作りました。
時間が料理を作ってくれるレシピです。京都名物をお家で愉しめるようになります。
「 日本の、ある時代の、質素で、奥行の深い、味わいの一つ」と書かれているイモ棒を作っていきます。
イモ棒の調理風景
てきどな大きさにわった干しダラをたっぷりの水に漬け柔らかくしておきます。
たまに水をかえたほうがよいかもしれません。
柔らかくなった干しダラを裂いたり、切ったりし、お好みの大きさにします。
皮は、包丁で切れません。歯がたたないのでポイッと捨ててはいけませんゾ。干しダラの皮が、もっとも美味だと書かれいます。実際に美味です。
とろんとしたゼラチンたっぷりといった食感。はんなりとした甘味があり鮭やタイの皮に匹敵、いや、もしかしたら。
里芋の皮をむき酢をたらしたお湯で煮ておきます。里芋に竹串がスーッと刺さるほど柔らかくなるま煮ましょう。
昆布だけでなく、イモ棒はイリコやカツオブシのあわせ出汁で煮ます。イリコと昆布を半日ほど水に漬けておき出汁をとりました。
しょうゆと日本酒、みりん、花見砂糖と書かれていますが、きび砂糖で味をつけました。
甘めのおでん汁ぐらいに味を調整するように書かれています。
こまかくした干しダラと水気をきった芋をいれコトコトと煮ます。味が沁みこめばできあがりです。
芋のなかまでしっかりと味がしみこんでいるほうが、干しダラと芋の粘度が混ざりあい恍惚とした味になります。
白い湯気をたてているイモ棒は美味しいです。一方で、冷めても美味しいです。
冷蔵庫で2~3日は保存可能できます。晩酌のアテに弁当の具にもなります。
時間さえかければ、いにしえの古都の名物であるイモ棒を家にいながら愉しめます。
いまの京都でイモ棒を食べようとするなら、ギョッとするお値段を請求されるでしょう。お家で作ればお手頃価格で作れます。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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