この記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されている芙蓉蟹(フーヨーハイ)を作り、食べた感想を書いています。
日本の街角にある中華料理屋さん流の芙蓉蟹(フーヨーハイ)です。
本場の中国では見かけないと書かれていますが、真相はいかに。
中華鍋を温め、材料をいれ、弱火で柔らかくしたてあげるお手軽な中華料理です。
カニの肉をいれます。ちょいと豪華な中華料理とも言えます。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
芙蓉蟹(フーヨーハイ)の調理風景【 写真あり 】
カニの肉とタケノコ、水にもどしたキクラゲ、グリーンピース(枝豆で代用)をボウルにいれます。
カニ缶の肉をくわえました。カニの肉は塩分が豊富です。カニの肉のいれる量は調整してください。
三つの鶏卵をわり溶いたものをボウルにいれます。
お好みでショウガと日本酒をくわえてください。
中華鍋にこれでもかとラードをいれます。ラードをたくさんいれる、これ中華料理がおいしくなる秘訣。
テフロン加工のフライパンをお使いのかたは、あまりラードをくわえなくても焦げつきません。
中華鍋を強火にかけます。ラードがとけ、白い煙があがれば、ボウルのなかの具を中華鍋にいれましょう。
手早くラードと具をササッと混ぜあわせます。
かき混ぜたあとは弱火でじっくりと炒めます。水分がすこし飛んだ半熟状態を目指しました。もちろん、しっかりと焼いてもらってもかまいません。
焼きあげる直前に、香りのよいゴマ油をたらしこみ、白コショウをふりかけます。
檀一雄は、タバスコをふりかける凶悪な趣向。
中華料理にタバスコ。滅法界イケます。熟成された辛い黒酢のような風味が、卵の甘味をひきたて、カニの肉の塩分をまろやかにしてくれます。
タケノコやキクラゲ、枝豆の食感がアクセントになっており、飽きずに食べられます。
カニの肉は高い。私は、カニカマで芙蓉蟹を作る趣向。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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