干し貝柱を自宅で作る方法を書いています。
刺身用の貝柱を、フードドライヤーをつかい乾燥すると干し貝柱になるんです。
干し貝柱って買うと高いですよね。お手頃価格の刺身用の貝柱を干し貝柱にすると、お財布にとても優しい。
むずかしいことは、一切なし、フードドライヤーに貝柱をいれて、ボタンをポチっと押す。数時間後には干し貝柱の完成です。
欠点として、フードドライヤー代金が5、000円ほどかかります。10回ほど、干し貝柱を作れば元はとりかえせるでしょう。
フードドライヤーは、ほかの使い道もできますしね。ドライフールツつくったり、ドライトマトつくったりと大活躍。一家に一台フードドライヤー。
干し貝柱の作り方
刺身用の干し貝柱を買ってきて、フードドライヤーに並べます。
日本酒をすこしかけてあげると、貝柱の風味がよくなるでしょう。
使っているフードドライヤーは、乾燥温度を35℃~70℃まで設定できます。
乾燥温度は70℃に設定。さっそく乾燥開始。フードドライヤーのフタをしめ、スタートボタンを押す。
4時間後、外側はかわいていますが、触ってみると内部はグミのようにプニっとしています。
さらに4時間、フードドライヤーで乾燥させた貝柱コチラ。カッチンカッチンの貝柱になりました。
8時間で干し貝柱ができました。
市販してる干し貝柱にくらべると、厚みがない干し貝柱です。
保存容器にいれ、冷蔵庫で保存してください。市販品の干し貝柱は常温保存できますが、自作干し貝柱は念のため冷蔵庫で保存しましょう。
後ろの赤い物体は、ドライトマトです。貝柱と一緒に作りました。
大きいホタテをつかい貝柱を作った
乾燥時間は小さいホタテより長めです。
どうでしょう、市販の貝柱とおなじぐらいのぶ厚さの貝柱ができました。
とっても満足な出来栄えに、ニッコリ。
干し貝柱を使ったレシピ
らーめん
- 干し貝柱と干しシイタケを、300ccほどの水に6時間以上漬けておく
- 水をグツグツと煮て出汁をとる
- 醤油や鶏がらスープの素で味をととのえる
- 中華麺をゆで、器にいれておく
- 干し貝柱スープを器にそそぐ
- 貝柱や椎シイタケ、ネギ、紅しょうがをトッピング
干し貝柱からでる出汁を使った、お手軽海鮮らーめん。
“あっさり”した味のらーめんです。
つけ麺
- 干し貝柱を、200ccほどの水に6時間以上漬けておく
- 干し貝柱と水を弱火で煮て、出汁をとる
- 塩や鶏ガラスープの素で味をととのえる
- つけ汁にお好みの具材をいれる(長ネギをいれた)
干し貝柱の出汁のつけ汁。干し貝柱からドッシリした出汁が抽出されており、塩でちょっと味を整えてやると海を腹一杯に楽しめるつけ汁になっている。脂分がほぼないので、チュルチュルと麺をいつまでも食べていたくなる。黒胡椒をパパッとふるとピリっとしてまた、いつまでも食べていたくなる。
炒り卵
干し貝柱を日本酒につけておく。水と半々でもよい。
12時間以上、漬けておく。
干し貝柱を細かく切り、酒と一緒にボウルにいれる。
卵を3つ割りいれる、カチャカチャとまぜ、フライパンで焦げつかないように、木べらなどで混ぜながら炒める。火力は弱火、テフロンのフライパンを使うと焦げつきにくい。
炒り卵の完成。
卵の甘さと干し貝柱の甘さが合わさった炒り卵。優しい甘さでお口を癒してくれる一品。ちょっと刺激と色がほしいかたは青ネギをちらす。
もっとガツンとした刺激がほしいかたは黒胡椒がオススメ。
干し貝柱を作った感想【まとめ】
干し貝柱を天日干しで作ろうとして、何度か貝柱を腐らした経験があるんです。
フードドライヤーをつかえば、8時間ほどで貝柱を作れるなんてビックリ。
もっと早くフードドライヤーを買っておけばよかった、と後悔。いやいや、これからドンドン干し貝柱を作って、料理に使うぞ~。
コメント