この記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されている餃子を再現し食べた感想を書いている記事です。
いま作られている餃子とおなじ作り方です。
さらに、店で売られている皮を買い包めばよいと書かれています。
それでは記事になりません。ですので、『 檀流クッキング 』で紹介されている方法で餃子の皮を作りました。
檀流クッキングには、餃子を豚マンと読んでいたエピソードが書かれています。
では、豚マンはなんと呼ばれていたのでしょうか。
中国から引きあげた人たちが、餃子をひろめ、日本人たちの舌にミートし爆発的人気に。
いま、餃子といえば焼き餃子が主流ですが、檀流クッキングでは水餃子をまず紹介しています。
焼いても煮ても、揚げても食べられる餃子です。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
餃子の調理風景【 写真あり 】
さて、ギョーザの衣を自分でつくりたかったら、メリケン粉に多少の塩とラードを入れ、たんねんに練るがよいだろう。
引用元:檀流クッキング
檀流クッキングに真骨頂。完全なら数学無視。おのれの体でおぼえろの精神。
いまの人たちようにアレンジするのであれば、粉:100gにたいして、ぬるま湯50gと塩小さじ1、ラード小さじ1ぐらいが作りやすいでしょう。
粉の種類は、強力粉で作るとしっかりとした皮になり、薄力粉で作るとやわらかい皮になります。
強力粉と薄力粉を混ぜあわせてもらってもかまいません。
うどん粉、もしくは中力粉で皮を作れば口当たりが滑らかな皮を作れます。
粉の分量やお湯の量などを調整しつつ好みの餃子の皮を作りあげる愉しみがあります。
材料をすべてボウルにいれ練りあげます。粉がまとまらないときは、お湯をたしてください。
サランラップやビニール袋に生地をつつみ30分から1時間ほど寝かせておきます。生地が、しっとりとします。
生地を寝かせているあいだに、餃子の具を作っておきましょう。
豚肉は、豚バラの塊を買い、たんねんに叩くように書かれてはいます。
つぎに白菜の漬物をザクザクと切りくわえました。
水につけ柔らかくした干しシイタケと貝柱、キクラゲをくわえました。つけておいた水は、水餃子のスープに使えます。
ニンニクとショウガ、砂糖と酢、醤油をくわえ練りあげ、最後に香りのよいゴマ油をまわしいれます。
餃子の皮を作っているあいだに、餃子の具が、パサパサに渇かないようにしておいてください。
寝かせておいた餃子の生地を作業台にとりだし、ころがし細くのばします。
5cmほどの切りわけます。
切りわけた生地をめん棒や手で丸くのばしてください。
餃子の皮のはしは、くっつけますので私の皮のように見栄えが悪くても、ちっとも問題ありません。
できれば、餃子の皮の中央をすこし厚くなるようにのばすとよいです。
あとは、餃子の皮の中央に具をのせる、餃子の具がでないように皮を包みこんでください。
自作した餃子の皮は、水をつけなくても皮と皮がくっつきます。もし、皮と皮がくっつかないときは、水をすこしつけてください。
餃子をゆでると、水餃子に。
たっぷりのお湯で餃子をゆでていると、半透明になり浮きあがってきます。
ニンニク醤油やゴマ油、ラー油などなどお好みのものをかけて食べてください。
檀流クッキングには、ラージャンと書かれていますが、これはなんでしょうか。響きは中華料理の調味料だとは思いますが。
油をひいたフライパンで焼けば焼餃子です。
餃子の衣に焦げをつけ、お湯をいれ蒸し焼きにしました。
160℃の油で揚げました。
あつあつのまま食べてもよし、しっかりと油をきりお弁当にいれるもよしです。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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