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『檀流クッキング』アイリッシュ・シチュー参考レシピ 味わい深いアイリッシュの奥深さに抱かれるシチュー 材料はシンプル、料理方法もシンプル

料理

檀流クッキング』のアイリッシュ・シチューを参考にして、アイリッシュ・シチューを作った記事です。

羊肉と野菜をコトコト煮るだけのシンプルなレシピ。材料も羊肉とカブを使っていますが、ほかの野菜はふつうのカレーを作る野菜と一緒です。

調理に失敗することが少ないレシピですが、食べたことのない澄んだスープ、舌にうまみが残り、鼻にすばらしい羊肉の香りが吹き抜けるシチューでした。

アイリッシュ・シチューをおいしく調理するポイントは「おいしい羊肉をつかう」この一言につきるでしょう。『檀流クッキング』に書かれていたように、コストコの海外のオーストラリアのラム肉を使いました。

アイリッシュ・シチューは第二部のレシピです。『檀流クッキング』には掲載されておらす、『完本・檀流クッキング』には書かれています。

『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。

男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』

おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。

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アイリッシュ・シチューの調理工程

  1. 羊肉を煮る
  2. 野菜をくわえて煮る
  3. スライスしたジャガイモをいれ煮る
  4. アイリッシュ・シチューの出来上がり

羊肉の甘さ香りをいかした原始的な料理です。香辛料は塩とコショウ以外なにもいれません、羊肉と野菜の旨味と出汁だけで作るスープです。

アイリッシュ・シチューをおいしく作るコツは、臭くない羊肉を用意する。これだけで、おいしいアイリッシュ・シチューを作ることができるでしょう。

アイリッシュ・シチューの材料(3~4人分)

  • 羊肉:300g(なるべく臭みの少ない羊肉)
  • カブ:1個
  • ニンジン:1/2個
  • タマネギ:1個
  • ジャガイモ:2個
  • 塩・コショウ
  • パセリ:適量

『檀流クッキング』参考レシピになっているのは、『檀流クッキング』のレシピでは、羊肉1kgに野菜の量が1/2カップや1カップになっています。1カップ=200ml。

すこし羊肉の主張が強かったので、羊肉を少なくし、野菜の量を増量したレシピです。

アイリッシュ・シチューの調理風景【写真あり】

羊肉を煮る

鍋に羊肉をいれ、たっぷりと漬かる水をいれ、火をつけ沸騰させる。

沸騰したら、弱火で40分ほど煮る。

ガス代を節約するために、保温調理器で煮込む。

野菜をくわえて煮る

羊肉を40分ほど煮た鍋に野菜をくわえる。

タマネギ:1個細切り、カブ:1個ニンジン:1/2個、ジャガイモ:1個サイの目切りにしていれる。

ここで注意してほしいのは、ジャガイモ:1個だけサイの目切りにする。のこりのジャガイモ:1個はあとで薄切りにしてくわえる。

野菜がひたひたになるまで、水をくわえ、沸騰するまで中火。沸騰したら弱火におとし50分ほど煮る。

ガス代節約のため、もう一度保温調理器に1時間いれておく。

スライスしたジャガイモをいれ煮る

野菜がクタクタになった鍋に、ジャガイモをスライスにしていれる。ジャガイモの皮が気になる人はむきましょう。

スライスにしたジャガイモが柔らかくなり、形がくずれるまで弱火で煮る。おおよそ30~50分ほどかかる。

なぜ、サイの目切りとスライスにしたジャガイモをいれるのか。『檀流クッキング』には理由は書かれていない。

スープにとろみをつけるためのスライス、ほっこり感を楽しむサイの目切り。ジャガイモに二つの役割をもたしているのでは想像している。

アイリッシュ・シチューの出来上がり

スライスにしたジャガイモの形が柔らかくなれば、塩、コショウで味つけをする。

アイリッシュ・シチューの調理時間は、約3時間。調理時間はかかるが、失敗しにくい煮込み料理だ。

スープ皿にアイリッシュ・シチューをもりつけ、パセリをかけ、食べよう。

アイリッシュ・シチューを食べた感想

ちょっとだけ白い薄い色がついているスープに、緑色のパセリがういており、ほんのり野菜の甘い香りと羊肉からは香草のような香りがしている。

羊肉の形は崩れてはいないが、肉質は柔らかくなっている。スープに羊肉の出汁はでているが、羊肉はカスカスにはなっていない。羊肉の繊維はきっちり歯ごたえがあり、野菜の甘味が肉に染みこんでいる。

ニンジン、タマネギ、ジャガイモの味は想像できるけど、カブってどうなの。と、心配していた。アイリッシュ・シチューには、カブのさっぱりした食感、風味がミートしていた。カブと羊肉の相性がここまでいいとは思わなかった。ここに香辛料やニンニク、トウガラシをいれたら、カブのよさが消えるんだろうな。

スープを飲んでみると、サラリとしていて羊肉の香草のような香り、たっぷりと野菜の出汁が染みでている。ここまでアッサリしてサラリとして、滋味、旨味のあるスープを作れるとはビックリした。

アイリッシュ・シチューを作って食べた感想【まとめ】

アイリッシュ・シチューは、おいしい羊肉と野菜をコトコトと煮て、味付けは塩とコショウだけで作ります。

香辛料も、ニンニクも使わずに、おいしいシチューできるの心配でしたが、アッサリと羊の香りのよいスープを作れました。

アイリッシュ・シチューをおいしく作るコツは、おいしい羊肉を使うことです。臭くない羊肉を買ったときは、アイリッシュ・シチューを作るようになりました。

『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。

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