サントリー ドライジンエクストラを飲んだ感想を書いています。
柑橘類の香りが特徴的で、飲み口はキリッとしたドライなジンです。お財布に優しいお手頃価格なのが、とてもうれしい。
ストレートやロックだけでなく、サントリー ドライジンエクストラをカクテルにして飲んだ感想も書いています。
サントリー ドライジンエクストラを飲んだ感想
ストレート
サントリー ドライジンエクストラをグラスに注ぎ、匂いを確認してみる。水のように香りはあまりなく、かすかに柑橘類の皮のような香りがしている。生レモンの皮を剝いた香りが、一番近いように感じる。
透明の液体を口と歯、舌、口内全体で味わう。柑橘類の香りがし、ジン特有の香辛料の香りがほとんどせず、ガツンとくる刺激があるジンだ。たしかにエキストラドライと呼べるだけの、ドライ感がある。ジンの特徴であるジュニパーベリーの風味があまりしない。
若さと元気が溢れかえっている、荒々しい若者のような勢いがある。しかし熟成された奥行はない。
ロック
グラスいっぱいの氷をコロンといれ、氷の表面にそわしてジンを注ぎ入れる。スプーンやお箸でもよいが、できればバースプーンを使い、氷とジンをくるくると回してやるとジンがよく冷える。
冷やすことで、柑橘類の香りがふんわりと匂う。グラスを傾けると、冷やされたジンが口のなかに柔らかく流れ込んでくる。冷やすことで荒々しさがなくなっている。ハーブの香りと柑橘類の爽やかな苦味が舌の汚れを洗い流し、舌にジンの微かな自然の甘さを教えてくれる。
冷えすぎてくると、香りが消え透明になり、限りなく無臭になってしまう。一瞬をとらえて、ジンを飲んでやる醍醐味ヨ。
ストレートより、冷やしたほうが好みだ。
アイス
ジンを別容器いれ冷凍庫で冷やしておく。この飲み方が滅法界好きだ。なんならジンの瓶ごと冷凍庫にいれておいてもよいだろう。アルコール度数の高いお酒は凍ることがないので、キンキンに冷えたお酒を飲むことができる。
ショットグラスや小さめのグラスに、キンキンに冷えたジンを注ぐ、グラスを持つ指も冷たくなるほどの冷気。キュッと一息に全部飲み干すか、半分ほどを一気に飲んでやる。
口の中でジンをとどめず、一気に胃にジンを送り込む。ノドと胃でキンキンに冷えたジンを味わうのである。キリっと冷えたジンが、ノドを冷やし、ワンタンの皮のようにツルツルと胃に落ちていく。胃に落ちたジンからは、ほどよく熟れたレモンの香りがゆるやかに立ち上がってくる。
ただし、滅法界に酔いますよ。
総評
ストレートとロック、アイスと飲んだ感想としては、柑橘類の香りとほのかに香辛料の香りがするジンでした。
エキストラドライというだけあって、キリっとした飲み口になっています。ドライな味のカクテルを作れるでしょう。
単品で飲むには、ジン特有の深い風味と奥行のある味わいがないように感じました。価格が安いのでカクテル用にカクテル棚に置いています。
サントリー ドライジンエクストラを使ったカクテル【感想】
- マティーニ
- ジントニック
- ジンライム
- ジンアンドビターズ
- スモーキーマティーニ
- ホワイトレディー
- 白ワイン割り
マティーニ
- ジン:40ml
- マティーニ:10ml
キリっと冷やされたカクテルの王様『マティーニ』オリーブ抜き。
香りはベルモットに漬け込まれた薬草の香りと、柑橘系の香りがツンとしている。
キリキリと冷やされた液体が、つるっと口の中に入ってくる。いままで飲んだマティーニのなかでは一番クセがないように思われる。キリっと尖った味になっている。レモンのような香りが、口の中をさっぱりさせてくれる。
ジントニック
- ジン:40ml
- トニックウォーター:適量
ジンとトニックウォーターの組み合わせは至高の組み合わせだろう。ドライジンで作った『ジントニック』はジンをおいしく飲むためのカクテルではなく、トニックウォーターの味を楽しめむカクテルになっている。
トニックウォーターの独特の香草の香り、苦味をドライジンで割ることで、くっきりと感じることができる。ライムをちゅっと搾りこんでやると、苦味、甘み、酸味を炭酸の泡の中で楽しめる。
白色から青色にかわる涼し気なグラスは、ボンベイサファイアを買うとついてくるオマケに見えないお洒落なグラスを使っている。
ジンライム
- ジン:40ml
- ライム:半分
ライムを切り、ぎゅっと搾ってやりグラスにいれる。でかい氷をごろんといれ、ジンをとくとくと注ぎいれ、乱暴にくるくると回してやる。シュガーシロップは抜きで、ハードボイルドな男たちが飲んでそうな『ジンライム』
歯にすこしザラっとした感じがあるのは、ライムのせいかな。
ライムのほろ苦く、ほどよい酸味、飲んでいるとちょっとした甘味もある。作り方は無骨だが、スッキリした爽快な味になっている。
デカい氷の作り方はコチラ。
ジンアンドビターズ
- ジン:40ml
- アンゴスチュラビターズ:1~2滴
アンゴスチュラビターズを1~2滴グラスにたらし、指をつかいグラス全体にのばしてやる。そこへ丸い氷をゴロンといれ、ドライジンを注いでやる。
シナモンのような香辛料の香りがし、すこし苦い香りが氷のうえに漂っている。
ピンと筋の通った複雑な香辛料を使ったアラビアンな香りがし、ピリっとした苦味。ふと香るレモンの香り、アンゴスチュラビターズの苦味のおかげか、ドライジンが甘く感じる。
スモーキーマティーニ
- ジン:40ml
- ウイスキー:10ml
ウイスキーとジンをステアして作るカクテル『スモーキーマティーニ』
うすいブラウン色が小粋でお洒落な見た目。あまくトロンとした大人なウイスキーの香りがしており、カクテルにつかったウイスキーは、味にあまり特徴のないウイスキーですが、チョコのような甘さ、ウイスキーの燻された木のような香りをくっきりと感じれる。
ウイスキーにドライジンを足してやると、ウイスキーの風味がよく分かるようになった。
ホワイトレディー
- ジン:30ml
- ホワイトキュラソー:15ml
- レモンジュース:15ml
ロンドンの濃い霧を思わせる白色のカクテル。オレンジの香りにレモンの酸味がかった香りがし、甘くスッキリした匂いになっている。
霧のようにヌルリとした液体が口の中にはいってくる。オレンジのほどよい甘さ、レモンの酸味が口の中をさっぱりさせてくれる。甘味、酸味のバランスがよくとれており飲みやすい。最後にジンのドライな味がドスンとくる。飲みやすいカクテルだが、アルコール度数は高いので注意が必要だ。
高貴でピンッと背筋が伸びた、高貴な貴婦人のようなイメージのカクテル。
白ワイン割り
ジンが1,8Lに大きくなちゃった。
本格的なカクテルレシピではなく、コップに残ってた白ワインとジンが混ざった結果、めちゃくちゃ美味しかった。
マティーニに使うベルモットの香草の風味がなくなり、白ワインのキリっとした甘い風味が漂い。透明な羽のような軽い味になり、森の泉のような澄んだ味と風味を楽しめる。
ボヤけた味の白ワインにちょっとジンを垂らすのもオススメ。白ワインの味がピリッと引き締まる。
サントリー ドライジンエクストラを飲んだ感想【まとめ】
サントリー ドライジンエクストラは柑橘の香り特徴の、キリっとした味。いままで飲んだジンのなかで一番辛口ドライなジンでした。
ストレートやロックで飲むには少し風味、ジン独特の香りが少ないです。ドライジンをカクテルに使うと、味に特徴がないので、どのお酒ともマッチします。
辛口なカクテルを作ることができるでしょう。
お値段もお手頃なので、カクテル用に棚においています。
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