カラスミは、炙ったり、お茶漬けにしたり、日本酒の友人として憧れの食品ですよね。ただしお値段が高く、お財布に優しくないのがカラスミ。
お値段のやすいタラコで、カラスミっぽいものを作ることができれば、安くおいしい料理を楽しめるのではと考え、生のタラコでカラスミ作りに挑戦した記事です。
結果は大失敗、う◯ちっぽい物体ができあがり、カラスミにはなりませんでした。失敗した経験を書いています。
カラスミの基本的な作り方
- ボラの卵巣の血を抜く
- 卵巣を塩漬けにする
- 卵巣の塩を抜く
- 卵巣を乾燥させる
- カラスミの出来上がり
カラスミの作り方を、簡単に紹介さしてもらいました。生タラコを、手順通り調理していこうと思います。
タラコをカラスミに実験調理
生のタラコには細い血管が通っており、このままでは乾燥させたとき見栄えが悪くなるので、血を抜く必要がある。この細い血管から血を抜けるのだろうか。
水にタラコを沈め、針で血管に穴をあけ、血を抜いてやる。タラコを水に沈めてみると、タラコの皮がやぶれており、卵が水にあふれだし大参事。
タラコ、ボラの卵巣でカラスミを作るなら、皮が破れていない卵巣を買う。それが一番大事。
第一工程で、生タラコのカラスミ化計画、頓挫ス。
塩漬けにしても、卵があふれだすだろうと考え、塩漬け、塩抜きの2工程をスッ飛ばし、一気に乾燥させることにした。
スプレーボトルにウォッカをいれ、フードドライヤーをウォッカで消毒しておく。
「フードドライヤーってなに??」ボタンをぽちっと押すと、天候や温度、湿度に左右されることなく食材を乾燥してくれる、便利な調理器具だよ。
フードドライヤーに生タラコを並べる。
フードドライヤーのフタをし、40℃で8時間ほど乾燥させる。
8時間後。
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カッチカッチのまったく”しっとり”してない乾燥物が、目の前にあった。アスファルトの道路に落ちていたら、間違いなくう◯ちと間違われるやつ。皮はカチカチ、水分が抜けきっており、腐りにくそう。
皮がないところは白くなりボロボロな状態。触っても崩れることはなかった。
フードドライヤーはタイマーを設定すると、時間通りに乾燥してくれるが、タラコをしっとり仕上げるには、こまめに乾燥具合をチェックするべきだった。
4時間ほど乾燥させ、燻製したときのタラコはしっとりしていました。乾燥させすぎダメ絶対。
タラコを噛んでみると、バリバリと歯がタラコを縦に割っていく。あれ、もっと硬いと思っていたが、ホロホロと、卵がバラバラになっていく。控えめな塩味、お口のお汁で、カチカチのタラコの卵ひとつひとつをふやかしてやると、濃厚なタラコの味が蘇ってくる。表面をかるく炙ってやると、さらにタラコの香りがたちのぼる。
バリバリのタラコ。これはこれでおいしいな、ふりかけのように香りがあり、パリっとした食感を楽しめる。
ドライタラコのふりかけ
白米
こちこちのタラコを、ほかほかの白ご飯にのせると、湯気で表面がややしんなりしてくる。そして、たらこの香りがしてくる。タラコはやや塩っけが少ないので、塩や醤油をチョンチョン足してやる。
じゃこをパラパラ。じゃこの香りとタラコの香りの相性はバッチリ。じゃこからカルシウムも補給できる、一石二鳥。
さらに海苔をパラパラかけてやり、タラコ、じゃこ、海苔の香りの三銃士をそろえてやる。
香りの三銃士を楽しみ、ボリボリした食感、ジャコのしっかりした歯ごたえ、海苔のパリっと感。白米がいつもより甘く感じる気がする。
うどん
手打ちうどんにバターをのせ、熱でゆるんできたところに、タラコをぱらぱらとかける。
柔らかいバターにくるまれた、カリっとした食感。ちょいちょいと醤油をたらしてやると、熱と反応した醤油の香りにいざなわれて、バターとタラコをからめたウドンを夢中になってすすっていた。
カラスミにはなりませんでしたが、タラコを長期保存する方法としてはアリです。
はい、干し柿と並べても違和感ありませんね。
白いスジが血管ですね、そういえば血の匂いはまったくしませんね。
硬いタラコは保存期間が長くなり、いろいろな料理に使えそうだなと考えました。
タラコをカラスミにするときの注意点
いちど大きいコストコの明太子を乾燥させ、燻製すると、カラスミにちかいものが作れました。
大きく、皮が破れていない生タラコを買い、カラスミと同じ調理手順を踏みましょう。生タラコを、カラスミにちかいものに、仕上げることができると思います。
タラコはカラスミにするには感想【まとめ】
タラコを買うときに、タラコが大きく、皮が破れていないタラコを買えば、カラスミっぽいものを作れると思います。
タラコをかちかちに乾燥させてやれば、長期保存できるようになりました。
冬場、生タラコが安いときに、大量に買い乾燥させれば、長期間タラコを楽しめます。
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