この記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されている梅酢和えと蒸しナスを再現し食べた感想を書いている記事です。
再現とおおげさに書いていますが、野菜に梅酢をかければ、それだけで梅酢和えになります。
そして、蒸しナスは蒸しあげたのち調味料と混ぜるだけのお手軽レシピです。
あつい夏にパパッとつくれ、暑気をはらってくれる梅酢和えと蒸しナス。
梅酢の仕入れ先は、こちらの記事へ。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
梅酢和えの調理風景【 写真あり 】
ウリやキュウリに塩をふり、水をだしたあと梅酢をかける。
ハジカミをあらい塩熱湯にくぐらせ、梅酢をいれたコップにいれる。セロリはそのままコップにいれる。
ざっとこれだけで梅酢和えになると書かれています。
もう少しテマのかかるサラダも紹介されています。
お湯をわかし、10秒ほどキャベツをお湯でゆでましょう。
そして、食べやすい大きさにキャベツを切ります。
『 檀流クッキング 』には書かれていませんが、キュウリもお湯にとおすと色が鮮やかになります。
火傷に注意しキュウリに塩をふりかけ、まな板に押しつけるようにもんでおきます。そして、キュウリを食べやすい大きさに切りましょう。
つぎにミョウガタケ、おそらくミョウガはそのまま斜めに切ります。
あとは、キャベツとキュウリ、ミョウガをボウルなど容器にいれ梅酢をふりかけるだけです。
いれる梅酢の量ですが、いれすぎなければ調整できます。サラダを食べるときに、味を調整できるように梅酢をふりかけておくとよいでしょう。
あとは細く切った青ジソをいれれば出来上がりです。
なのですが、ラップをして冷蔵庫にいれ冷やしておいたほうが涼であり、悦なサラダになります。
歯ごたえのよい3種類の野菜。そして、それぞれがたっぷりの冷涼な水分をふくんでいます。
ミョウガの滋味ある香り、梅酢のつ~んとくる酸っぱい香り、食欲がなくとも、食欲をわきたててくれる和製サラダです。
お好きな野菜をいれたり、唐辛子や黒胡椒をきかしたり、さらにサラダを発展させることも可能です。
梅酢さえあれば、スガスガしい和製サラダをパパッと作れます。
蒸しナス
ナスのヘタを切りおとします。
そして、ヘタを切りおとしたナスを蒸し器にいれます。
ナスの芯まで火をとおすように蒸します。お好みのかたさにナスを蒸しあげるとよいでしょう。
蒸しあげたナスを裂きます。かなり、熱いです、ご注意ください。
ヘタを落としたナスの断面図は丸くなっています。その丸くなった部分にケーキを切るように切れめをいれておきます。
その切れ目をつかみナスを裂きます。たっぷりの切れ目をいれると細いナスがたくさんできます。
包丁で切ってはダメなのか、おそらく裂いたほうが、ナスの断面図がギザギザとしており調味料がしみつきやすいです。
裂いたナスを皿にならべ、煎ったゴマを盛り、ゴマ油と酢醤油をかけながら食べるように書かれています。
わたしは、ゴマ油と酢醬油、煎ったゴマ、ニンニクを混ぜあわせたものに裂いたナスをいれ混ぜあわせてから食べるようになりました。
また、蒸しナスは冷やしてから食べてもイケます。トロリとした冷えたナスの果肉は舌のうえで溶けます。
そして、冷たさと旨味が口中にひろがり涼です。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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