フードドライヤーで御馳走感あふれるお茶漬けの作り方 旨味がギュッ!!サケ・タラコ・タイ

料理

フードドライヤーを使った旨味がギュッとつまったお茶漬けの作り方を書いています。

サケとタラコ、タイをお茶漬けの具にしました。

生のまま白米にのせるのもいいですが、乾燥させることで味が濃縮された食材は、お茶にまけない旨みを内部に秘めています。

お茶漬けの具の作り方は簡単です。フードドライヤーにサケやタラコ、タイの身をおき、フードドライヤーのスイッチをぽちっと押す。あとはフードドライヤーが食材を自動で乾燥させてくれます。

フードドライヤーは家のなかで食材を乾燥させるので、干しネットでの乾燥とちがい、雨にふられて食材がダメになることもありません。

ただし、干しネットはお安い(100均でも売ってる)ですが、フードドライヤーは5,000円ほどかかります。

フードドライヤーを使ったお茶漬けの具の作り方

サケ・タイの乾燥方法

サケとタイは骨取りしている商品を使っています。加熱する必要があります。

お茶漬けの具につかった食品は、おうちコープで購入しました。毎週、食材をお家まで届けてくれるのでラクチンです。

サケとタイをウォッカや日本酒で消毒しておくと、臭みと雑菌対策になります。ウォッカをスプレーにいれ、食材に吹きつけました。

まずは、サケとタイから乾燥させます。フードドライヤーのトレーのうえにサケとタイをのせます。タラコはどうするの?タラコは生でも食べられるので、低温でほっくりしっとりと仕上げます。

フードドライヤーにセットし、1~2時間ほど35度で乾燥させます。そのご60度まで温度をあげ、3時間ほど乾燥しました。

乾燥させたサケ・タイの写真

なんということでしょう、白かったタイの身が、旨味が凝縮された乾物のような色になっています。

もってみると、硬いグミのような食感。プニプニです。ここでタイの皮の匂いをかいでみましょう。魚臭いときは、日本酒やミリンをふっておきましょう。鮮度の悪いタイを使うと、ひどい匂いがするときがあります。

じっくり乾燥させられたサケは、トバのように硬くなっています。これをチョット火で炙って日本酒でいくのも乙です。サケは、ありとあらゆる生物においしく食べられるために生まれてきたの?と聴きたくなります。

タラコの乾燥方法

タラコは生でも食べることができる食材ですが、あえてドライ(干し)にします。生のままでもいいのですが、タラコは焼いたり、煮たり、干してから食べたほうが好きです。

ということで、醤油:みりん:日本酒を2:1:1で割った調味料でタラコを煮ます。

ふわっとハジけたタラコ。もうこの状態で、お箸でちびりちびり日本酒をやりたい。ぐっと我慢して乾燥させますゾ。

生たらこのじっくり煮込んだ味は例えようがない。いろんな旨味が中まで染み通り、あの小さな卵のつぶつぶが歯に抵抗するように感じる。少し濃いめの味付けが正しいねぇ。

引用元:ごはんに還る

煮たタラコと、生のままのタラコ、どちらもフードドライヤーで乾燥させます。

タラコは生でも食べられるので、35度の低温乾燥です。

6時間ほど乾燥させました。皮の水分がぬけ硬くなり、タラコの卵の水分もぬけネッチョリしています。

手でもっても、お婆ちゃんのお乳のように垂れることなくピンとしています。

乾燥させた食材は冷蔵庫で、1~2週間は保存可能です。乾燥させておけば、御馳走お茶漬けをいつでも長く楽しめるというわけです。冷凍保存もできますが、あまりのおいしさについつい食べ過ぎてしまい、すぐになくなるでしょう。

乾燥させた具をお茶漬けにして食べる

お茶漬け準備

お茶漬けをおいしく食べるために、まずは永谷園のコレを用意しましょう。

日清の謎肉ぐらい謎でしたが、粒あられというようです。

マストですゾ。

刻みノリを用意します。やはりノリの香りはお茶漬けには必要でしょう。

サケ茶漬け

乾燥させたサケを指で食べやすい大きさにちぎります。包丁で切ってもかまいません。

刻みノリと粒あられをパラパラ、ちょっんとワサビを少々。お茶は緑茶かほうじ茶をかけます。お好みで色々なお茶を試してみましょう。

お茶をそそいでも、崩れないサケの肉質。その表面は水分がもどりテラテラ。サケの旨味がお茶に溶けこみ、サケの香りとノリの香気がうれしい。

ガッと一気にカッ喰らう。御馳走お茶漬けは、サケの肉質がしっかりしているので、お口のなかで噛み噛みし、サケの旨味と白米、お茶をミックスさせながら食べるとよいでしょう。

鮭の旨味を飲み終わった。

タラコ茶漬け

タラコを薄く切り、白米のうえに並べます。しっとりしたタラコの感触に驚かれることでしょう。

タラコとネギの相性はよいものです。タラコはそのままパクっとかじってもよし、お箸で崩しながら、お茶に浮かし、白米に絡めながら食べるもよし。食べている途中で醤油をチョンと垂らすと香りがよくなります。

煮付け干したタラコも同様にいただきます。こちらはタラコの香りだけではなく、醤油をいれなくとも醤油の香りがぷ~んと漂う一品です。

さてさて、次はタラコの食べ方の大本命。焼いてからお茶漬けにします。タラコの水分を抜いているのでハジける心配は少ないです。

焼いていると、タラコの中から残った水分が皮の表面で細かい泡になりぷつぷつと音をたてはじめます。どうじにタラコの皮の焦げたあの香りがしてくるはずです。

焦げ目をつけるのはよいですが、焦げすぎると目もあてられません。ある程度の焦げで妥協するか、ギリギリまで粘るかは、あなた次第。

焼きタラコに余計なものはいらんのじゃよ。ドンと白米のうえに焼きタラコをのせます。

お茶をかけると、タラコの皮の焼けたこうばしい香りが、陽炎、夢幻のごとくタラコの香りがまるで見えてくるような気にさせてくれます。

ちびりちびりと焼きタラコをかじりつつ、白米を飲んでいると、白米がきっと足らなくなるでしょう、オカワリをどうぞ。

じぶんで作ったお茶漬けの素です。サケとタラコのミックスはいかがでしょうか?他人茶漬けです。

タイ茶漬け

刻みノリに粒あられをのせ、タイをのせ、ネギをはらりとかけます。

タイにもお茶漬けがいいのですが、かつお節や魚のアラでとった出汁にちょいと醤油をたしたやつも乙ですゾ。

タイの食感はソフトな干物と考えてもらってよいです。グニュとした食感のタイを噛むと、歯をはじきかえすほどの弾力。それを喰いやぶると、口いっぱいに拡がる白身のあっさりした白身魚の旨味がある。だけど旨味は濃厚、高貴、優雅、マーベラス、シーブリーム。はてな、タイにこれほどの旨味があったのかと考えさせられました。

ひきわり納豆に薄くきったタイをいれ混ぜます。100回。ウソです、飽きるまでかまいません。

あとはお茶をそそぐだけです。刺身でこの茶漬けをやると、納豆のうまみにタイがまけてしまうのですが、干すことによって納豆の旨味とタイの旨味を両輪で味わえるのです。

もう一つの『 檀流クッキング 』のタイ茶漬けを参考にした茶漬けレシピを紹介します。

生卵を割り、ねりごまを小さじ1ほどくわえます。そこになるべく薄くきったタイをいれ、タイに卵とねぎごまをからめます。10分ほど待ちましょう。

ノリや粒あられ、ゴマをさらにふり、そのうえに卵をからませたタイをおきます。

表面の卵は半熟になり、ゴマのあの香りがぷんぷん匂います。ずるりと食べると、ゴマの香気のビックバンバン。にゅるりとしたタイを噛むと味の大氾濫、大洪水、ポロロッカ。

タイ茶漬けは、御馳走になりうるポテンシャルを秘めていました。

麺で愉しむ

自家製うどんにのせると、ちょっとした御馳走感あふれる茶漬けうどんをパッと作れます。出汁をかけてもよし、そのまま冷で食べてもよし、ですゾ。

もしくはパスタにからめ、バターをとかし、醤油をチョン。ネギや醤油づけ大葉をかざりつける。

手軽につくったとは見えませんね。幸せとは、この皿の上にあったのかと思いしらされました。

フードドライヤーでお茶漬けの作った感想【 まとめ 】

フードドライヤーで食材を干すことで、余計な水分がぬけ、食材の旨味だけをギュッと濃縮したような食材になります。

乾燥させた食材にもう1度お茶につけると、食材の表面はやや柔らかくなるものの、しっかりした食感を歯や舌で感じることができるでしょう。

干した食材でお茶漬けを作ると、御馳走感がまします。どこか高級料亭の〆にでてきても違和感がないお茶漬けでした。

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