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しらすの唐辛子漬け・ローザマリーナの作り方・レシピ 別名貧乏人のキャビアと呼ばれる調味料

料理

この記事は、しらすの唐辛子漬け・イタリアの調味料で名前はローザマリーナの作り方を書いています。

ローザマリーナは貧乏人のキャビアとも呼ばれています。しらうおを使うのが、本来のレシピです。いま現在しらうおを使うと、それこそキャビア級のお値段になります。

そこで、しらす干しを使い貧乏人のキャビアを作りました。

最小単位のしらすの魚醤風味と唐辛子の辛さをたのしめる調味料です。

作り方はしらすと塩、唐辛子を混ぜるだけ、そして、時という偉大な料理人が材料を熟成してくれるのを待つだけです。

しらすの唐辛子漬け・ローザマリーナの材料

  • しらす干し(食塩不使用)
  • 塩:しらす干しの重量の40%
  • 唐辛子パウダー:しらす干しの重量の40%
  • オリーブオイル:適量

オリーブオイルをいれないレシピもあります。

しらすと塩、唐辛子だけでは、綿ぼこりのようなフワッとした白いカビが発生しました。

オリーブオイルをいれ、しらすと塩、唐辛子を空気に触れさせずに熟成させたところ、カビは発生しませんでした。

しらすの唐辛子漬け・ローザマリーナの作り方

しらす干しの重量を量ります。

しらす干しの重量の40%の塩と唐辛子をいれます。肌が敏感なかたは、ゴム手袋やゴーグルをしたほうがよいです。カプサイシンが、肌や眼を攻めてきますよ。

しらす干しと塩、唐辛子をしっかりと混ぜあわせましょう。

しらす干しと塩、唐辛子を熟成させる容器は、熱湯で消毒しておきます。火傷には御注意ください。

容器にみっちりとつめます。しらす干しが空気に触れないように、オリーブオイルの膜ができるまでオリーブオイルを容器にいれましょう。

しっかりと冷暗所で保存できる人は、オリーブオイルは不要かもしれません。

4カ月~半年ほど冷暗所で熟成させます。たまに、容器ないの素材をひっくり返したり、カビが生えていないか、しらす干しの様子を確認したり、様子を見てあげましょう。

すこし味見をしてみて、塩辛さと唐辛子の辛さ、しらすの旨味がバラバラだと感じられた時は熟成がたりません。

しらす干しの細ながい白い魚体の形がなくなれば、しらすの唐辛子漬け・ローザマリーナの出来上がりです。

ねっとりとした魚醤のような風味、唐辛子のマイルドな辛さを感じられれば出来上がりです。生七味・ゆず胡椒のような手触りです。

唐辛子をたくさん作っているので、肌の弱い方やお子様は眼や肌につかないように気をつけてください。

しらすの唐辛子漬け・ローザマリーナを使ったパスタ

魅せてもらおう、貧乏人のキャビアの実力を。ゆでただけの生パスタに、ゆで汁とローザマリーナだけでパスタを食べる。

魚醤よりも軽いしらすの熟成された風味と唐辛子のむんむんとした香り。お湯であたためることで、唐辛子のカプサイシンが軽やかに飛び、そのあとを海の最小単位のしらすの風味が遡上する。アンチョビに唐辛子をいれたよりも、風味は軽いものの、飽きのこない舌を疲れさせない確かな旨味と辛さをたのしめる。

アンチョビやオイルサーディンの缶詰の風味が好きな人に、ささる貧乏人のキャビアの風味、そして唐辛子のウマ辛さもあり、安く大量に作れるので、たっぷりと料理に使えるメリットがある。

ゆでたパスタに混ぜるだけで、いくらでも食べられそうである。チーズやパセリなどをかけ風味をかえれると、さらにターボがかかり食べれそうだ。

シャキシャキとしたキャベツの外側とニンニクだけで、これまたイケる。

にんにく醤油と唐辛子のソースのような香りになり、そこにパリパリシャキシャキの清潔で精悍なキャベツの食感。無限キャベツにかぎりなくちかい、有限キャベツパスタレシピ。

貧乏人のキャビアをつけば、ふつうのタラコが、明太子以上にうまい明太子パスタに生まれかわる。いつもなら、魚醤やら醤油で味をととのえるのだが、貧乏人のキャビアだけで味がバチコーンときまってしまう。そして、なにやら、ゆるやかな辛さのおかげで、しみじみとしたタラコの甘さに癒される。

ローザマリーナを使ったアレンジレシピ

食パン

食パンにタマネギと貧乏人のキャビアをのせる。

そして上からチーズをかける。グリルでチーズが溶けるまで焼く。

トローンととけたチーズから、海の塩からさとカチッと硬い辛さがやってくる。おいしいのだが、貧乏人のキャビアをいれすぎた。塩からさが強かった。

ローザマリーナは、塩と唐辛子、しらすの風味がすこしある。塩とおなじように、すこしだけ使うようにしたほうがよい。ローザマリーナをいれすぎると、血圧が一気に急上昇する。

きゅうり漬け

きゅうりにローザマリーナをいれ、半日から1日ほど漬けこむ。

おそろしい美味しさ!

きゅうりの水分を貧乏人のキャビアの塩がぬき、しっかりとしたシャキシャキ感になっている。そして、しらす干しのエキスがきゅうりにまとわりついている。生のしらす干しでは醸しだせない、ちいさい発酵した風味は、シンプルな料理によくあう。きゅうりの歯ごたえ、フレッシュな風味を壊すことなく、そこはかとないコクを与えてくれている。

びっくりするほど、おいしくはないが、食前にだされると、唐辛子だけでは決してだせない風味をたのしめる一品になる。

ここでメンマでもたそうもなら、おそろしい美味しさ!になることまちがいなし。

ちょっとゴマ油をたらせば、中華風になる。ビールや酎ハイと相性のよいオツマミをさっと作れる。

袋ラーメン

いつもの袋ラーメンのスープをすこしへらす。

ローザマリーナをちょんとのせる。かつおの魚粉をいれたような風味と、唐辛子の辛味のスープにのびる。

ほんのちょっといれるだけで、ラーメンのスープの風味がぐんとよくなった。辛辛魚とまではいかないが、辛魚ぐらいの風味にはなる。

白菜漬け

白菜の重量の5パーセントのローザマリーナを白菜にまぶす。漬けあみもプラスすると味の奥行がよくなる。

ローザマリーナをまぶした白菜を卓上漬物器にいれる。

おもしをギュッとかける。1~2日ほどで水があがってくる。水があがってきたら、冷蔵庫にいれて保存する。1週間ほど保存できる。

白菜のしゃっきりとした食感はのこっており、白菜の甘さもある。しゃくしゃくと甘い白菜を食べていると、ピリッとした辛さを感じられる。

ローザマリーナのしらすの旨味と辛さは、白菜の甘さをひきだしている。辛さよりも、白菜のはんなりした甘さ、ほがらかな甘辛さをたのしめる。

白米にもラーメンにも鍋にも使えるローザマリーナの白菜漬け。

しらすの唐辛子漬け・ローザマリーナを作った感想【 まとめ 】

しらす干しの重量の40%の塩と唐辛子で作る、しらすの唐辛子漬け・ローザマリーナ、別名:貧乏人のキャビア。

しらす干しと塩、唐辛子を混ぜ、オリーブオイルでフタをします。あとは、時間が食材を熟成させてくれました。

できあがった貧乏人のキャビアは、魚醤の風味と、まろやかな辛さのある調味料です。

パスタにかけるだけで、魚醤と唐辛子で味をつけたようになります。しらす干しとは思われない旨味、そして、辛さはマイルドになっています。

魚系の調味料、たとえばアンチョビやオイルサーディンを使ったレシピが好きな人にオススメの貧乏人のキャビア。

アンチョビやオイルサーディンにくらべると、お安く作れるのでたっぷりと料理に使えます。

使い方しだいで、あなたのレシピをワンランクもツーランクもおいしくしてくれる可能性のある貧乏人のキャビア、いや、貧乏人から大富豪になる可能性のある調味料、それが、しらすの唐辛子漬け・ローザマリーナ。

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