この記事は、ウォトカ ウォッカ (WÓDKA Vodka) 40% 750ml [ポーランド産]のウォッカを飲んだ感想を書いています。
何でも自分の国のものなら自慢せずにいられない幼稚なロシア人でも、こればかりは頭を下げたくなるウォツカがある。ポーランドのウォツカだ。
ヴォトカ・ヴィヴォロヴァといい、非常によくできている。
引用元:風に訊け
香りのよいポーランドの小麦を磨きぬき洗練された香り。選びぬかれた小麦から発せられるノーブルな風味を堪能できるウォッカです。
ウォッカの香りや味は、クリアであり、シャープ、無なものだと思っていました。
ウォトカ ウォッカには香りと味があります。その香りと味は飲むたびに変化するように感じられました。
体調なのか、気温なのか、舌の調子なのか、はたまたすべてが関連しているのか、ウォトカ ウォッカの味は飲むたびに変化します。
清水のようにクリアだったり、小麦を焼いたような香りがふくらんだり、大国のつごうに翻弄されたポーランドの運命のように変化するのです。
ウォトカ ウォッカの香りと味は参考程度にとどめてください。
ちなみに、ウォトカ ウォッカを飲んだあとの私のなかでは、ウォトカ ウォッカがNO1のウォッカになりました。
ポーランドで作られたウォトカ ウォッカ。アルコール分は40%です。
ウォトカ ウォッカを飲んだ感想
ストレート
ウォトカ ウォッカを飲んだときの気温は20℃。とくとくと透明なグラスにウォトカ ウォッカを注ぎいれる。
安物のウォッカにある、スカンクのすかしっぺのようなむせる香りはない。音の聴こえない清純な雪解けの水の香り。
ただし、すこし温めると、緑の柑橘類、たとえば、ライムやレモンのような清潔な香りを感じられるときがある。
エイチツーオのようにするりと口のなかに流れこむウォトカ ウォッカ。はじめてウォトカ ウォッカが舌や唇にふれた瞬間ピリッとした刺激を感じた。刺激はすぐにひく。
口のなかの熱で温められたウォトカ ウォッカは、透明で至純な水からミネラルなどのサムシングな旨味をたっぷりをふくんだような石清水のような旨味に転化する。
小麦を焦がさないようにじっくりと炒ったような甘味。水アメをねりねりに、極細い糸にしたような甘味がある。
甘味がひいたあとには、緑色のレモンの皮の穴からしぼりだされた2滴ほどのクリアな苦味があり、飲みおわったウォトカ ウォッカの印象をシャープなものにしてくれている。
2口目、3口目とウォトカ ウォッカを飲みつづけるにつれ、標高のたかい山から溶けた雪が土にしみこみ、原生林にて濾過された極上の液体を飲んでいるように感じられる。
無機質で味気のない水ではない、幾重もの血の歴史ともいうべき大地にしみこんだ、陰惨・悲惨・悲劇を濾過しつくしたポーランドの純粋な水を堪能できる。
ウォトカ ウォッカは、命の水。
Amazonレビュー
ウォッカというと、苦いとか、クセが嫌いとか、悪酔いするイメージがある。しかし、このウォッカは、ムダなクセがない。カクテルにしても、素材の風味が消えることなく、口の中にまろやかさが残る。炭酸割りでも美味しいので、購入を検討している人は、試して見ても良いと思う。
まろやかな感じでショットで飲みやすいと感じました。
他のウォッカだと独特な匂いがあったのですが、こちらは変に独特な感じがなく、比較すると甘いピュア記載はほんとだなと感じます。割とまろやかな味のウオッカです。
引用元:Amazon
フィンランディアほどまろやかではないですが、飲み方を問わず美味しいですね。
ロック
おおきい氷をグラスにいれる。ウォトカ ウォッカを静かにそそぎいれる。氷にヒビがはいる。パキリと冷たい音が残響した。
おおきい氷で冷やされたウォトカ ウォッカの口当たりは、柔和なまろみをおびている。
おおきい氷のうえには、白い大輪の花が咲いたように静粛な甘味が漂っている。
甘すぎず、辛すぎず、はんなりとしたお味。ウォトカ ウォッカと氷だけで、香りと味が完璧な円となっている。
氷が液体に転ずるにつれ、純粋な旨味のある液体にちかづく。
冷凍
ウォトカ ウォッカの瓶を冷凍庫にいれる。こぼれないようにしっかりと栓をしておく。
アルコール分が40%のウォトカ ウォッカは凍らない。トロンとしたうるおいをもった口あたりになる。
冷たいウォトカ ウォッカが舌の汚れを掃除してくれるような爽快感な飲みごこち。
新雪のうえをウォトカ ウォッカの雪玉がころがる。ウォトカ ウォッカがころがった轍から冷たい熱さがひろがる。
飲みやすい口あたり、そして、じっくりと体を温めてくれるウォトカ ウォッカ。
ウォトカ ウォッカを冷凍しておくと、さらに飲みやすくなる。
冒頭で紹介した『 風に訊け 』では、ドイツ独特の飲み方を紹介している。
ウォッカを飲み、胃を温める、そこに冷たいビールを飲み、胃を冷やす。温める冷やすをくりかえすと健康になり、早く酔いがまわり、なおかつ翌日にお酒が残らないと書かれている。
翌日にお酒が残らないと言われてはいるが。
炭酸水割り
おおきい氷をいれたグラスにウォトカ ウォッカをそそぎいれる。バースプーンにてグラスが結露するまでしっかりとかき混ぜる。
氷にあたらないように炭酸水をそそぎいれ、バースプーンをつかい氷をすこし持ちあげ混ぜる。
炭酸水のすみずみまでにウォトカ ウォッカの旨味がひろがっている。おいしい炭酸水になっている。食中酒として楽しめると思う。すこし、レモンをたらすのもよいだろう。
トニックウォーター
トニックウォーターとジンがもつネズの香りとの相性は、もっともよいものだとと思っていた。
トニックウォーターをウォトカ ウォッカで割ると、その意見がゆるぎだす。
トニックウォーターのキニーネの薬効成分を感じられる硬質的な苦味をまるくしてくれている。飲みやすいが、どっしりとした腰のすわったアルコールの旨味を堪能できる。
ライム
ウォトカ ウォッカの公式さんは、レモンサワーをおしだ。
しかし、私としてはライムを強く推したい。シェイカーにウォトカ ウォッカとライムジュース、氷をいれる。隠し味に一滴のアンゴスチュラビターズをいれシェイクする。
鮮烈な苦味のビッグバンがおこる。ウォトカ ウォッカの甘味とライムの苦味が混ざりあい化学反応をおこす。
眼がくらむほどの鮮烈な苦味と酸味。爽やかな飲み口になっている。爽やかすぎるほどクールな飲み口は、飲んだ人間の体温を1℃ほど下げてくれるように感じられた。
アンゴスチュラビターズ
魔女がおおきな鉄製の鍋で煮こんで作ったような健康にピンシャン効きそうなアンゴスチュラビターズをおおきな氷に2~3滴ほどたらす。
ウォトカ ウォッカをそそぎいれる。透明な液体に赤が混ざる。白皙なほっぱに赤みがさしたような色になる。
アンゴスチュラビターズのさまざまな薬草やハーブを煮つめたおした香りが、透明なウォトカ ウォッカのうえに咲きみだれている。透明な泥のうえに、薬効成分をふくんだ大輪の花が咲く。
食欲のない日でも、アンゴスチュラビターズをたらしたウォトカ ウォッカを飲めばピンシャンとする、かも。
ウォトカ ウォッカを飲んだ感想【 まとめ 】
ウォトカ ウォッカは、飲むひとによって、香りと味が変化します。飲んだひとが同じでも、体調や気温によっても印象をかえます。
香りは無臭にちかく、すっきりとした味わいに感じるときがおおいです。小麦を炒ったような甘味、そして、レモンの皮からしぼりだしたような酸味をわずかに感じます。
冷凍したウォトカ ウォッカは、至純な水といった飲み口、そしてもたっぷりの旨味をふくんでおり、飲んでいてあきません。
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