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四川風天かすの作り方 ゆるゆると痺れる天かす 辛い風味をふりかけるだけで演出できます アレンジレシピあり

料理

この記事は、花椒や唐辛子、ニンニクなどをいれて作る天かすの作り方・レシピを書いています。

天かすをふりかけるだけで四川の痺れる辛さをたのしめるようになります。

ニンニクなどの風味もあるので厚い風味です。

粉と材料を混ぜあわせ揚げてやれば出来上がりです。

揚げた四川風天かすを冷凍保存すれば1ヶ月ほどは痺れる辛さをたのしめます。

四川風天かすの材料

  • 粉:100g
  • 水:150g~200g
  • 花椒(ホワジャオ):適量
  • 唐辛子:適量
  • ニンニク:適量
  • あおさ:適量

材料のすべてが適量じゃないか、ごもっともな指摘でございます。

粉の粘度さえ決めてしまえば、あなた好みに天かすの味をチューンナップできるのです。

花椒をばちこーんときかしたり、唐辛子の辛味をがつーんときかしたり、はたまた翌日にのこるほどのニンニクの香りと風味をきかせたりと、あなた好みの天かすを作れるのです。

粉と水も適量でいいと思います。粉はグルテンを作らない米粉を使いました。パリッとした食感の天かすを作れるます。

もちろん、お家にある粉であれば、どのような粉で作ってもらってもかまいません。また、卵をいれるのもよいでしょう。しかし、保存期間が短くなる可能性はあります、卵をいれると。

ねっとりとした粘度の生地で天かすを作るとカリッと重い食感になり、しゃばしゃばの粘度の生地で天かすを作るとサクリと軽い食感になります。

水を少なめにいれ生地を作り、揚げながら水を調整するのもよいでしょう。

あなたのアイディア次第でいろいろな味の天かすをたのしめるようになります。

四川風天かすの作り方

ボウルなどの容器に材料をすべていれ、さっくりと混ぜあわせます。

お好みの揚げ油をフライパンなど揚げ物ができる容器にいれ180℃に熱しておきましょう。

ボウルにいれられた天かすの生地に菜箸をつっこみ、揚げ油に生地を落とします。ポトポトと油がハネに注意し、静かに黙々と作業を続けていきます。

油の表面が天かすで一杯になれば、天かすを油からひきあげ新聞紙などをひいた容器にいれ油をきっておくとベトつかない天かすになります。

あとは、コツコツと菜箸を生地と油のうえを一心不乱に往復させ、天かすをすくっていくだけです。

天かすを揚げているときは、花椒の痺れる香り、唐辛子のカプサイシンの刺激が舞っています。換気扇はしっかりとまわし、器官が弱いひとはマスクなどで防衛するとよいでしょう。

30分ほどで、花椒の痺れる香りがツンツンとたち、どことなくニンニクのたゆやかな風味のある天かすを200gほど作れました。

あとは、出来上がった四川風天かすを色々な料理にふりかけてやるだけです。

揚げた天かすの色があきらかに赤く濃い。そして、ところどころに赤の原色の唐辛子がちりばめられています。酸っぱ辛い刺激的なカプサイシンの香りが舞いあがっています。天かすにいれる唐辛子の種類のちがいから、出来上がる天かすの香りと風味はちがってくるでしょう。

そして、天ぷらの旨味の素である生地のたゆたゆとした揚げた香りと風味。その香りと風味の底から、しびしびと花椒の痺れる刺激が舌の汚れを落としてくれそうな、小粒でもピリッとくる香りと風味がやってきます。

この天かす、料理にかけるだけで、料理を四川料理にしてしまう、そんな魔法のような調味料、それが四川天かす。

200gはおおすぎると思われたかたもいらっしゃるでしょう。辛いものが好きなひとであれば、一瞬で天かすが消失します。それほどの魅力ある辛味と魔味がある中毒性のたかい天かすです。

また、すぐに天かすを揚げて作りたくなるかもしれません。

すぐに食べきれないときは、しっかりと封ができる密閉容器にいれ冷凍庫にて保管しています。冷蔵庫で保管するよりも長いあいだ天かすをたのしめます。さらに冷凍庫で保存すると、辛味と風味がぬけにくく、天かすが湿気ずにペシャッと柔らかくなりにくいです。

四川風天かすアレンジレシピ

卵かけご飯

いつもの卵かけご飯に天かすをちらす人はおおいでしょう。

しかし、花椒の刺激とニンニクの風味があり、唐辛子の王道の辛味のある天かすをふりかけるかたは少ないでしょう。

天かすをふりかけるだけで、いつもの卵かけご飯が、四川風味になるのです。

ぽよっと甘い卵の甘味が、辛味という殻におおわれ黄身の甘味が浮かびあがります。たれることなく、辛味の一本線がとおった風味の卵かけご飯になりました。

おにぎり

四川風天かすを白米と混ぜあわせにぎりました。

しっとりとした天かす。そこから辛味と旨味が、白米のすきまに浸透しています。

麺つゆやゴマ油をお好みでいれるとよいでしょう。ご飯好きが喜ぶだけでなく、左党もにんまりとするおにぎりでございます。

花椒や唐辛子、ニンニクの風味は、海苔との相性もよいのです。海苔のノーブルな香り、そして、お手手に白米がつかなくなります。

チャーハン

四川風天かすをチャーハンにいれました。

四川風天かすを最初からいれ辛味と旨味をひきだすか、パリッとした食感をたのしむために調理の最後に四川風天かすをいれるか、それが問題です。

四川風天かすの半分をはじめにいれ、残りを最後にいれました。両方のよいとこどりです。

ニンニクや唐辛子を炒めたりする必要がなく、四川風天かすを調味料のようにいれるだけで、四川の香りがあるチャーハンをたのしめます。

揚げた天かすのこうばしさと旨味がチャーハンにコクを与えてくれるのです。

お汁に浮かべる天かす

ご飯を食べていると飲みたくなるのがお味噌汁やスープ、お吸物ではないでしょうか。

お汁も四川風味にならないかな、なるんです、四川風味天かすをお汁に浮かべてやれば。

天かすの油がお汁に溶け、お汁の旨味と渾然一体となり味に奥行が生じます。

お汁を飲んでいると、ほがらかに腸のヒダにしみこむ旨味があります。そして、忘れてころにピリッと辛い刺激を感じられるお汁です。

いつもの即席麺に四川の装いを

パパッと作れ、チャチャッと食べられる即席麺。

おいしいですよね、しかし、食べていると、辛味が足りないと感じられる商品もありますよね。

そこで四川風天かすを即席麺にふりかけてやれば、辛味を足すことができ即席麵に四川風になります。

さらに辛さと旨味を足すのであれば、食べるラー油などをトッピングに追加してみてはいかがでしょう。

天かす豆腐

四川風天かすを豆腐のうえにちらしました。温めるとたぬき豆腐です。

うだるような暑さが続く日本、食欲がなくなると冷たくつるりんと食べられる豆腐が心地よいものになります。ですが、食べ続けるとあきてしまうでしょう。あると思います。

そこで、四川風天かすを豆腐にかけると、まるで、冷たいマーボー豆腐のような香りになります。

花椒のピリッと痺れる辛さと王道な唐辛子の辛さは、あなたの底に眠るバテないスイッチをファイヤーしてくれるかもしれません。

焼きそば

焼きそばにも四川風天かすはミートします。

そして、辛いソースを使った焼きそばの辛味を強く厚く痺れるものにしてくれます。

しっかりと揚げられた四川風天かすの食感と旨味、コクは、豚肉などのかわりになるポテンシャルを感じました。お肉が高くなってきた今です。

四川風天かすが、お肉のかわりに脂的な旨味を演出してくれます。四川風天かすであれば、おいしさはそのまま、辛さは増大、そしてお財布にやさしいのです。

四川風天かすは、やすい、だけど、料理をおいしく辛くしてくれます。

お好み焼き

四川風天かすをねりこんだお好み焼き。

ソースとマヨネーズの濃い膜。さくりとしたキャベツの甘い層。パリッとした麺の肥沃な大地。

そのお好み焼きの奥深くにマグマのように力をためこんでいる花椒の刺激とニンニクの旨味、溶岩流のようにひろがる辛味。お好み焼きの奥から辛味の奔流があふれだします。

かくたこ

四角に焼かれたたこ焼き、つまりかくたこ。

ここだけの話ですよ、じつは、タコと辛い調味料との相性はいいんです。

ピリッとした辛味が舌を刺激し、もにゅもにゅとタコを噛んでいると潤とした海のエキスがあふれてきます。辛味とエキスが混ざりあい、それは、それは。

卵焼き

卵焼きの層に四川風天かすを沈めました。

卵の甘味と出汁の風味のセンターに天かすの風味がまかれており、やわらかい風味をたのしんでいると、ピリッとした花椒の刺激がちくり、そして悠遊と唐辛子の辛味がおいついてきます。

甘さと辛さのリバーシブル卵焼きでございます。

天かすサラダ

天かすをたのしんでいると、炭水化物ばかりを食べているのでは、と気になるかたもいらっしゃるでしょう。

そこで、キャベツやもやし、などの野菜に麺つゆや塩をかけます。そこに四川風天かすをふりかけるだけで、こじゃれたサラダになります。

天かすをふりかけただけか、いやいや、あなどるなから、花椒の風味はしっかりとあり、野菜の甘味とパリッとした食感。そこに唐辛子の辛味が混ざりあってしまうと、お箸をとめられない魔味があります。

きんぴら

ごぼうは食物繊維の塊です。ごぼうの土の香りが好きなひとは、そのままでも食べられるでしょうが、苦手なひともいらっしゃるでしょう。

そこで、四川風天かすとごぼうを炒めたのちに調味料で味をととのえました。

花椒のピリッとした香りと唐辛子の辛味がごぼうの風味をいくぶんゆるめてくれます。そして、ごぼうの滋味ある奥深い香りを心地よいものにしたてあげています。

納豆

足もとから忍び寄る和の納豆のいつもの香り。

そこに、パリッとした食感、そして、花椒の尖った香り、ニンニクの旨味、唐辛子の香りを追加することで、四川風の陽気な風味にはやがわり。

納豆嫌いのひとで、辛い料理が好きであれば、もしかしたら納豆を食べられるように。

四川風天かすを作った感想【 まとめ 】

粉と水、花椒や唐辛子、ニンニクを混ぜあわせ揚げて作る四川風天かすは、花椒の痺れる辛さ、唐辛子の王道の辛さのある天かすです。

また、ニンニクもいれられている四川風天かすは、辛さを料理に追加するだけでなく、お肉のようなどっぷりとした脂的な旨味も追加してくれます。

たっぷりと四川風天かすを料理にいれてやれば、お肉をいれる必要がないほどの旨味とコクが。

そして、料理に天かすをふりかけるだけで、その料理の香りと味わいがち四川風の料理になるのです。

また、冷凍保存してやれば1月ほどは痺れる辛さの天かすをたのしめます。

菜箸をつかわず容器をつかい、ノーマルの天かすを楽に作る方法も書いています。

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