この記事は、コストコで売られている島すりみアゴあじセットを食べた感想を書いています。
ゆたかな漁場をもつ長崎は五島劣等で作られた栄養たっぷりのアゴとあじのすりみです。
島すりみアゴあじセットの特徴
青臭いイヤな匂いは、まったくありません。
最小限の調味料がくわえられており、アゴとあじの風味を自然にいかした甘さを感じます。
つなぎに鶏卵が使われいません。
島すりみアゴあじセットには、塩や砂糖がはいっています。
島すりみアゴあじセットの重量は300gずつです。ふたつあわせると600g。
たっぷりと青魚の栄養を摂取できます。
賞味期限は長くはありません。
しつこくないほんのりとした甘さのすりみは、食べていて疲れません。
ゆでるだけでなく、焼いたり、蒸したり、揚げたり調理方法をかえればパクパクと食べられました。
島すりみアゴあじセットの調理方法
透明な袋をあけすりみをお湯や鍋にいれるだけで、DHAやらカルシウムやらたっぷりの青魚のつみれを食べられます。
袋をあけ、スプーンですくえばすぐに調理できます。
スプーンと鍋やフライパン、蒸し器を用意すればすりみを食べられる消費者のことを考えてくれている袋。
ただし、慎重に袋をあけないと。
あじのすりみの噛みごたえは、むっちりとしています。滑らかさはありませんが、歯をおしかえす弾力はありました。
そして、あじの上品な甘味をほんのりと感じられます。
アゴのすりみは、すこしボソりとした食感です。けれども、旨みが強いです。魚肉だけでなく、骨をも一緒に食べたような厚い旨みがあります。
すりみをゆでたお湯には、青魚の旨みが溶けだしています。
おすましよりも少し濃い出汁がとれていました、すりみをゆでるだけで。
島すりみアゴあじセットをゆでるお湯に昆布でもいれておけば、それだけでおすまりになります。
それほどに島すりみアゴあじセットから、よい出汁がとれるのです。
食感のあじ、旨みのアゴ。
くれぐれも島すりみアゴあじセットをゆでたお湯を捨ててはいけませんゾ。
島すりみアゴあじセットはまとめにくい
島すりみアゴあじセットを袋からスプーンですくい、鍋でゆでたり、フライパンで焼けます。
すりみのままゆでる、焼いたりするのは問題ありません。
すりみを好きな形に加工しようとしたときに、すりみがまとまりにくいと感じました。
すりみを丸い形にととのえるには、しっかりと手でこねあげる必要があります。
また、ネギやショウガなどをくわえると、さらにまとまりにくいです。しっかりと手でこね、すりみを結合させる必要があります。
魚麺や魚うどんにはならない
九州には、魚のすりみを麺やうどんにしたてあげる料理があります。
島すりみアゴあじセットをビニール袋などにいれ、お湯にしぼりだしても麺やうどんにはなりませんでした。
魚のそぼろができました。
余談になりますが、そぼろ状のすりみはからはノーブルな出汁が濃くでました。
島すりみアゴあじセットの調理例
魚肉ソーセージ
島すりみアゴあじセットをソーセージの形にととのえ蒸します。
それだけで、魚肉ソーセージを作れるのです。形はすこしあれですが。
増粘剤がはいっていません。プリッとした食感はたよりないです。
けれども、汚れの少ない海を泳いでいたアゴとあじの自然な風味をいかした素朴な風味の魚肉ソーセージは、ちょいとお高いカマボコのように魚が活きている旨みがあります。
つみれうどん
つみれをお湯でゆでます。つみれをゆでたお湯でうどんをゆでましょう。
つみれの自然に甘い出汁は、うどんの純白な甘味をひきだしてくれるように感じられます。
あっさりと淡泊なお出汁ですが、しみじみとした清雅な旨みがあります。
こじゃれた小料理屋で提供される瀟洒なうどんをお家で作れました。
ふりかけ
島すりみアゴあじセットをミンチ状にし、炒めました。
すりみのふりかけをご飯にのせるだけで、ご飯1~2杯は軽く食べられるふりかけになります。
淡泊な味つけのアゴとあじのふりかけは、日本人の農家が作りあげた努力の白い結晶体との甘さと混ざりあい、あたらしい甘味を作りだします。
魚の脂が、白い米をコーティングし、ふわりとした食感になります。舌と歯のうえを浮いているように軽く、それでいて潤としたしっとりした気品ある甘味が口中にひろがります。
山椒の実
青魚の風味をそのまま楽しむだけでなく、お好みで醤油や日本酒、みりんで煮つめると保存期間がのびます。
山椒の実を一緒に煮つめました。
ピリッとした山椒の刺激により、舌の汚れが掃除され、青魚のしみじみとした旨みがよくわかるようになります。
ご飯だけでなく、日本酒にもミートする一品です。
中華風
島すりみアゴあじセットをニンニクやショウガ、ネギといっしょに香りのよいゴマ油で炒め、豆板醬や甜麵醬、ラー油などをくわえてやると中華料理になります。
中華料理はあまり青魚を使いません。
青魚と中華調味料の組みあわせは、日本人の舌にミートします。
辛い成分は、青魚の堂々とした脂をふくんだ旨みを浮かびあがらせてくれます。
いつもの袋ラーメンだけでは栄養が心配です。そこで、栄養たっぷりの青魚をのっけてやりましょう。
いつもの、袋ラーメンにカルシウムやらDNAやらの栄養をくわえられます。
パスタ
ニンニクとアンチョビ(塩辛でも可)、パン粉をオリーブオイルをしいたフライパンにいれ弱火で温めます。
島すりみアゴあじセットをくわえ、くずしながら弱火で炒めます。
別の鍋でゆでたパスタをフライパンにいれ具と混ぜあわせましょう。
イワシを発酵させたアンチョビとアゴとあじ、三大青魚が集結したパスタ。
3種類のキノコをいれると料理にコクがでるように、3種類の青魚をいれたパスタのコクも旨みも厚く濃くなっています。
パスタであれば、青魚が嫌いなかたでも食べられるかもしれません。
タコス
島すりみアゴあじセットをカレー粉やケチャップなどで炒め、チップスと一緒にレタスに包み食べました。
これは、ダメですね。
島すりみアゴあじセットの素朴な甘味が死んでいます。あえやかな甘味がかき消えています。
豆板醬の辛味は大丈夫でしたが、カレー粉や香りの強い香辛料で調理するには島すりみアゴあじセットはモッタイないと感じました。
悪くはないのですが、わざわざ島すりみアゴあじセットを使う必要はないと思いました。
島すりみアゴあじセットを食べた感想【 まとめ 】
島すりみアゴあじセットは、臭くありません。
新鮮な青魚の活き活きとした風味と甘味を感じられます。
塩と砂糖、最小限の味つけをしています。つなぎに鶏卵をつかっていません。
賞味期限はすこし短いです。
栄養たっぷりのすりみは重量は600g。
淡泊な甘味、食べていて疲れない風味のすりみは、ゆでたり、焼いたり、蒸したり、揚げたりすると飽きずにペロリと食べられます。
袋をあけ、スプーンと鍋やフライパンがあれば調理できます。
島すりみアゴあじセットをゆでたお湯は、おすましよりも濃い出汁になります。
昆布でもいれればそれだけで十分なお出汁がとれます。それほどしっかりと青魚の活きがよいのです。
島すりみアゴあじセットのデメリットはふたつ。
ひとつは、再形成をしにくい。袋からだしそのまま調理することは問題ありません。
星型や丸形にしたり、食材を混ぜたりしたりしたのち、再びまとめにくいです。
力をいれて、ギュッとまとめる必要があります。
ふたつめのデメリットは、コストコでしか買えないことでしょうか。
ちかくにコストコがない、コストコ会員でない、そんなかたは通販やサービスに頼ってみてはいかがでしょうか。
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