この記事は『 檀流クッキング 』に書かれているラッキョウの漬け方を再現した記事です。
ラッキョウを漬けるのは、むずかしくありません。
ラッキョウを買い、塩と混ぜあわせる、そして、オモシをのせておくだけです。
それだけで1~2年はラッキョウをたのしめるようになります。
私の方法は、多少しょっぱくても、漬けるのは漬けないに勝る。その漬け方も、大いに手数をはぶいて簡単にやらかせ、というわけだから、梅、ラッキョウの漬け込み入門には、私の方法が一番よろしく、あとは楽しみながら、だんだんと深入りして、さまざまにやってみるがよいだろう。
引用元:檀流クッキング
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
ラッキョウの漬け方【 写真あり 】
「 檀流クッキング 」では、4kgのラッキョウを買い、塩600gをふりかけると書かれています。
4kgものラッキョウを1年で食べられません。
そこで、泥つきのラッキョウ2kgを買い、塩300gをふりかけました。
ラッキョウをおおざっぱに洗い、塩に漬けると書かれています。
ラッキョウの汚れが気になりました。ねっこを切り、黒ずんだ皮はむきました。
熱湯で消毒した容器にラッキョウと塩200gをいれ混ぜあわせました。
かるい重しをのせ水があがり、ラッキョウが水に浸かるのを待ちます。
すべてのラッキョウが、水に浸かれば腐敗しにくいです。水があがってこないときは、水を足してもよいと書かれています。
ラッキョウ独特の眼を刺すような香りがゆるみ、爽快な香りになれば食べごろです。2週間ほどで食べれます。
檀流クッキングのラッキョウは、かなり塩辛いと言わざるえません。
そのままポリポリと食べれますが、脳の血管がぶち切れる恐れもあります。たっぷりの水にラッキョウをいれ塩分を抜いてから調理してください。
塩を抜いたラッキョウを梅酢に漬ければ梅酢漬けに。
醤油に漬ければベッコウ漬けに。
氷砂糖と酢に漬ければ甘酢漬けになります。
ラッキョウといえば、タルタルソースとの相性もよいものです。
その日の気分によってラッキョウの味を変化できる妙味。
塩漬けのラッキョウを見ながら、今日の献立を考える愉快な時間。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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