フードドライヤーでつくるキンメダイの干物の作り方を書いています。
そして、干物のキンメダイをつかった万能だしのとりかたも書いています。
ラーメンからうどん、炊きこみご飯などなど様々な料理につかえる万能だしです。
澄んだように明るい透明なお汁。
ノーブルなキンメダイの旨みがしっかりとしみでいる淡麗なだしは、そのまま飲んでもらってもかまいません。
キンメダイの干物と万能だしはの作り方はかんたん。
フードドライヤーにキンメダイをいれスイッチを押すだけ。万能だしは、キンメダイと水、食材を鍋にいれしずかに煮るだけです。
もっともメンドクサイ工程は、キンメダイのウロコをとり、内臓をくりぬく工程です。
生協で売られている加工ずみのキンメダイをつかいました。
生協会員であれば、注文しておけば冷凍した状態のキンメダイをお家まで週に1回はこんできてくれます。
キンメダイの干物の作り方
キンメダイのウロコと内臓をとります。
そして、塩をふりかけ30分ほどまちましょう。ドリップがしみでてきます。
できればキンメダイがドリップにぬれないように工夫しておいてください。
キンメダイをザルなどにいれ浮かせておく、もしくはザルをななめにしておくとよいです。
塩をふった30分後。キンメダイに日本酒をふりかけます。香りがゆたかになります。
クッキングペーパーなどでキンメダイの表面の水分をふきとりましょう。
フードドライヤーのコンテナにキンメダイをならべます。
フードドライヤーのスイッチをいれます。50度で8時間ほどキンメダイを乾燥させました。
雨にふられず、猫やカラスにうばわれずに安心して部屋のなかでキンメダイを干せます。
デメリットは、部屋のなかにキンメダイの香りが充満することでしょうか。しっかりと換気しておいてください。
お家で買うとお高いキンメダイの干物をつくれました。
しっかりと水分がぬけており、ヒレなどは肌に刺さる、それほどに乾燥しています。
フードドライヤーであれば、開かずに干物にできます。
あとはキンメダイの干物を焼き食べてください。
もしくは、キンメダイの干物をつかい万能だしをとりましょう。
キンメダイの万能だしのとりかた
キンメダイの干物を鍋にいれ水をそそぎいれましょう。
水の量を少なくいれるとエキスは濃くなり、水を量をたっぷりいれるとエキスは薄くなります。
キンメダイの干物一匹にたいし、2リットルまではキンメダイのエキスをかんじられるだしを作れます。
ネギやショウガ、昆布、日本酒をくわえました。
淡泊な味わいのキンメダイです。干物にすると旨みも凝縮されますが、すこし磯臭い匂いも気になります。
匂いをひかえめなものにするためにネギとショウガ、日本酒をいれます。
昆布は旨みの追加です。お好みで干シイタケをいれてもらってもかまいません。味わいが濃く厚くなります。
すべての材料を鍋にいれたのち弱火にかけます。
1時間ほどでうっすらと色づいてくるでしょう。味を確認しながら、お好みの味わいになるまで煮てください。
長く煮れば煮るほど濃いだしになります。
1時間ほど煮たキンメダイのだしです。ツンとすましたお上品なお吸い物のような色。
澄んだ明るい色。タイ科にある淡泊なれども豊かな風味。おっとりとした悠々とした香りがしみでています。
干物にある磯の匂いは、ネギとショウガのおかげでまったく匂いません。
単純で素朴、飲んでいて飽きず、それでいて贅沢な旨みをかんじられる万能だしです。
そのまま飲んでもらってもかまいません。
さらに、たしかな旨みはある、けれども、淡泊な旨みのだしです。いろいろな料理につかえるだしです。
キンメダイの万能だしをつかった料理
キンメダイラーメン
キンメダイのラーメンはお家でもつくれます。
キンメダイの万能だしに醤油をすこしいれます。
お好みの麺をゆであげ万能だしをいれた器にいれます。さいごにお好みの食材をトッピングしてください。
好みの問題になります。味つけはシンプルに、食材も淡泊なものがキンメダイの万能だしにはミートするように思います。
ニンニクをいれると、キンメダイの香りと風味が死ぬ。そのように感じました。
キンメダイうどん
キンメダイの万能だしに麺つゆをいれうどんをいれました。
淡泊なタイ科の出汁とワカメの相性は滅法界よいです。
淡泊な出汁にゆれたわかめの風味を活き活きと感じられます。
うどんだけでなく素麺との相性もよいです、キンメダイの万能だしは。
炊きこみご飯
キンメダイの出汁200ccとお米1合、そして適量のキンメダイの干物をいれ炊きました。
キンメダイの旨みをたっぷりと堪能できる炊きこみご飯です。
キンメダイの干物は、炊かれたあとでもしっかりとした食感をのこしています。
むっちりと魚肉はしまっています。干し肉のように、噛めば噛むほどに品がある繊細な旨みがほどけるようにしみでてきます。
キンメダイの旨みがしみこんだ白米は、しっとりと甘くなっています。
キンメダイのだしをかけお茶漬けにすれば腹がふくれるよりも先に、米と魚肉、だしが胃にさらさらと落ちていきます。
キンメダイと長芋
日本古来から存在する食べる皇帝液である長芋とキンメダイの相性はよいのです。
白い長芋にキンメダイのだしをいれのばします。お好みでキンメダイの魚肉もいれてください。
お好みで醤油や麺つゆをいれてもらってもかまいません。
ずるずるとした流れる長芋のなかで、キンメダイの香りと風味がこだましています。
長芋のすみずみにまで端麗なキンメダイの旨みがひろがっています。
長芋の素朴で単純な味わいが奥行きに富んだものになるのです。
キンメダイパスタ
キンメダイの出汁とニンニクをあわせると、繊細な香りと風味は、パスタソースの隠し味になります。
すこし爽やかなニンニクの香りをかんじたあとに、わたあめのような淡泊な風味が浮かびあがります。
ニンニクの活き活きとした香りをしっかりとかんじられる、けれども食べた印象は柔和な和風パスタです。
長ネギがよい仕事をしています。
キンメダイの干物をだしを作った感想【 まとめ 】
キンメダイの干物は、お家でつくれます。内臓とウロコをとりフードドライヤーにいれスイッチを押すだけで干物はできました。
その干物と水、日本酒、ネギとショウガ、昆布をいれ煮るだけで、淡泊でありながら奥深い味わいの万能だしをとれました。
キンメダイの万能だしは、そのまま飲むとちょいと上質なお吸物といった淡麗な味わい。
ラーメンからうどんなどの麺類、ともあわせやすいです。
もちろん、炊きこみご飯にもつかえます。
さらに、長芋とキンメダイの組みあわせは滋味にとみ食べるだけで体のうちから元気になる、そのようにかんじました。
フードドライヤーをつかったレシピはこちらの記事にまとめています。
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