香の雫を飲んだ【レビュー記事】世界に認められたジャパニーズクラフトジン【IWSC銀賞受賞ジン】

お酒レビュー

香の雫をいろいろな飲み方をためし、味の感想を書いています。香の雫は養命酒が作ったクラフトジンです。香りと味のバランスがよくとれており、柑橘系の香り、クロモジの香りはうっすらと、香りと味のバランスがよくとれており、クセの少ないクラフトジンですので、クラフトジン入門にピッタリ。

香の雫は、IWSCで銀賞を獲得しました。IWSCとは、約半世紀ほど前に、イギリスで設立された世界中のお酒というお酒を飲んでランクをつける団体です。クラフトジン以外でも日本のお酒が賞を獲得していました。興味のある人は調べてみると面白いですよ。HPは英語です、英検3級の私では意味不明でした。金賞のジンを見つけたかったですが、残念。

IWSCの公式HP

香の雫の特徴

香の雫養命酒を作っているメーカーが蒸留しています。ジンなのに飲んでいると健康になるかも。

香の雫の、1番の特徴はやはりクロモジを使っていることでしょう。養命酒がもう一つ蒸留している香の森はクロモジの香りの主張が激しく、まさに森を飲むことができました。

香の雫はレモンの皮の表面のあっさりした香り、レモンの白い部分のうっすらした苦味、クロモジの高貴な香りがうっすらと香ります。

香の雫【試した飲み方】

  • ストレート
  • ロック
  • 冷凍
  • マティーニ
  • ジンライム
  • ホワイトレディー
  • ジントニック
  • ジンリッキー

香の雫【飲んだ感想】

ストレート

香の雫をグラスに注ぎ、香りを確認してみる。柑橘類の爽やかな清涼感溢れる香りに、奥ゆかしい平安貴族のような、クロモジの木の和風な香りがほのかに香る。いとをかし。

飲み口は雪がとけ、川になり、岩にぶつかり磨かれていく信州の川。透明な色、清涼感あるスッキリした飲み口。歯茎をレモンの香りと苦味がピリっと刺激し、胃の中におさめると、クロモジの香りがふわっと香った。

食前にジンやウォッカを飲む習慣がある。香の雫はいつものジンやウォッカより、胃がポカポカし血管がひらき、血の流れが活発になった気がする。木を使っているジンなだけにネ。

ロック

汗をかいていない丸い氷をグラスにいれ、香の雫を丸い氷の表面を滑らすように注いでやる。

氷をいれることで、クロモジの香りがぷ~んと充満した。飲み口は雪解け直後のたるんでいない、キリっとした飲み口になっている。クロモジの香りが、どこか上品な貴婦人を想像させる。柑橘類の香りが口の中をスッキリさせてくれる。

ロックにすると、香の雫はツルンと飲める。丸い氷を作ったグッズ。

冷凍

香の雫はアルコール度数37%。冷凍庫にいれても凍りつかない。キンキンに冷やした香の雫を楽しむことができる。別の瓶にいれ、冷やしておいた。

キンキンに冷えた香の雫は、雪をまとった山のように静かで香りがしない。飲んでみると、口の歯、歯茎、舌を猛烈な勢いで冷やしてくれる。ゴクンと飲みこむと、口の中を10分以上ハミガキをした爽快感をえられる。

一息に飲み干すのもいいのだが、口の中で香の雫をゆっくり転がしてやると、香の雫はどんどん雪解けし、森の香り、柑橘類の香りがひろがり、もうすぐ春ですよとばかりに、上品な甘みが口の中に広がる。

マティーニ

  • ジン:40ml
  • ドライベルモット:10ml

世界中に愛されているマティーニ。ジンとチンザノをステアし作るカクテル。

チンザノのキリっとした香草の香りと、クロモジの香りが一体になったマティーニが出来上がった。コンモリ高い丘には、香草がところせましと生えており、目に口に優しい香りが広がっている、その頂上にポツンと一本だけ立つクロモジ。

香の雫にもさまざまな香木を使っているが、チンザノが新たな香りをつけ加え、まるで最初から一つのお酒だったような錯覚すら覚えた。

普段マティーニを作る時は、チンザノは少量で作るのだが、香の雫で作るときはチンザノ多めが好みだ。

ジンライム

  • ジン:30ml
  • ライム:1/4個

氷をいれ、ライムを搾り果汁をいれ、香の雫を注ぎ、軽く混ぜあわせる。シロップはお好みでいれる。

ライムの果汁の色がつき、無色透明な香の雫に白みがかったモヤがかかる。ライムのふわっと優しい甘味がかった清涼感あふれる香りになっている。

ライムの香りとツンとしていない酸味を楽しめる、飲んだあとにクロモジの香りの余韻がある。ライムが前面に踊りでるジンライム。

ホワイトレディー

  • ジン:30ml
  • ホワイトキュラソー:15ml
  • レモンジュース:5ml

ジンとホワイトキュラソー、レモンジュースをシェイクし、作るホワイトレディー。

バラの香り、レモンの香り、木の香り、三つが混ざりあい一つの香りになっている。『ベルサイユのばら』のOPを思い出した。

優しい飲み口、トロっとした甘味を舌で味わっていると、レモンの酸味が口内をサッパリさせ、口内には木の香りだけが残る。ばらは散っても、木は残る。

ジントニック

  • ジン:40ml
  • ライム:1/4個
  • トニックウォーター:適量

ジンとトニックウォーター、ライムで作るカクテル。分量やトニックウォーターの違いで好みの分かれるジントニック。

トニックウォーターとライムの香りが、混ざりあった香草と柑橘のさっぱりした香りがし、ちょっと控えめにクロモジの香りが顔をだす。

飲み口はシュワシュワとドライ。トニックウォーターとライムの苦み走った味がスーッと胃に染み込んでいった。トニックウォーターとライムの味だけではなく、香の雫のクロモジの香りがジントニックに複雑な味の奥行と膨らみを与えている。

天を突く一本の木、木の周りには色とりどりの香りのよい香草が育ち、背の低いライムの木も見える。そんなイメージを持った。

ジンリッキー

  • ジン:40ml
  • 炭酸水:適量
  • ライム:1/4個

トニックウォーターを炭酸水にかえたカクテル。ジンリッキー。

トニックウォーターの香りがなくなり、ライムの香りとクロモジの香りをシンプルに楽しめる。香りは爽やか、柑橘類の木のあいだを吹き抜ける風を感じた。

飲み口は炭酸飲料味のスポーツドリンクといったところだ。ライムの香りとクロモジの香り、やや苦味ばしった水はするする飲め、あとにはクロモジの香りがふっと残る。

油っぽい料理によくあうような気がする。コンビニのレジの横にあるチキンとの相性もいいだろう。

記事で使っている、色の変わるグラスの記事はコチラ

記事を読んで香の雫を買ってくれた人の感想

香の雫Amazonレビュー

素晴らしい香りにうっとりする。ロックか、香りや味のない炭酸で割るか。

この香りを邪魔するようなものは一切加えたくない。

味わうほどに、針葉樹のような深い森を連想する。腐葉土の香りや鳥の声を思い出す。

今までのジンのイメージを一新するお酒で、一回でファンになった。

透明なボトルに白黒のラベルというシンプルながらもおしゃれなデザインで、そこもいい。

トニックとソーダ割で飲みました。自分にはクセが強くて合いませんでした。生姜?の様な香りが強くて、チーズや生ハムには合いません。期待していただけに残念でした。

引用元:Amazon

香の雫を飲んだ感想【まとめ】

香の雫は、海外で賞を受賞するだけのポテンシャルを秘めている和製クラフトジンです。

柑橘類のさっぱりさ、クロモジの独特な高貴な香り、日本人が長年愛飲している養命酒メーカーが中央アルプスの近くで作っているジン。

クラフトジン初心者にオススメしますが、ジン好きであり今まで飲んだことがないジンを飲みたい人にもオススメできます。300mlと少量ですので、気楽に試せるのもポイントです。

養命酒さんが発売されている香シリーズの『香の森』は、クロモジの香りがふんだんにし、まさに森といったジンになっています。

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