一日中、読書をすれば何冊の本を読むことができるのか。本棚に積まれている本を一気に読み切れるのか。

雑記

本棚から読んでいない本があふれだした。

現在NOWいまはネット社会。ワンクリックで本を買えるようになり、気になった本を即ポチるくせが憎い。

紙の本だけでなく、電子書籍も買っている。電子書籍はかさばらないが、買った本の存在を忘れ、電子の本棚になおしたままになっている本もおおい。

ツイッターのタイムラインを見ていると、1日に10冊ほど本を読んだ。1日に10冊読書するのが習慣。という報告ツイートを、ちらほらと見る。

よっし、それならば1日中、本を読んで、読んでいない本を読みきってやろうと決意した。あふれかえっている本棚を片づけなければならない。

8:00~24:00に読んだ本と、読書中に感じたこと、体調の変化を書いてみようと思う。

私の性格とスペック

  • 速読できない
  • 集中力はもって1時間
  • 独身
  • アル中気味

私は速読はできない。家族や友人からは、本を読むの速いとはよく言われる。1日に何冊も読んでいる人たちは、速読を使っているのだろうか。速読は本の内容を理解できるのだろうか。

こんかい読んだ本は実用書と小説が半々になっている。

だいたい読書をしていると、40分~1時間で集中力がきれる。部屋を掃除したくなったり、違うことを考え出す人間だ。集中力を取り戻すために、ストレッチや飲み物を飲んだりと5~10分ほどの休憩をとった。

独身、アル中気味については説明はいらないだろう。独身だからできる一日読書

一日読書

8:00 いますぐ書け、の文章法 読みだす

8:00 いよいよ一日読書がはじまった。最初に読む本は『いますぐ書け、の文章法

私はブログやWebライターをしている、ついつい興味をそそられる文章法の本を見つけると、ソソクサと買ってしまう。ダイエットと株、為替、文章法の本は無限に増殖しつづける。そのくせ文章に変化はみられない。貯金も増えないが、脂肪は増える。まったく困ったものだ。

日光がゆるやかに部屋をてらし、本の中の活字がクッキリと浮かびあがる。目と脳は疲れておらず、本の内容がスルスルと入ってくる。

朝ごはんは食べずに、コーヒーを飲みながら本を読む。音楽はうっすらカフェ音楽やジャズをかける。

『いますぐ書け、の文章法』は、断言する文章なので、ハキハキと読み切ることができる。うまく文章を書く秘訣の最終着地点にはビックリさせられた。

10:01 いますぐ書け、の文章法 読みおえ、「編集手帳」の文章術 読みだす

新書をほぼ2時間で読み終えることができた。いいペースではないだろうか。と思ったのだが、10冊読むには20時間かかる計算になる。う~ん、困った。

さっと次の本、『「編集手帳」の文章術』を読みだす。またもや文章系の本。大丈夫だ、文章系の本はこれで最後だ。

読売新聞のコラムを書いている人が、文章術を教えてくれる。エッセイやコラムを書く技術に特化している。また文章を書くときに、忌避すべき言葉が書かれている章があり、読んでみると、忌避すべき言葉をテンコモリで使っていると気づかされた、反省。

ここで、二冊連続で文章系の本を読んだ影響か、『いますぐ書け、の文章法』と『「編集手帳」の文章術』は書かれていることも、文体も似ていないのに、本の内容が混ざり、片づけられない男子中学生のような部屋になってきた。右側の脳みそが、鉛色の雲がかかったように鈍くズキズキと痛む。

おなじ系列の本を連続で読まないほうがよさそうだ。

11:59 「編集手帳」の文章術 読みおえ、食事休憩

『「編集手帳」の文章術』を読み終わる。新書は、ほぼ2時間ほどで読めるようだ。連続して文章系の本を読み、グッタリと疲れた。文章系の本は読み返さないと、書かれていたことを忘れ、文章に活かせないだろう。

昼ごはんは、ゆで卵2つとナッツ1袋。眠くならないように、血糖値をあげない昼ごはんになっている。

12:14 全文完全対照版 孫子コンプリート 読みだす

全文完全対照版 孫子コンプリート』を読みだす。なんとなく孫子の言葉は知っていたが、しっかり読み理解しようと購入。と、エラそうなことを書いたが、半額になっていたときに、ついついポチった本だ。

孫子の言葉を日本語訳と、中国語の、どちらも書いてくれているので比較しやすい。孫子の言葉は長々と書かず、短く簡潔に書かれており、サクサクと読むことができる。

君主や将軍のありかたは、いまに生きる人間も目指すべき姿だ。読んでいて戦うべき場所や火計についての話は、異世界転生でもしない限り、現実で使うことはないだろう。

孫子を書いた人は、ほぼ特定されたようだ。特定されてよかったと思うと同時に、曹操が孫子を書いた説が否定されたのは寂しいような気持ちになった。

12:17 全文完全対照版 孫子コンプリート 読みおえる

『全文完全対照版 孫子コンプリート』を読み終わる。1時間ちょっとで読み終えた。速く読むこと風の如し。

3冊目は系統がちがったので、脳みそがリフレッシュされ、スキップするようにルンルンと読むことができた。

連続で本を読むときは、系統の違う本チョイスするとよいだろう。

13:18 和菓子のアンソロジー 読みだす

和菓子をテーマに、10人の作家さんが短篇小説を書いている『和菓子のアンソロジー

作者さんの個性がでている、10個の和菓子の話を楽しむことができる。短篇を読みおわると、新しい短篇がはじまる、ので飽きがこないと考えていた。これが大間違いだった。

私は頭のなかで、登場人物や物語の背景を思い描きなら、小説を読んでいたようだ。短篇が終わるたびに、登場人物や背景をすぐに思い描く作業がしんどい。ふだんであれば短篇を読み終わると、休憩または本を一度とじるところを、新しい短篇を読みはじめるので、脳みその演算処理能力のキャバを超えたようだ。

本を読んでいる最中、こんなことをしていていいのかとズーンと不安な気持ちになった。物語に集中していると不安な気持ちは消えたが、なにか苦い食べ物を食べさせられた気分になった。

ふだんは食べたいと思わないチョコを食べたくなった。チョコを食べ、脳みそに栄養を届ける。読書は脳みその栄養がなくなるようだ。

『和菓子のアンソロジー』を読んでいると、いろいろな和菓子の味と知識を楽しむことができる。長野の話と、近未来の日本のストーリーの二つが気にいった。作家さんもチェックした。読んだことのない作家さんと出会えるのが、アンソロジーの醍醐味なんだな。

16:33 和菓子のアンソロジー 読みおえ 夕飯を食べる

ほぼ3時間かけて、『和菓子のアンソロジー』を読み終える。ページ数は350pほど。新書はだいたい200p。100p1時間ぐらいで読んでいるようだ。

16:49 蕎麦をゆで食べる。

17:02 流亡記 読みだす

開高健の小説『流亡記』を読みだす。開高健さんは料理の味、酒のうまさの表現方法が多彩で大好きな作家さん。

『流亡記』は、『開高 健 電子全集2 純文学初期傑作集/芥川賞』に収録されている短篇小説。電子全集2は、短篇小説が15タイトル収録されている。電子全集を1冊と数えると大変なことになるので、短篇小説を2本で、1冊とカウントさしてもらう。

『流亡記』は城壁のなかに暮らす男の視点で物語はすすんでいく。はじめは土地の設定、年代もまったく分からないが、話がすすむにつれドンドンと土地、年代がわかってくる。

開高健さんの想像力と文章力があれば、見たことも聴いたことも、嗅いだことのない風景でも正確に描写できるのだなと、口をポカ~ンとあけ感心しっぱなしだった。

18:17 流亡記 読みおえ、エネルギーを注入する

18:17『流亡記』を読み終わる。

太陽もおち、部屋が暗くなってきた。目もショボショボ。体の中からも、精気がぬけ、ガス欠すんぜんの50ccバイクのようだ。

ここで、体に生命の水を注入。キンキンに冷えたショットグラスに、ジンを注ぎ、グイっと飲む。

胃のなかからポカポカと体をあたため、お風呂にもドボンとはいる。

19:21 裸の王様 読みだす

ウイスキーと一緒に『裸の王様』を読みだす。

裸の王様というタイトルどおり、童話をからめたお話。子どもとのふれあい成長物語。

子どもの自由な発想で書かれた、王様の恰好。そうくるかぁと感心させられた。いつまでも手垢にまみれていない、童心のような心を忘れないでいたいナ。もう遅いだろうが。

芥川賞を受賞した作品をはじめて読んだ。

二杯目は、アマレットをポチョンと落としたウイスキーを飲む。茶色い液体と甘い杏仁の香りに脳は侵食され、トロン、ズルンと背骨の髄液が抜けそうになってくる。

20:36 『裸の王様』を読み終わる。

20:37 パニック 読みだし、写真を撮り忘れる

開高健さん3作目『パニック』を読みだす。

日本の政治や、県の行政をちょっとバカにしたようなピリッとした風刺小説。

人のパニック感がリアルに描かれている。じっさいに起こりそうな物語で、こんなパニックがおこったら、日本の政治はグダるだろうなと思わせるリアルさ。ソファーに沈みながら、酒に溺れず、目は文字をひろっていく。

21:54 『パニック』を読みおわる。撮影忘れ。

4作目『巨人と玩具』読みはじめる。時計の写真をまた撮り忘れる。酒を飲んだ影響がここに如実に現れはじめる。

3社のお菓子会社が、キャラメルのオマケをめぐって壮絶な争いを繰り広げるお話。

やりすぎは、ダメですよ。という教訓を教えてくれた。飲みすぎもダメですよ。

23:08 『巨人と玩具』読み終わる。

電子書籍リーダーで本を読むと、はやく読める。

電子書籍リーダーは指先ひとつでページをめくれるので、ページをめくる時間のロスがすくない。また軽いので、腕の負担もすくなく長時間おなじ姿勢で、集中して文字を追える。

23:09 屋根裏の独白

屋根裏の独白』は『流亡記』とおなじで、人種、国、時代が、物語の導入部分ではボヤ~っとしか分からない。

日本人なのかと考えていたら、いや待て、外人だと気づき。

読みすすめていくと、あっ、有名な独裁者かなと想像したところで、タイムアップ。

一日読書をして気づいたこと

朝など起きてすぐは、目と頭がスッキリしているので勉強や暗記系の本を読むのに向いている。

昼間は、エッセイや軽めの短篇小説をつまみ読みするとよいだろう。

日が落ちてからは、酒を飲みながら、肩までドップリと長編小説の世界にひたりたい。

時間にあった本を読むと効率的に、気分よく読書できることに気づいた。

一日読書をした感想【まとめ】

一日中、本を読んだ結果、6冊の本を読むことができた。

そして、ずっと本を読んでいると疲れるね。目とか腰、頭がず~んと重くなってくる。酒の力を借りないと最後まで読めなかったよ。

読書以外、ほとんど何もしませんでしたが、5~6冊あたりが限界だよ。一日10冊の本を読もうと思うなら、速読をマスターしないとダメだろうな。

もしかしたら、10冊読みました。と読まずにツイートしているだけかもしれない。まさかネ。

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