この記事は、ハバナクラブ3年 Havana Club Anejo3nosを飲んだ感想を書いています。
ハバナクラブ3年のいちばんの特徴は、ホワイトだというのに、あえかにスパイシー&スモーキーなことです。
蒸留してすぐに出荷するのではなく、樽に寝かせてから瓶詰されていると書かれています。
樽にいれ熟成させたラムは、高くなります。
けれどもハバナクラブ3年は、ホワイトラムとして、いやラムとしてもっともお安いラムのひとつです。
バカルディとほぼおなじぐらいの価格です。
価格はおなじ、けれどもスパイシー&スモーキーなのはハバナクラブ3年です。
香りがよいラムをお求めのかたに、ハバナクラブ3年は強くおすすめできます。
またお手頃価格のラムです。カクテルに使いやすいです。ハバナクラブ3年のスパイシー&スモーキーは、カクテルの味わいを崩さず、旨味に転化しています。
ハバナクラブ3年 実飲レビュー
ストレート

ハバナクラブ3年の粘度は水とおなじ、とてもさらりとしています。
なめらかにグラスのなかをまわり飛びはねます。
透明な液体から浮かびあがる、シナモンやクローブと、しっかりと焦がし腐ることがなくなった堅牢な木材のあえかな香り。
香りはつよく主張するものではなく、香水をまき、その空間をくぐりぬけたような微かなものです。
微かではありますが、透明ではない、としっかりと主張しています。
ちなみに、安いお酒にありがちな、目や鼻につーんとくる嫌な香りはまったくございません。
ハバナクラブ3年の口あたりは、こなれている。蒸留したあとに、熟成させることで、つんつんした刺激がとれ、歯ざわりがまったりし、舌のうえを滑らかにすべります。
ハバナクラブ3年の口のなかの熱と混ざりあうと、シナモンとクローブ、バニラの黒い実を乾煎りしたような香りが、かすかにたちのぼります。
そして、南国に咲く黄色いメシベとオシベをもつ赤い花のような艶やかな甘みもひろがりました。
とても柔らかい質感で、ラムといえば海賊のイメージが強いですが、女性的ともいえる円熟している味わいです。
すこしだけ、上等の焼酎にあるような熟した黒糖によく似たコクと甘味もあるように感じました。
ロック

おおきく透明な氷をいれたグラスにハバナクラブ3年をそそぎいれました。
まるでないだ海面のように静謐な香りになります。
あえかに感じられていたスパイシー&スモーキーさが消えています。
そのかわりに、冷やしたことで、爽涼な飲み口になり、透明度がまし、たいへん飲みやすいです。
口のなかの熱と反応すると、冷たさがほぐれ、エスニックな香りが煙のようにたちあがり、しっかりとスパイシー&スモーキーをたのしめます。
ただし、すぐに飲みこむと、その存在は刹那な存在になります。

ハバナクラブ3年でつくるカクテル
ハバナクラブ3年の特徴であるスパイシー&スモーキーは、そのほかのお酒や果汁と混ぜあわせても悪戯をせず、カクテルの味わいを破壊しません。
それどころかスパイシー&スモーキーさが、旨味と風味に転化され、カクテルの味わいをにぎやかなものにしてくれます。
またカクテルに使うお酒は安ければ安いほどいい、という格言があります。
であるからして、ハバナクラブ3年は、カクテルにつかうのに適したラムといえるのです。
XYZ

- ラム:40ml
- ホワイトキュラソー:10ml
- レモンジュース:10ml
すべての材料をシェイカーにいれふり、グラスにそそぎいれます。
これ以上ない、という味わいという意味でアルファベットの最後の三文字の名を冠しているカクテルです。
レモンの酸味、ホワイトキュラソーの甘味、そして、ハバナクラブ3年のちくりとした苦みが、アクセントになり味わいをひきしめています。

ブルーキュラソーにかえるスカイダイビングになります。
ハバナの海を想像させる視力をよくしてくれるような青色になります。
家にいながら、バカンス感を味わえる一杯。
ダイキリ

- ラム:50ml
- ライムジュース:10ml
- シュガーシロップ:少々
シュガーシロップが、基本のレシピです。
私はアンゴスチュラビターズをぴちょりと垂らしこみ作りました。
ライムの青き疾走する苦みのなかにハバナクラブ3年のビターがまざり、アンゴスチュラビターズの濃縮された薬効成分のなかにハバナクラブ3年の風味が溶けこんでいます。
たいへん、すっきりとしており、飲むと汗がひくほどに爽快な味わいのカクテルです。


こまかい氷とかけあわせると、フローズンダイキリになります。
かの大文豪にして酒豪のヘミングウェイが愛したことでも有名ですね。
ヘミングウェイも住んでいたキューバの都市の名がついたハバナクラブでフローズンダイキリを作ると、本場の味にちかづく、かも。

モヒート

- ラム:40ml
- ミント:適量
- 炭酸水:適量
生のミントではなく、ミント味のジンを使いました。
アルコール度数のキック感がつよくなります。
ミントの痛烈な爽快感のなかの、苦みが強くなっており、歯をぺろりとなめたほどに活き活きとした苦みを感じられます。
苦みのおかげで、口あたりはシャープで、後味のキレは二等辺三角形の角のようにするどいです。

リトルデビル

- ラム:30ml
- ジン:30ml
リトルデビルなんて、かわいい名前がついていますが、はなはだ強烈なキック感のあるお酒です。
ジンのネズの香りよりも、ハバナクラブ3年のスパイシーな風味が前面に飛びでてきています。
そして、アルコール度数が高いのに、小悪魔の尻尾のように、とても艶やかでなめらかな舌触りで飲みやすすぎます。

リトルプリンセス

- ラム:40ml
- スイートベルモット:20ml
スイートベルモットとハバナクラブ3年を氷をいれたシェイカーにいれ冷やし、カクテルグラスにそそぎいれます。
まるではじめから二つのお酒は一つのお酒だったかのように丸く調和しているカクテル。
スイートベルモットの酒精がつよくなり、薬効成分も活気づき、飲むと元気になりそうな香りが舞っています。


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