この記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されている田楽刺しを作り、食べた感想を書いています。
田楽刺しは、お家で作れます。
豆腐の水を切り、サトイモとコンニャクはゆで、味をととのえた味噌をぬり焼けばいいのです。
和の郷愁を感じられる素朴な料理を簡単に作れるのです。
オーブンで焼くように書かれています。魚焼きグリルでも作れます。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
田楽刺しの調理風景【 写真あり 】
豆腐の水分を切ります。
まな板ではさみ豆腐の水分を切ってください。
豆腐の水分を切る専用の調理器具を使いました。
サトイモの皮をむき、食べやすい大きさに切りお湯でゆでます。
お好みの硬さになるまでゆでてください。
コンニャクも食べやすい大きさに切ったのちお湯でゆでておきます。
田楽刺しにぬる味噌を作ります。木の芽の季節であれば、木の芽を味噌にいれましょう。
なくてもかまわないでしょう。味噌を日本酒でのばし塗りやすい粘度にととのえます。
甘い味噌がお好みのかたは砂糖をくわえましょう。
水分を切った豆腐とゆでたサトイモ、コンニャクに串をさしました。
『 檀流クッキング 』をよくよく読みかえすと串をさす描写がありません。
味噌を塗らずに豆腐とサトイモ、コンニャクをまずは魚焼きグリルで焼きます。
中火で6分ほど焼きました。途中でひっくり返してもらってもかまいません。
つぎに豆腐とサトイモ、コンニャクに味噌を塗り焼きます。味噌をあぶります。
どれぐらいあぶるのか、お好みの香り、焦げめがつくまでです。
木の芽ではなく、アオサをかける習慣だそうです。
アオサの清冽ともいえる香りが、すこし野暮ったい田楽刺しを瀟洒なものにしてくれます。
パリッとした食感のアオサ。豆と豆が邂逅した大豆の輪廻ともいえる風味。
ふわりと滋味ある旨みがひろがるサトイモ。
ムニムニっとしたコンニャク。さまざまな食感とであえます。
焼く用意さえしておけば、熱々をすぐに食べられます。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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