この記事は、檀流クッキングに書かれている伊達巻を再現して食べた感想を書いている記事です。
魚肉をミンチにし、ダシと卵と混ぜあわせ焼きます。
そして、スノコなどで巻きあげて作る伊達巻です。
伊達男のように恰好よく巻きあげるのはむずかしいです。
檀流クッキングでは、まるまるの魚一匹をおろし、頭やら骨やらでダシをとります。
この記事では、魚の切り身を使いました。昆布とカツオ節でダシをとりました。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
伊達巻の調理風景【 写真あり 】
昆布を半日ほど水につけておきます。
そして、昆布をだし、猛烈に沸騰させたのちカツオ節と日本酒をいれ5分ほど煮たたせダシをとりました。
最後に淡口醤油と塩で味をととのえました。お好みで砂糖やみりんをいれてもかまいません。
ダシは冷ましておきましょう。
伊達巻にいれる魚の種類は、かまぼこやちくわの原料に向く魚の類なら、何だってよいと書かれています。
白身魚、もしくは、青魚が無難でしょう。
魚の骨と皮をとりのぞきミンチにします。包丁で叩いたり、すり鉢ですりミンチにしてもらってもかまいません。
お家にある方法で魚肉をミンチにしてください。
ミンチにした魚肉に全卵1個をいれます。そして、混ぜあわせます。
魚肉と卵の割合は、いろいろ研究してみるがよい、と書かれていますので研究してください。
あとでダシもくわえますので硬さの調整はできます。ダシをどれだけいれるのか、それも書かれていまん。
研究のしがいがありますね。
厚焼き玉子のように焼きあげます。
グリルで焼きあげました。オーブンやフライパンなどお家にある方法で焼きあげてください。
スノコやフキンを用意し巻きあげましょう。伊達巻の表面をギザギザにしあげる鬼すだれと呼ばれる調理器具もあります。
内側に包丁でかるく切れ目をいれておくと巻きやすくなります。
くるりと巻きあげ、輪ゴムでとめ冷めるのを待ちましょう。
巻きすをはずし、食べるぶんだけ切ります。
魚の種類にもよるのでしょうが、魚は、卵の旨味の一部分になっています。
砂糖とは違った優しい甘味を感じられる伊達巻です。
分量の割合のちがいから出来上がる伊達巻の香りと味、歯ざわりは千差万別。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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