この記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されているビーフ・ストロガノフを再現し食べた感想を書いている記事です。
西洋の牛丼だと思いました。かんたんに作れ、なおかつ豪華でおいしいレシピです。
強そうな料理の名前ベスト3のビーフ・ストロガノフには、サワークリームをいれます。
サワークリームを買う、もしくは生クリームにレモン汁かヨーグルトをくわえたものを料理に使いましょう。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
ビーフ・ストロガノフの調理風景【 写真あり 】
生クリームにヨーグルトをくわえ、温かい場所に置いておきました。
ミルクのコクがありながら、酸味のあるサワークリームのようなものを作れます。
バターをひいたフラパンに薄く切ったタマネギとニンニクをいれ弱火で炒めます。
タマネギの水分がとび、きつね色になるまで炒めました。
牛肉のランプやヒレの薄切りに小麦粉をうっすらとまぶし、タマネギをきつね色に炒めたフライパンにいれ中火で炒めると書かれています。
この段階で牛肉に火をしっかりと通さずに、煮こむときにゆっくりと牛肉に火を通す派です。
あたらしいフライパンを用意します。タマネギをザクザクと切り、バターをいれたフライパンで中火で炒めましょう。
マッシュルームをくわえるのを忘れました。みなさまは忘れずにくわえてください。
ザク切りのタマネギの表面が、うっすらと透明になれば、きつね色のタマネギと牛肉を炒めたフライパンにいれます。
そして、スープをいれると書かれています。わたしは水をくわえました。水だけでも十分においしいビーフ・ストロガノフになりました。
サワークリームや生クリームがないときは、水のかわりに牛乳をいれレモン汁をしぼりいれています。
水だけでなく、すこし白ワインをくわえ、月桂樹の葉やナツメグもいれました。
タマネギの旨味がひろがり、肉につけた小麦粉がスープと混ざりあい煮つまりトロミがついたころに、サワークリームをくわえかき混ぜましょう。
そして、白米にかければビーフ・ストロガノフの出来上がりです。
温めたサワークリームをそえ、味を調整できるようにする心づかい。
二種類のタマネギを用意するのは、メンドクサイと思っていました。
しかし、シャックリとしたタマネギの食感と、牛肉と混ざりあったタマネギのコク。
二つの車輪がないと走れないバイクのように、ふたつのタマネギの食感とコクは、ビーフ・ストロガノフには必要不可欠なものでした。
サワークリームの酸味と香辛料のおかげで、さっぱりとした口あたりです。
サワークリームには酸味だけでなく、生クリームのコクもあります。ビーフ・ストロガノフのスープのすみずみにまで生クリームのコクがひろがっています。
清雅な口あたり。こってりの一歩手前といった牛肉と生クリームの旨味をしっかりと堪能できます。
クリームシチューは、白米にかけない派です。ビーフ・ストロガノフは、白米にかける派になりました。
牛肉とタマネギ、そこにサワークリームをいれて作る、ちょいと豪奢な西洋牛丼だと思いました。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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