この記事は、あさり・しじみをお湯で煮て出汁・スープを取る方法を書いています。
あさりorしじみをお湯で煮るだけです。生涯あさり・しじみ出汁スープを愉しめるレシピです。
あさり・しじみで取った出汁スープを、醤油や塩などで味を整えます。そして、中華麺をいれるだけで貝ラーメンをお家で堪能できます。
冷凍しているあさりとしじみを使いました。砂を抜く必要がありません。冷凍庫から取りだし、ポンと放りこめば出汁スープを取れるのです。即席ラーメンなみの時間でスープを取ることができます。
貝類は冷凍してから食べたほうが栄養価が高いと聞いたこともあります。冷凍の貝を使うことによって、時短になり、さらにさらに栄養も豊富という、一貝二鳥の効果があるのです。
生きているあさり・しじみを使う人は、砂を吐かせる時間がかかるので、即席ラーメンなみとはいえません。
冷凍あさり・しじみは生協の宅配「おうちCO-OP(おうちコープ)」で宅配してもらっています。
あさり・しじみの出汁スープの取り方
- お湯と日本酒、香辛料を鍋にいれる
- あさりorしじみを鍋にいれ煮る
- あさりorしじみの殻がすべて開けば出来上がり
あさり出汁スープの取り方
300ccの水を鍋にいれます。日本酒を25cc~50ccも追加でいれましょう。
青ネギの青い部分、薄くきったショウガ、叩いたニンニクをいれると、出来上がった出汁に香りと風味の奥行がうまれます。
八角などをいれると、中華感が増しますよ。お好みでいろいろな味付けを愉しんでください。
あさりは、180gいれました。殻の重量も含まれています。
生きたあさりを使うかたは、砂抜きをしてくださいね。あさりを水で洗い、ボウルやザルなどを使い、あさりを浮かせます。3%の食塩水を作りボウルに注ぎいれます。ボウルにフタをし、暗くしておきましょう。1時間ほど常温に放置しておきます。気温が高すぎるときは、冷蔵庫にいれてください。
袋をあけ、あさりをザルにあげ流水で氷を流しましょう。水と日本酒、香辛料をいれた鍋にあさりをいれます。鍋を強火にかけます。
ボコボコと沸騰してきたら、中火に落としましょう。すべてのあさりの殻が開くまで待ちましょう。時間にして1~2分ほどでしょうか。
あさりの殻が、パカリとすべて開けば、あさり出汁スープの出来上がりです。
こんな短時間で出汁スープは取れているのか。ご安心ください。あさりの風味と香りは、白いスープのうえに漂っています。
しじみ出汁スープの取り方
水300ccを鍋にいれます。青ネギの青い部分、薄く切ったショウガ、叩いたニンニクもいれます。
しじみには、紹興酒を25ccほどいれました。
冷凍しじみの量は、140g。冷凍しじみは洗う必要がありません。そのまま水と紹興酒、香辛料をいれた鍋に冷凍しじみをいれてください。
生きたしじみを使うかたは、砂抜きをしてくださいね。しじみを水で洗い、ボウルやザルなどを使い、しじみを浮かせます。0.3%の食塩水を作りボウルに注ぎいれます。ボウルにフタをし、暗くしておきましょう。3~6時間ほど常温に放置しておきます。気温が高すぎるときは、冷蔵庫にいれてください。
鍋を強火にかけ、沸騰してきたら中火に落とします。しじみの殻が開くまで待ちます。
しじみの殻がチンマリと開けば、しじみ出汁スープの出来上がりです。
ラーメンにしあげる
あさり出汁スープも、しじみ出汁スープも、塩や醤油などで味を整えるだけで十分おいしいです。
さらにお店で提供されるような味を追求するために、あわせ出汁スープにします。
トンコツさんでは、あさり・しじみの繊細でセンチメンタルな風味と香りをフキ飛ばしてしまうでしょう。カツオやいりこ、魚介類もくどく感じました。
ここは、やはり鶏出汁スープさんとあわせます。
あさり・しじみ出汁スープと鶏出汁スープをいい塩梅で配合します。鶏出汁スープをおおく配合すると、貝の隠し味がきいた鶏出汁スープのラーメンになります。いろいろとお家でスープを配合する愉しみがあります。
また、あさりとしじみのW出汁スープといった贅沢なスープを作ることもできます。
醤油も日本のオーソドックスな調味料で基本でいいのです。
ちょいっと一工夫したい、わたくしめがオススメしたい調味料は『しょっつる』です。
ノーブルで伝統的なはたはただけで作ったしょっつる。そのはたはたから抽出した風味は、あさり・しじみの出汁スープとの相性はバッチリ。
お好みのスープを配合したならば、自家製麺をゆで器にいれます。あとは、お好みの具材をトッピングするだけです。
長ネギとワカメ、ナルトをトッピングしました。あさりも忘れずに。ちいさいチキンの油がキチンと浮いている、麺が見えるほど透明で清澄なスープ。すまし汁に近い味だけども、しょっつるのまろいエキスと鶏出汁スープの風味と香りが、いい仕事していますね。あさり一辺倒の味だけでなく、玉手箱をあけた浦島太郎のように、長く煮こまれたスープのような年季を感じる風味と香りがあるスープ。
しじみといえば肝臓にキク!といわれています。しじみを使ったラーメン。そんなラーメン、飲み会の〆に食べるしかないじゃないですか?冷凍しじみと中華麺さえあれば、ちょっぴり酔った人でも、しじみラーメンを作ることができるでしょう。
しじみの身は、みなさんどうしています。食べる派?食べない派?
あさりとしじみのスープを比べると、あさりのほうが旨味は強いですね。しじみは、静かな出汁といったイメージ。
あさり・しじみ出汁スープでラーメンを作った感想【まとめ】
あさり・しじみで出汁スープをとるのは、とても簡単でした。あさり・しじみを煮る、殻が開くまで煮る、これだけです。あとは醤油や魚醤、塩で少し味を整えたたり、ほかのスープを混ぜるだけでラーメンスープができました。
冷凍のあさり・しじみを使いました。砂抜きの必要もありません。即席ラーメンを作るほどの時間で。あさり・しじみ出汁スープを取ることができました。
すまし汁のようにあっさりとした出汁スープは、食欲のない日、飲み会帰り、ふと飲みたくなる優しい風味です。
あさり・しじみをお湯で煮て殻を開ける。これだけで、生涯あさり・しじみ出汁スープを愉しめます。
冷凍あさりとしじみは、おうちコープで頼みました。
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