この記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されている「チャツネ」を再現し食べた感想を書いている記事です。
インド料理が普及している現在です。チャツネの存在を知っているかたもいらっしゃるでしょう。
チャツネは家で作れるのです。
檀流クッキングでは、リンゴを使いチャツネを作ります。
リンゴのかわりにプラムやモモの青いものでも作れると書かれています。手にいれやすいのはリンゴでしょう。
リンゴと香辛料などの食材をコトコトと煮こめむだけでチャツネを作れるのです。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
チャツネの調理風景【 写真あり 】
ニンニクとショウガを切り、サラダ油をいれた鍋にいれます。弱火で炒めます。
ニンニクとショウガのよい香りがしてきたら、薄切りにしたリンゴを鍋にいれましょう。
サラダ油をいれずに、ジャムを作るようにチャツネを作ってもよいと書かれています。
赤い乾燥唐辛子をリンゴにくわえました。
リンゴの水分がぬけ、熟すように溶けだしてくるでしょう。
そして、さらに煮つめると水分がなくなってきます。
水分がなくなってきたら、ほんの少々の塩とレモン汁、ザラメ、干しブドウをくわえましょう。
レモン汁のかわりにライムをいれてもよいと書かれています。
そして、お酢もくわえます。
調味料の分量は、チャツネを煮つめつづけ、最後に調整してください。
これらを煮つめてピリリとからく、甘くて、すっぱい、ジャムみたいなものが出来上がった、それでよいのである。
引用元:檀流クッキング
香辛料をいれたジャムそのものですね、チャツネは。
常温になるまで冷ましたチャツネを清潔な瓶にいれます。
チャツネは、1年ほどもつと書かれています。いまの日本の気温です。冷蔵庫で保存したほうがよいでしょう。
チャツネは作りたてよりも、2ヶ月ほどから食べごろだと書かれています。
辛さと甘さ、すっぱさがこなれてくる印象です。
あとは、カレーを作るたびにチャツネをくわえるだけです。
リンゴをしぼったものをカレーにいれるよりも、チャツネをいれたほうが、香りと味、風味が濃く厚くなります。
チャツネとカレー粉だけで甘くてすっぱくて、辛いパスタソースもパパッと作れます。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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