【 GORDON’s 】ゴードン ロンドン ドライジン 43度 を飲んだ感想を書いています。
1769年から製法をかえずに、受け継げられた伝統の製法で作られたジンです。ジョニパーペリーの香りがほのかにするシンプルな風味。極めて辛口のジンです。アルコール度数は43度となっております。
ゴードン ドライジンでカクテルを作り飲んだ感想も書いています。ゴードンで作るカクテルの材料は1~2種類、あまり色々なお酒やジュースをいれないほうが、ゴードンのシンプルな風味と辛口の味を活かせます。
ゴードン ロンドン ドライジン 43度の特徴
アルコール度数
アルコール度数40度のドライジンがおおいなか、ゴードンのアルコール度数は43度です。
たった3度のちがいですが、数字以上にアルコールの差を感じます。どっしりとした腰の座った風味を楽しめます。
たったアルコール度数3度のちがいですが、ゴードンを飲んだ次の日は、二日酔いになる日がおおかったような気がします。
パッケージ
ゴードンのパッケージは特徴的です。見た目は、東南アジア系のお酒と勘違いしちゃいますね。
イノシシのような牙があり、短いゾウのような鼻。一度みたら忘れることができないキャラが真ん中に描かれています。東南アジア系の神様のように見えます。もしくは鬼滅のあのキャラですね。獣の呼吸、ゴードンの型。
ブルーベリーのように見える青紫色の果実は、ジョニパーペリーです。
世界No.1プレミアムジン
「ゴードン ロンドン ドライジン」は、1769年に誕生した、世界で初めてジントニックを生んだといわれているブランド。高品質のジュニパーベリーをふんだんに使った、180カ国で愛飲されている世界No.1プレミアムジン※。
※IMPACT DATABANK2015に基づく販売数量
引用元:Amazon
ボンベイ・サファイヤも、世界No.1プレミアムジンを名乗っていたりします。
世界No.1プレミアムジンを決めるのは、あなたの舌とあなたの好みなのかもしれません。
ゴードン ロンドン ドライジンを飲んだ感想
ストレート
グラスにそそがれたゴードンは、無色透明。
グラスのうえに漂う香りは、ジョニパーペリーの香りがほのかにしており、その他の香りはほとんどしない。
一口ふくむと、ゴードンは重い。ドップリどっしりした重みを舌に感じる。柑橘類系の軽やかで爽やか香りはほとんどない。
頑固一徹といったキリリと辛口なゴードン。一口二口と飲み慣れてくると、味の重さが愉しくなり、幽玄なコクを舌で感じらるようになる。摩周湖のようにキリリと冷えた水と交互に飲むと、長い悠久のときを生き残ってきたゴードンの味に陶酔させられる。
ロック
グラスいっぱいの丸い氷をいれる。氷にそわすように、ゆっくりとゴードンをそそぎいれる。
ふつう氷をいれて冷やされたお酒は、なにかしらの反応がおきる。飲みやすくなったり、香りが減少したり、口当たりがよくなったりする。
ゴードンは氷と一緒に飲んでも、すぐにはストレートとロックのちがいがわからない。5分ほど待つとゴードンがやっと冷やされ、ピンっと一本の筋がとおったように味がひきしまる。
ゴードンは、氷では冷えるのに時間がかかるので、瓶ごと冷蔵庫で冷やすことにした。
アイス
ゴードンを小さめの容器に移しかえ、冷凍庫で冷やしおく。ショットグラスも冷凍庫で冷やしておくとよい。ゴードンをいれた容器は、霜がつき手でもつと痛いぐらい冷えている。
冷凍させられたゴードンは、無味無臭になっている。
ひとくち含むと、ゴードンはとろりとした粘度になっており、味には重さがなくなり、精悍な印象をうける。するりつるりと飲むことができる。ただし、アルコール度数は高いのでゆっくりと飲み、チェイサーを用意しておくことをオススメする。
冷凍ゴードンが、一番おいしくシンプルにゴードンの味と風味を楽しめた。
Amazonレビュー
辛口です。良くも悪くも、癖のないジンですが、それがゆえに、アルコールの強さで辛口に感じます。
グッとストレートでやるのが好きです。チェイサーの用意を忘れずに。
良い酒です。気に入りました!安いのにパンチが効いていて、ジントニックにはもってこいですね。
引用元:Amazon
ゴードンを使ったカクテル 飲んだ感想
ジントニック
- ジン:50ml
- ライム:1/4個
- トニックウォーター:適量
世界で初めてのジントニックに使われたと言われているゴードン。酸味を控えることで、その豊かなボタニカルの香りを生かしたジントニックです。
引用元:Amazon
びっくりですね。あたらしい知識を知ることができました。
ただ引用に書かれているように、酸味?というのが分からないんですよね。ライムの酸味のことでしょうか。
ジョニパーペリーとトニックウォーターのキニーネの香りと苦味、そこにライムの苦味と酸味を楽しめます。
クセのすくないゴードンで作るジントニックは、トニックウォーターの風味をいかしたサッパリした味です。
しかし、アルコール度数がたかいゴードンで作っているので、サッパリしたなかにアルコールの濃く深いコクがあります。和風だしのカツオや昆布のような働きをゴードンがしています。
そしてグラスは、ボンベイのオマケというチャンポンぶり。
炭酸割り
- ジン:50ml
- 炭酸水:適量
ジントニックを炭酸水にかえた、ハイボール風カクテル。
トニックウォーターでなく、香りがなく炭酸のシュワシュワ感がある炭酸水を使うことで、ゴードンのジョニパーペリーとポタニカルな香りがはじける。
ゴードンの香りを楽しみたいかたは、炭酸水をチョッと足すのをオススメする。
ジンリッキー
- ジン:50ml
- 炭酸水:適量
- ライム:1/4個
炭酸水とライムの果実と果汁をいれる、あっさりしたスポーツドリンクのように飲める『 ジンリッキー 』
ゴードンで作ったジンリッキーは、アルコール度数が高いので、どっぷりした豊潤な風味を楽しめる。
ゴードンで作られたジンリッキーは、爽快感はすくなく風味が激重。爽快感をもとめている人は、ゴードン以外で、ジンリッキーを作ることをオススメする。
マティーニ
- ジン:50ml
- ドライベルモット:10ml
- オリーブ:1個(お好みで)
ジンといえば、ジントニックかマティーニ。有名なジンのカクテルの二大巨頭。
ドライベルモットの香りが気になるマティーニはあまり好きではない。しかし、ゴードンで作ったマティーニはドライベルモットの香りが気にならない。ゴードンの濃いアルコールの風味が、ドライベルモットの香りに勝っている。
第二次世界大戦を勝利に導いた名宰相チャーチルのように、重厚で貫禄たっぷりといったドライな味のマティーニをたのしめる。
ボンドマティーニ:ヴェスパー
- ゴードンジン:40ml
- ウォッカ:20ml
ほんもののレシピは、キナ・リレもいれる。ですがが、値段が高いし、あまり他に使い道がないのでキナ・リレ抜きのレシピとなっている。
ウォッカの荒々しさが、ゴードンの荒々しさをひきだしている。イギリス紳士というよりも、ヴァイキングといった荒々しさとなっている。
シェイクされたカクテルは冷たい、スーツを着たダンディー男が飲むのにピッタリなお味となっている。ボンドのような優雅な男が飲むと絵になるカクテルとなっている。
開高健マティーニ
- ジン:40ml
- ドライベルモット:10ml
- アンゴスチュラビターズ:1~2滴
昭和の文豪、開高健が『風に訊け』で紹介していたレシピ。
開高健は酒を味わう場所として、歯茎で味わえとよく書いている。そこで、このマティーニを歯茎で味わうと、チリチリキリキリと刺激される。
アンゴスチュラビターズは養命酒を蒸留したような苦味がする。その苦味が過ぎさったあと、ゴードンの柑橘類やジョニパーペリーの爽やかさを感じた。爽やかさと縁のない野武士のようなゴードンが、貴公子のように爽やかに感じる珍しいカクテルとなっている。
ゴードンとアンゴスチュラビターズ
開高健マティーニを飲んで考えた、ドライベルモットはいらないんじゃない、と。
そこで調べたら、アンゴスチュラビターズとジンだけで作るカクテルが二つあった。
ジンアンドビターズ
- ジン:50ml
- アンゴスチュラビターズ:1~2滴
アンゴスチュラビターズをグラスに1~2滴ふりかけ、指でグラスに塗りつける。
タイタニックがぶつかったような氷をグラスにいれ、すこしマドラーで氷を回しグラスを冷やす。トクトクとゴードンをそそぎいれる。
ドライベルモットを抜いたぶん、もっとキリキリと歯茎を刺激する。苦味でゴードンの味がひきしまっているが、苦味をしこたま味わった口のなかにいれていると、口内の温度で温められたゴードンはトロリと甘くなってくる。
苦味と甘味の二つをたっぷりと堪能できる。
ピンクジン
- ジン:50ml
- アンゴスチュラビターズ:2~3滴
アンゴスチュラビターズを2~3滴たらし、冷凍しておいたゴードンを注げばできるカクテル。ゴードンを冷凍しておくと、すぐに作れるレシピ。
ピンクと名前がついているとおり、アンゴスチュラビターズを多くいれるとピンク色になるのが特徴だが、あまりピンクにはなっていない。
いろいろアンゴスチュラビターズのレシピを試したけど、これが一番がいい。食前酒にピッタリ。元気がないときに飲むと元気一発。
ゴードンの味に変化をつけ、苦味を足すことで、ゴードンの奥ゆかしい香りと風味を楽しめるようにしてくれる、それがアンゴスチュラビターズ。
ギムレット
- ジン:50ml
- ライム:1/2個
- シュガーシロップ:お好みで
ジンとライムをシェイクすると『 ギムレット 』ロックグラスでステアして作ると『 ジンライム 』
うっすら霧がかったカクテルの向こう側には、なにが見えるのだろうか。
ライムの香りが鮮烈。ゴードンの香り、風味はなく、アルコールがたっぷり含まれた芳醇なコクがある。
ライムの風味と味をそのままに、一番シンプルにたのしむことができる飲み方だと思う。
カンパリカクテル
- ジン:40ml
- カンパリ:20ml
見た目がとても美しい、ルビーのような紅色が特徴の『 カンパリカクテル 』
見た目はうつくしいが、このカクテルとても苦い。グレープフルーツの皮と果実のあいだにある白いモヤモヤを食べたぐらい苦い。
太陽のように赤い液体を飲むと、胃がポカポカと温かくなってくる。カンパリの苦さの素になっている薬草の効果だろうか。胃がぎゅうぎゅうと収縮させられ、ムクムクと食欲のかま首がもちあがってくる。
食前酒にぴったりのカクテル『 カンパリカクテル 』
ゴードン ロンドン ドライジン 43度を飲んだ感想【 まとめ 】
ゴードン ロンドン ドライジン 43度を飲んだ感想は、アルコール度数がふつうのジンより3度ほど高く、ジョニパーペリーの香りがほんのりするシンプルな風味。
クセが少なく、きわめて辛口のジンです。
ゴードンをカクテルにするときは、混ぜるお酒や果汁は1~2種類と少ないほうが、ゴードンの味と風味をいかせる辛口のカクテルを楽しめます。
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