やくみ処 わさび風味(丸美屋食品工業)を食べた感想を書いています。
七味のように、一瓶にたくさんの薬味がいれられている薬味です。
やくみ処 わさび風味の一番の特徴は、麺にいれたい薬味をひとつの瓶にいれられていることでしょう。
ねぎを切って、ごまを煎ってすって、かつお節のけずって、海苔をハサミで切って、わさびをチューブからしぼりだして、これだけの工程をすることなく、麺にすべての薬味をさっさとふりかけられます。
ただし、ひとつ気をつけてもらいたいことがあります。

入り口がでかく、どばッと薬味がでちゃうんです。そこは気をつけてください。
いろいろな薬味がはいった一瓶の値段は、300円以下。いろいろな薬味を用意することを思えばお手頃価格です。
やくみ処 わさび風味 実食レビュー

舌先で、しっかりとわさびのパンチの効いた辛みを実感できます。
わさびの青い辛みは、一瞬ちくりときて、体全身をぶるッと冷やしたあと、氷が滑るようにすぐに消えます。
残念ながら、鼻にぬけていく、あの痛みはありません。
わさびは、フリーズドライされたように、乾燥しています。ねとねと、べたべたしておらず、痛快な噛みごこちです。
わさびのほかには、国産のごまがはいっています。セサミンをしっかりと摂取できるんです。また、ごまのふっくらとした芳しい香りもあり、食欲をしっかりと刺激してくれます。
乾燥させられたねぎ、そこはかとなく生前の風味を維持しています。食感はしゃりッとした食感に転生していました。
そのほかには、名人芸のように細かく切られた、湿気ていない海苔。細かくとも、しっかりと海苔を炙ったようなイカした香りがあります。
かつお節は、みりんや砂糖、めんつゆで味つけされたあとに、フリーズドライしたような食感のものがいれられています。
かつお節のおかげで、めんつゆや醤油などの調味料をいれずとも炭水化物を食べられます。
薬味であり、ふりかけともいえる商品です。
やくみ処 わさび風味 レシピ

基本のそばに。
いつもの蕎麦が、にぎやかで爽快な味わいになります。

めんつゆにいれてもかまいません。
ざるのうえにかけると、薬味がすきまにハマりこんでしまいます。お気をつけください。

乾燥したわさびは、まるで、あの有名なお茶漬けの素にはいっているブツとうりふたつ。
わさびを白米のうえにかけ、熱いお茶をそそぎいれば、お茶漬けになります。
お茶漬けの素を買う必要がなくなります。

うめぼしの酸味はありません。うめぼしをのせれば、塩分とクエン酸も摂取でき、熱中症対策になります。

さっさっとパスタにふりかけるだけで、和風パスタになります。
ふりかけるだけで、食感がにぎやかで、わさびのしっかりとした緑の刺激も堪能できます。
ちょいと醤油をたらしてもよき。

豆腐に。いろどりが、とてもあざやか。視力がよくなりそうな新緑豆腐。

納豆のあの好きなひとは、とても好きなあの匂い。やくみ処をふりかければ、ちょいと明るい香りになります。
納豆のねっちょりんぐした食感のなかに、ぱりッぽりッとした食感がくわわり心地よい食感をたのしめるようになります。

とろろ汁。
じゅるとろとした白い濁流のなかに、蒼い辛み、緑のねぎの刺激、黄金ごまの食感、海苔のしのぶ風味、かつお節の万能の旨味がまざりこみ、単一でなく、複合的な食感になります。

塩をふりかけ水分をぬいたきゅうりに、やくみ処をふりかけました。
きゅうりの緑の果肉に隠れた、わさびが舌の味蕾にふれた瞬間、辛みが爆発します。
もっとも、わさびの刺激を実感できる食べ方です。

ちくわの天ぷら。
衣にやくみ処を混ぜこみあげました。
わさびの刺激があり、とてもさっぱりとした天ぷらです。ごまが破裂する可能性があります。調理中は火傷しないようにお気をつけください。

あまった衣は天かすにしましょう。
わさびなど様々な味わいを梱包した極上の天かすです。

その天かすと、さらにやくみ処を混ぜこんだおにぎりは、いちじはやった悪魔のおにぎりになります。
さわやかさ、クールさは、このおにぎりのほうが強いです。わさびの防腐効果もあるかもしれません。
コメント