この記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されている卵と豆腐を作り、食べた感想を書いています。
卵に豆腐を混ぜいれフライパンで焼くだけの簡単な料理です。
豆腐をいれた卵の口あたりは温かく柔らかいです。
卵と豆腐、日本でやすい食材を組みあわせるだけで味わい深い一品を作れるのだと思いしらされました。
お好みの食材をいれ舌にミートする卵と豆腐を作りあげてください。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
卵と豆腐の調理風景【 写真あり 】
『 檀流クッキング 』に書かれているとおりに作ります。
ご家庭にない食材などは無視してお家では作ってください。
豆腐を手でくずします。そして、ひたひたの水につけ干しシイタケをくわえます。
3時間ほどつけておけば十分でしょう。豆腐に旨味をつけくわえる工程です。はぶいてもらってもかまいません。
豆豉(トウチ)という中華料理の発酵食品をいれます。
台湾の塩漬け木の実ポーチ(?)のかわりに豆豉(トウチ)をいれます。
檀一雄の息子の太郎さんが、塩漬け木の実は破布子だろうと書いています。
邱永漢がつくり檀一雄が絶賛した卵と豆腐を再現するには破布子をいれるとよいそうです。
なにはなくとも作るのは大事です。お好みの木の実をいれるとよいでしょう。
ちょっぴりの塩をいれ豆腐と卵、木の実を混ぜあわせます。干しシイタケはとりだし違う料理に使ってください。
豆腐をたっぷりいれるとフワフワになります。
ゴマ油をフライパンにいれ温めましょう。
そして一気に食材をながしこみ、焦げつかないように、かき混ぜながら焼きます。
それをグニャグニャに半熟の焼き上がり程度で、焼きとめるのがコツである。
引用元:檀流クッキング
なんどか焼きお好みの焼きかげんを見つけてください。
卵と豆腐です。毎日毎日作ったとしてもお財布へのダメージは軽微です。
そして、味をかえれば、毎日毎日食べたとしてもあきません。
くどくなく、柔らかく口中でほどける。そして、淡雪のように溶ける。ほのぼのとした柔和な甘味が口中にしみいります。
たまに、木の実が歯にコツンとあたりアクセントになっています。
たんぱく質たっぷり。そして、体調がわるくとも食べられるであろう温和な口当たりです。
毎日味噌汁を飲むよりも、毎日卵と豆腐を食べたいとすら思いました。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
コメント