この記事は、『 檀流クッキング 』で紹介されているパエリアを作り食べた感想を書いている記事です。
サフランが必要です。あとは冷蔵庫にのこっている素材をたっぷりといれて作れます。
鶏肉と米をいっしょに炊いたあとに食材と混ぜあわせます。いまのレシピとはすこし違うように思いました。
見た目がとてもゴージャスです。
少量であれば、お酒のあてによいと書かれています。しかし、少量でなくともパエリアはお酒のあてになります。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
パエリアの調理風景
お米を水で洗い水気を切っておきましょう。200ccのぬるま湯にサフランをつけておきました。
深めのフライパンにオリーブオイルをいれ、みじん切りにしたニンニク1個とタマネギ半分をくわえ弱火で炒めます。
水気を切った米1合をニンニクとタマネギを炒めている鍋にくわえます。米が透きとおるまで弱火で炒めました。
ぬるま湯につけておいたサフランをお湯ごと鍋にいれます。米と水の分量は同量と覚えておくとよいと書かれています。
骨つきの鶏肉を鍋にいれました。骨つきの鶏肉のほうが出汁がよくでるように思います。味わいが深くなりにぎやかになります。
親指と人差し指でつまんだ塩と白ワイン大さじ2を鍋にくわえました。
塩からくすると調整がききません。うっすらと塩味をつけるように書かれています。
さて、あとは炊きあげるとだけ書かれています。鍋にフタをして水分がなくなるまで炊きました。炊飯器を利用してもよいと思います。
ご飯を炊いているあいだにパエリアにくわえる具を用意しましょう。
背わたをとったエビとニンニクをオリーブオイルをひいた鍋で炒めます。有頭エビがよいとは書かれています。
砂ぬきをしたアサリとキノコ、パプリカ、イカをくわえました。アサリの口がひらくまで炒めます。書かれていませんが、50ccほどの白ワインをくわえました。
白身の魚にかるく粉をまぶし180℃の油でからりと揚げます。白身の魚の揚げ物をパエリアくわえるのは珍しいと思いました。
炊き上げた鶏サフランライスと炒めた具材と混ぜあわせます。そして、白身魚の揚げ物は最後にくわえます。
洋皿に混ぜあわせたパエリアを盛りつけパセリをふれば出来上がりです。お好みでペパー(黒胡椒)をふりかけて食べるように書かれています。
『 檀流クッキング 』で書かれているように、サフランの黄色い色と、独特の香気がからみついているおもしろいパエリアです。
鶏肉や海鮮食品、さらには揚げ物がはいっているというのに食感は軽いです。フラメンコのステップのように軽いです。
軽いといえども風味や香りがない、というわけではありません。しっかりと鶏肉の旨味は米にしみこんでおり、海鮮食品の出汁も感じられます。
サフランの香気のおかげか、まったく、チッともくどくないのです。はらりとしています。
米と米のあいだに満載飾の旨味があり、空気のように軽いパエリアは、いくらでも食べられるように感じました。
白身魚を揚げさえしなければ、パパッと作れるお手軽な料理だと思います。お手軽な料理なれども見ためと味は豪華で絢爛です。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
コメント