『香の森』を飲んだ感想を書いている記事です。
ポンっと木製の香の森のコルクを開けると、森、林、木の香りにブワっと包まれました。こんなに木の香りがするジン知らないよ。
調べてみると、『クロモジ』という木をジンに漬けているようです。『香の森』は好き嫌いが分かれると思います。木の香りが好きな人は気にいるでしょう。木なだけに!!
さてと、香の森の色々な飲み方をし、感想を書いていきます。
『香の森』の特徴
香の森の一番の特徴は『クロモジ』の枝を使っていることでしょう。フタをあけ、香の森の香りを嗅ぐと、ほんと森!!木の香り以外、ほんと何も匂わない、ちょっと柑橘系の香りがするかな??
『クロモジ』は『ウショウ』とも言われる生薬です。養命酒にもはいっています。健康にもよさそうですね。お酒なのに、飲んで健康的になっちゃう。
クロモジの枝は、高級ようじの素材にもなっています。高級な和菓子店で使われてそうなつまようじですね。
コルク仕様
香の森は、木製のようなお洒落なフタになっています。
ジンでコルク仕様のフタは珍しいですね。
高級な感じがしますね。実際香の森は、ジンにしてはなかなないいお値段しています。ジン好きな人のプレゼントにぴったり!!
香の森【試した飲み方】
- ストレート
- ロック
- マティーニ
- ジンリッキー
- ジントニック
- ジンライム
- トムコリンズ
- ドライ・ネグローニ
- レディー系
- エメラルドクーラー
- 電気ブラン
- ラム酒
- 冷凍
香の森【飲んだ感想】
ストレート
香りは森の中にいるかのような、濃厚な森の香り。マツや杉、白樺を思い出させる香り。これがクロモジの香りなのかな。
こんなに木の香りを主張するジン、唯一無二だと思う。目を閉じて香りを嗅げば、森林浴気分。
口に含むと、香り以上に主張する木の香り。水分を飲んでいるのに、森を飲んでいるような錯覚をうける。飲みこむときに、やや柑橘系の皮の香りがし、口の中をさっぱりさせてくれる。
ストレートで味見をしていると、どんどん酔いが冷めてくる気がする。木なだけに。
鮮烈な森のような、木のような香りが脳を刺激しシャッキリさせてくれる。しかし酔うことは酔うヨ。
ロック
丸い丸い氷に、森の香りがぷんぷんするジンを注ぐと、丸い氷が森の香りに覆われ、地球のように見えてくる。
ストレートより、ヌルっとした飲み口になり、キリっと引きしまった香りになっている。涼しい涼しい軽井沢なんかの並木を歩いてるような気になってくる。
香の森のロックは、暑い夏の夜に、氷をカランコロンさせながら飲みたい。丸い氷を作ったグッズはこちら。
マティーニ
- ジン:50ml
- ドライベルモット:10ml
戦後の酒飲み文豪が愛したカクテル『マティーニ』オリーブはいれない派だ。
ちょっとチンザノをいれたぐらいでは消えない森と木の香り。チンザノの味と風味をとりこんだ森の香りになっている。
ストレートと比べると、キリっと飲みやすく。口の中を木の香りがすーっと通っていく。後味にチンザノの柑橘系のゆるい香りを楽しめる。
3口でマティーニをくいっくいっくいっと飲むと、陽光にサンサンと照らされた木が、胃から生えるような気がする。木をいれてるジンなだけにネ。
ジンリッキー
- ジン:40ml
- ライム:1/4個
- 炭酸水:適量
公式でオススメされている『ジンリッキー』
ライムをグジュグジュとつぶし、氷をいれジンと炭酸水をいれるカクテル。甘味が一切はいらないのも特徴。
あっ炭酸水で割ると、木の香りが薄まっている。これでもか!!という森感が薄まっている。キリっとシュワシュワと飲みやすく、自転車で高原をゆっくりと走っているような、清涼感あふれる味になっている。甘味を一切いれていないのに、ライムがなぜか甘く感じた。
ジントニック
- ジン:40ml
- ライム:1/4個
- トニックウォーター:適量
ジンとライム、トニックウォーターだけのカクテル。シンプルだけど奥深いレシピだと思う。
1,000杯以上のジントニックを飲んできた。ジントニックには、ちょっとうるせ~ゾ。ウンチク語っちゃうヨ。
「あっ、うまい。」
香の森で作ったジントニックうまい。木の香りとトニックの香草の香り、ライムの香りが、複雑に絡みあって、香の森でしか作ることができない香りになっている。果実の実がなっている木の下に、ハーブの草が活き活きと生えているような初夏の香りを楽しめる。
グビっと飲んでみると、爽快、鮮烈、さっぱりした木の香りが、口の中をサッと通りすぎていく、ライムの苦味と風味が口をすっきりさせてくれる。
ジン好きに、一度は飲んでもらいたい『香の森』で作ったジントニック。
ジンライム
- ジン:40ml
- ライム:1/4個
ジンとライム、シロップの単純なカクテル『ジン・ライム』
「これはあきまへん。」
ライムとシロップいれたら、普通おいしくなるよね。それがネ、『香の森』で作るとネ。
木の香りが倍増するの。ほんと木の香りに酔う。苦味と甘みを混ぜると、木の香り強くなるのだろうか。酒を飲む量を減らすにはピッタリなカクテルかもしれない。
トムコリンズ
- ジン:40ml
- レモンジュース:5ml
- シュガーシロップ:少量
- 炭酸水:適量
レモンと炭酸水、シロップをいれて作る『トムコリンズ』
ジンにはライムが一番と思っている派ですが、ブログ記事用に味見。
香の森は、炭酸水で割ると森の香りがうすまり、サッパリした香りになるな。よく手入れされた竹林のような香りになる。
レモンの酸っぱさとシロップの甘さ、クセがなくサッパリした味。木の香りは人を落ち着かせ、飲んだあと心と口をスッキリさせてくれる。
ドライ・ネグローニ
- ジン:40ml
- カンパリ:15ml
『カンパリ』と『香の森』をわったレシピ。見た目、赤くてキレいだろ。フルーティーな香りがしそうだろ。でも、木の香りがするんだぜ。
口にいれると甘くトロっとしている、そしてガツンとダイレクトに口の中で暴れる強烈な森の香り。カンパリの風味どこいった。ロックで飲むよりかは、ちょっとだけ甘いか。
飲み干したあと、オレンジとレモンの中間のような香りがした。
レディー系
ホワイトレディー
- ジン:40ml
- ホワイトキュラソー:15ml
- レモンジュース:5ml
ジンとホワイトキュラソー、レモンジュースをいれシェイクするレシピ『ホワイトレディー』
香りが木の香りでなくなり、バラ園にいるような香りになっている。飲んでみると甘くなく、キリっとした味になっている。スルスルと口の中を流れていく、バラの香りと木の香りを楽しめる。
一番味のバランスが取れている。元から一つのお酒として出来上がっているような錯覚を覚えた。
カクテルに使ったホワイトキュラソーは、バラの香りが強いお酒。クセの強いお酒を混ぜると、クセとクセが打ち消しあうのだろうか。
ピンクレディー
- ジン:40ml
- レモンジュース:5ml
- グレナデンシロップ:少量
見た目が赤いピンクレディー。卵白をいれずに作るとピンクにならないようだ。グレナデンシロップとレモンジュースをいれシェイク。
赤いけど、やはり森の香りだネ。
ドロっと甘い液体が口の中に流れ込むと同時に、森の香りがユッタリと口の中を侵食していく。甘味があることで、ユッタリした森の香りになっている。あと味はイチゴのようなサクランボのような甘い香りがした。
ブルーレディー
- ジン:40ml
- ブルーキュラソー:10ml
- レモンジュース:5ml
ブルーキュラソーとレモンジュース、香の森をシェイク。もちろん卵白はぬき。
青い青いカクテル。これぞお洒落なカクテル。でも森の香り。
森の香りと柑橘類の香りがしている。ミカン畑を想像させられる。飲んでみると柑橘の香りが、やや勝っておりスッキリサッパリした味になっている。森の香りが消えたわけではなく隠し味程度に、カクテルの味に深みを与えている。
『香の森』はキュラソー系と相性がいいように思う。
エメラルドクーラー
- ジン:40ml
- ミント系のお酒:10ml
- レモンジュース:5ml
- 炭酸水:適量
色からして、森の香りがプンプン漂ってくるカクテル。ミント系の酒をいれ、レモンと炭酸水をいれる。
飲む前からわかる森感。ミントとレモンの効果か飲みやすいカクテルになっている。後味はやや苦味ばしった木の香りがする。木に巻きついたミントのような。
電気ブラン
- ジン:20ml
- 電気プラン:20ml
『電気ブラン』と『香の森』を割ってみたレシピ。カクテル名があるのかは、分からない。
ちょっと怪しい森の香りがする。薬草感が強くなった、魔女のオバアさんが住んでそうな森のイメージが近い。
茶色でトロっとした食感、酒を飲んでいるなと実感させられる味。氷が溶けるのを少し待つと味が変化してくる。電気ブランの味が勝ったり、森の香りが強くなったりと味が変化する。
ラム酒
- ジン:20ml
- ラム:20ml
『香の森』と『バカルディ』を割る。カクテル名は知らない。
南国の森といった香りになる。太陽がサンサンと降り注ぐ、熱い熱い森といった感じだ。ラムの味がピリっとしまり、スッキリしたラム酒の味の骨格を楽しめる。
レモンやライムをしぼり飲むのもおいしいと思う。
冷凍
『香の森』を冷凍庫につっこみ、飲むシンプルなレシピ。ペットボトルなどに、いれてから冷凍してもいいよ。
冷凍すると、やや白みがかった色になるのが不思議だ。ほかのジンは冷凍しても無色透明なままだが、『香の森』は白くなる。木の成分の影響なのだろうか。
冷凍して飲むことを一番オススメする。
木の香が落ち着き、まろやかなトロっとした風味になり、口の中、ノド、食道を、森の流れように流れていく。胃に到達すると一気に森が繁殖し、木の香りがあふれだす。日本的の木、桜、松、杉などが一気にニョキニョキと生えてくる。唯一無二の和製ジンだと納得させられる。
食前に冷凍した『香の森』をクイクイっと飲むと、胃が元気になり、口の中のコケが洗い流され、サッパリする。
食前酒として『香の森』を楽しむようになった。お高いのでちょっとづつ楽しんでいる。
香の森【アマゾンレビュー】
本当に森というか木の香りのお酒という感じです。
万人向けではないかな
ずっしりと迫りくる微妙な味わいは、食事酒としては応用が幅広く効くかもしれません。
日本の山地で採れるハーブのクロモジ。枝はあの黒っぽい超高級爪楊枝に使われたり、気持ちをリラックスさせるとしてアロマ油や健康茶としても使われるあれを、ボタニカルとしてじっくりと蒸溜したというこのジン。個性丸出しに決まっています。
引用:Amazon
香の森を飲んだ感想【まとめ】
『香の森』は養命酒が作った、和製クラフトジンです。香りや味は個性的であり、木の香りを全面に押し出した実験的なジンに思います。
万人にオススメできるかと言われると、オススメできないです。
木の香が好きだ。というかたにはオススメできます。
炭酸水で割ったり、個性的なお酒を割ると『香の森』の楽しい一面を引き出すことができました。
一番のお気に入りの飲み方は、キンキンに冷凍し食前酒として御猪口一杯分を飲むです。食欲がわき、口の中もサッパリさせてくれます。
記事でチョコチョコでてくる色が変わるグラス記事。
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