この記事は、檜ビターズ(ジャパニーズビターズ)を飲んだ感想を書いています。
ひとことで、このビターズのいいあらわすなら、檜(ひのき)の香りのするリキュールです。
典雅な和の香りをたのしめます。高級な檜(ひのき)の香りと、清潔な苦味のふたつをお酒にたらしこめます。

檜の香りは、お酒の味の邪魔をしません。檜の苦みは、木をけずるようにお酒の味わいをシャープなものへと変えます。
色は無色にちかいです。
檜の香りはある、と感じられます。その香りは強くはなく、す~ッと霧のように消えて、一抹の苦みを舌に残します。
複雑な苦味ではなく、単色、透明、檜がつかわれた新築の家を訪れたような爽快な苦味。

檜の香りと苦味は、いれる量で変化します。
フタとスポイトが一体化しています。どばッとこぼれることはありません。好きなだけの量をお酒に添加できます。

温かいお酒にそそぎいれると、檜の香りが、わぁ~ッと景気よくたちのぼります。

ウヰスキーに檜ビターズをたらすと、檜でつくられた樽で熟成させたような味わいに。
いつもの、お手軽価格のウヰスキーが、エレガントな香りへとかわります。

アルコール分は、27%。材料は醸造アルコール(国内製造)とひのきだけというシンプルさです。純粋に檜の香りをたのしめるリキュールです。
檜ビターズ公式カクテルレシピ
檜ジントニック

ジントニックに、檜ビターズをたらしこんだものです。
トニックウォーターのキニーネと檜の苦みが、自由にからみあった深みのある静謐な苦味。
すっきりとした後味のジントニックになります。
檜ネグローニ

ドライジンとカンパリ、スイートベルモット同量を氷のいれたグラスにそそぎいれ、そして檜ビターズもたらしこみ、カラカラと混ぜあわせ冷やしました。
すこしだけ、檜の香りはあります。
ただ、ほかの3つのお酒の香りが、甚だ強いです。かなりの量をたらしこまないと存在感がでません。
檜ホワイトネグローニ

ドライジンの半分の量のスーズとドライベルモットをくわえ、さらに檜ビターズをポトポトと落とします。
スーズの強烈に明るい苦味。ベルモットの清潔な風味。ジンのどっしりとした旨味。
ほのかに、檜の陰翳をふくんだ苦味。イタリアと和の邂逅。
檜マティーニ

檜ビターズとドライジン、ドライベルモットを氷のいれたミキシンググラスにいれ攪拌し冷やしました。
ジンおおめの、ドライベルモットすくなめです。
これは、いいものです。ドライベルモットの薬草の匂いが控えめなものになり、檜の棒で叩かれ背筋がのびたように辛口のマティーニになっています。
檜の香りは、一瞬ふくらみ、すぐに快な苦味へとかわりました。
その他のカクテル




檜ビターズをいつもの、カクテルにくわえると、檜の香りが一瞬たちのぼるようになります。
そして、檜のどこに存在したのかわかりませんが、純粋な苦味、いやみがなく、クセもなく、至高の苦みとでもいいましょうか。
その苦味のおかげで、いつものカクテルの味わいが、たいへんスマートにシャープなものになります。
カクテルをもちあげると、檜の香りがこぼれだし、カクテルの飲みくちはスパっとし、飲みおわったあとは清潔な禅寺のように口のなかが清められます。
たっぷりとカクテルに使いましたが、半分以上まだのこっています。使う量は大量ではありません。
すえ長く檜の香りと苦味を堪能できます。
アンゴスチュラビターズとの違い

ビターズといえば、もっとも有名なアンゴスチュラビターズ。
値段はおなじぐらいです。
味わいの深さ、複雑さということでは檜ビターズはおとります。1滴の存在感もアンゴスチュラビターズがまさります。
けれども、檜の香りをもっている。そして、カクテルの味わいを爽快にする点にかんしては、檜ビターズが勝っていると思いました。
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