この記事は『 檀流クッキング 』で紹介されている春の白和えを作り、食べた感想を書いています。
春と書かれていますが、春夏秋冬いつでも愉しめる一品です。
ゴマをすり、水気をきった豆腐をくわえすりあわせ、お好みの食材をくわえ和えるだけ。
書くとなんともソッけないものです。
ゴマをするか、クルミをするか、白みそをくわえるか、茶、黒、赤のみそをくわえるか、砂糖をくわえるか、辛味をくわえるか、和える食材のちがいから出来上がる香りと味は千差万別。
お好みの白和えを探求する愉しみがあります。
『 檀流クッキング 』とは、無頼派とよばれた文豪であり料理好きでもあった檀一雄が書きしるした料理エッセイ本です。
男性作家が書いた料理エッセイの金字塔でありパイオニアともいえる一冊。それが『 檀流クッキング 』
おおよその目分量、経験で調理する実践的レシピが網羅されています。
春の白和えの調理風景【 写真あり 】
白和えを作るまえに豆腐の水分を切っておきます。
まな板ではさんだり、電子レンジで調理したりし豆腐の水分を切ってください。
つぎに和える食材を用意しました。檀一雄流にゴタ混ぜです。
緑のものを和えると彩がよくなるように思います。
食材はすべてお湯でゆで、冷ましておきました。
お好みの食材を用意してください。
ゴマをすり鉢ですります。クルミや落花生を使ってもらってもかまいません。
すりおろしたゴマに味噌をくわえます。白みそを使いました。色が白いままです。
黒でも茶でも赤でもかまわないでしょう。
くわえる味噌の量は、豆腐一丁に小さじ2~3ほどの白みそをくわえました。
つぎに、水気を切った豆腐をくわえ混ぜあわせます。豆腐の食感をどれほど残すのか、それはお好みで。
この段階で味を確認し、塩や味噌、辛味、甘味をくわえ味をととのえてください。
味をととのえた豆腐と用意しておいた食材を和え、器に盛りつければできあがりです。
コクのある白い膜にくるまれた食材。ゴマ豆腐のように濃い風味です。
白く濃い風味から、さまざまな食感があふれ、こぼれだします。
自分の味覚にミートする白和えを作れるようになります。
タンパク質も豊富、健康によい野菜と食材を食べらえる精進料理の叡智がつまった栄養たっぷりの白和えです。
さらに、お財布にやさしい食材だけで作ることができます、白和えは。
『 檀流クッキング 』のレシピはこちらの記事にまとめています。
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