この記事は、フードドライヤーで作るドライオレンジの作り方を紹介しています。
部屋のなかで雨に降られることなくオレンジをしっかりと乾燥できました。
水分がぬけたオレンジの果肉は、透明な宝石のように輝きだします。
ドライオレンジの乾燥した皮はかたいです。しかし、皮は食べられます。苦味があり爽やかな風味も感じられる皮です。防カビ剤を使っていないオレンジであれば安心して皮まで食べられます。
買うと高いドライオレンジですが、乾燥させてやればお安く、たっぷりと作れました。
ドライオレンジを使った料理・アレンジ方法も紹介しています。
フードドライヤーとは、乾燥させたい食材をコンテナにのせます。そして、スイッチひとつで食材を乾燥させる調理器具です。部屋のなかで乾燥させます。とつぜんの雨や雪などでオレンジがぬれてしまう心配がありません。
ドライオレンジの作り方
ドライオレンジの作り方と書いていますが、なんてことはありません。
輪切りにして、フードドライヤーのコンテナに並べ、ぽんっとボタンを押すだけです。
あとは、フードドライヤーがオレンジをしっかりと乾燥させてくれます。
気が向いたときに、オレンジの乾燥具合を確認し、ひっくり返すだけで乾燥できます。
つかっている農薬がすくないと書かれているオレンジを使いました。
厚く輪切りにすると乾燥時間はながくなりますが、食べ応えがあります。薄く輪切りにすると乾燥時間は短縮できます。お好みの厚さに切ってください。
フードドライヤーのコンナテに輪切りにしたオレンジを並べましょう。フードドライヤーのコンテナを洗い消毒しておくと清潔に乾燥できます。
輪切りしたオレンジを並べたコンテナをフードドライヤーに設置します。フタをしめスイッチをON。
乾燥温度をあげれば乾燥時間は短くなります。
40度の温度で1日ほど乾燥させました。
水分はもう何もない、飛んでも小銭の音がしない、それぐらいカチカチに乾燥しています。
オレンジの果肉は透明感があり、キラキラと光っている琥珀かルビーのようです。
オレンジのみずみずしい果汁は垂れてきません。果汁はすべて乾燥させた果肉のなかに蓄えられているのです。
乾燥させたオレンジの果肉は、オレンジの甘味と香りの貯蔵庫。
触ってみると、かためのグミのような弾力もあります。皮はガチッとした感触です。
乾燥させています。生のオレンジよりも長いあいだオレンジの甘味と風味をたのしめるでしょう。しかし、乾燥があまかったり、湿気の影響などで悪くなる可能性はあります。冷暗所にて保管し、早めに食べきるとよいでしょう。
ドライオレンジを使ったレシピ
ドライオレンジはなるべく長く保管したい、わかります、わかります。
お酒に漬けこむ方法があります。ラムやテキーラはオレンジとの相性がよいです。ドライオレンジが空気と触れないようにたっぷりとお酒を注ぎいれます。
ドライオレンジを漬けておいたお酒にはオレンジの香りと風味が染みでていました。その甘さは、天然のオレンジを使ったとは思えないほど、どっぷりと濃いオレンジの香。人工的なオレンジよりも、天然のオレンジよりも、オレンジらしい濃厚な香りと風味がお酒に染みだしています。
ドライオレンジをお酒に漬けておけば、カクテルの飾りにもなります。
パクリと濃縮されたオレンジの風味を堪能したあとに飲むお酒の香りと風味がちがったものになるでしょう。
お酒が飲めないかたは、ドライオレンジを紅茶に浮かべてみてはいかがでしょう。
すこし香気のうすい紅茶であろうとも、ドライオレンジをいれた紅茶からは、白い湯気の色すらオレンジになりそうな濃い香りがたちあがります。
オレンジの香りが濃く厚い紅茶をお手軽にお家でたのしんでください。
オレンジといえば、チョコレートがけ。甘さと苦さの対比がたのしく、また茶色とオレンジの色も映えます。
シロップでオレンジを煮て作る方法が主流です。しかしですね、レシピを見てビックリ仰天、使っている砂糖の量に。たっぷりというよりも、どっぷり。
ドライオレンジであれば、甘さを濃縮乾燥させているので砂糖なしでもしっかりと甘いです。
オレンジの皮の苦味、オレンジの潤とした甘味、そしてチョコレートの甘さがお口のなかで渾然一体となる多福感。
チョコレートを湯煎で溶かし、ドライオレンジに塗るだけ、で見栄えのよいお菓子を作れます。
密閉容器にいれておけば長くたのしめます。また、オミヤゲにもぴったりのお菓子。
オレンジをホットケーキにいれて焼きあげてやれば、オレンジの大輪が咲いた一枚の画のように艶やかなケーキになります。
火をいれたオレンジの香りと風味は、一段と濃いものに。
寒天を牛乳で溶かし、オレンジの花をモネの画のように浮かべました。
艶やかさのなかに、涼しさもあるお菓子です。プリンっとした寒天の食感と、かっちりとした潤な甘さのオレンジの対比がたのしいです。
ドライオレンジをちいさく切り、クリームチーズとナッツと混ぜあわせました。
そのまま食べるのも悦です。また、ブランディーや赤ワインとの相性は滅法界いいデザートになります。かんたんに作れるのに、味が濃く、自然な甘さ、ナッツの食感も軽快であり、たいていの人に喜ばれるでしょう。
ガレットを焼き、ドライオレンジとクリームチーズ、ナッツをのせ焼きあげました。素朴な蕎麦の焦げた香り。ドライオレンジとクリームチーズのねっとりとした妖艶な甘さがひきたちます。
ドライオレンジを作った感想【 まとめ 】
オレンジを輪切りにする、フードドライヤーにいれる、スイッチをおす、これだけでドライオレンジを作れました、フードドライヤーであれば。
雨や雪にふられる心配もありません。オレンジを無駄にする心配もありません。
また、じぶんでドライオレンジを作ると、たっぷりのドライオレンジを作れます。そして、お値段もお手頃です。
オレンジを乾燥させ濃縮させた甘味は、自然のオレンジよりも甘さが強く、人工的なオレンジよりも、風味が豊かです。
果物をおいしく食べる秘訣、それは乾燥させることなのかもしれません。
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