【 レビュー記事 】コープ 生協オリジナルカップヌードル・ラーメン・うどん・そば・焼そば ・そーめん【 お値段おてごろ、お味はそこそこ 】

インスタント袋麺・インスタント麺

この記事は、生協CO-OPで販売されているオリジナルのカップうどんやカップそば、カップ焼そばを食べた感想を書いています。

お値段はお手頃価格の商品ばかりです。

目と舌が飛びだすほどおいしくはありません。しかし食べてガッカリすることはありませんでした。

おいしさは水準以上、お値段以上です。

また、生協CO-OPのカップ麺は、環境のことを考えて作られている商品がおおいです。

未来につながるカップ麺。

【 CO-OP 】生協オリジナルカップヌードル・ラーメン・うどん・そば・焼そばの商品は、入会し注文書に商品があれば毎週家まで運んできてくれます。

カップヌードル・ラーメン

醤油ラーメン 鶏だししょう油味

サステナブルとは、商品を作る工程から、商品を廃棄する工程まで環境に配慮している商品です。

森の資源を守るのであれば、食べないのが一番でしょう。しかし、食べなければ生きられないのが人間。なにかしら食べなければいけません。であるならば、せめて環境に配慮された商品を食べたいものです。

醤油ラーメン 鶏だししょう油味。ひとことで表すならば、もっとも売れているカップヌードルそっくりの味です。

なかを確認してみましょう。謎肉と卵、ネギ。エビがはいっていませんね。エビが必要な人にはおすすめできません。エビはいらないという人には強くおすすめできるカップラーメンです。

お湯をいれて3分待ちます。

麺はカップの底に沈んだままです。ぽかりと具が浮かびました。

3分後です。

スープが見えないほど、みっちりと膨れあがれった麺と具。

ほそめの麺です。ウェーブしておりスープがよくからんでいるように感じます。生協のカップ麺のラーメンはボソッとしている商品がおおいです。

しかし、この商品はボソッとしておらず、なめらかです。謎肉と卵も歯で噛んだという感触を感じられる大きさです。

鶏ガラに醤油をいれた薄めのスープ。飲んでみても疲れず、舌があきない控えめなお味です。

醤油ラーメン 鶏だししょう油は、スキのない万人にうける麺とスープのカップ麺。

尖ったところもなく、老若男女問わずたのしめる安定のカップラーメン。

トマト&チーズ味

さいきん知名度をあげつつ、定着しつつあるトマト味。CO・OPでも発売されています。

赤色は人の食欲を刺激してくれます。フタをペリッとあけましょう。

ネコの耳のようなタイプのフタです。

赤色と茶色の中間色の粉末。そして、四角い謎肉と卵を確認できます。粉チーズのような香りを確認しました。

規定量のお湯をそそぎいれました。卵だけでなく、ぽっかりとネギも浮いてきました。肉は沈んだままです。

ネコの耳をおりたたみ3分待ちましょう。

3分たったあとフタをはがしました。トマトケチャップのような濃いものが上に、中央あたりには、とろけたチーズを確認できます。

香りは、お酢をいれたトマトの香り。スパイス成分をぬいたトムヤムクンのようなさっぱりとした香りです。

チーズの香りは感じられないのか。あまり感じられません。トマトの紅い酸味の隠し風味になっています。

チーズの熟成された旨味は、香りと味ともどもに、さっぱりとしたトマトの隠し旨味調味料になっています。

トマト&チーズ味は、とてもさっぱりとしたカップラーメンです。

若いトマトを煮て酸味をひきだしつつ、トマトのグルタミン酸の旨味、そして隠し味にチーズの風味をつかっており、爽やかなれど旨味をくっきりと感じられるカップラーメン。

タバスコやお酢などの調味料と相性がよいように感じました。また、チーズのこってりとした風味を感じたいかたは、粉チーズをたっぷりとふりかけてやるとよいでしょう。

トマト&チーズ味が、知名度をあげつつ、定番になりつつある魅力をしれました。

さっぱりと食べられ、それでいて旨味をしっかりと感じられたいかたにおすすめのトマト&チーズ味。

1食分の野菜ヌードル

1食分の野菜を摂取できると書かれているちゃんぽん風のヌードルです。

ちゃんぽんから豚の肉と風味と魚介類の具をぬいたちゃんぽんと思ってもらえば間違いです。野菜はたっぷりはいっています。

たっぷりと乾燥させた緑黄色野菜がはいっていますね。この野菜は、歯ごたえがありアゴも鍛えてくれるのです。

規定量のお湯をいれました。運搬中に砕けたモノが浮いています。ほとんどの具はお湯に沈んでいます。

3分後。

カップのふちまで、ぷっくりと膨れた野菜と麺が盛りあがってきています。緑、黄色、赤。野菜の信号やぁ~。

ちゃんぽん風のスープは、しっかりとちゃんぽんのスープをしています。ちゃんぽんのスープから豚のコクをぬいたようなスープです。野菜や鶏、魚介類からとったような出汁を感じられるスープです(あとで確認するとポークエキス、はいっていました)。

よくできたスープにちょっと負けちゃっている麺です。可もなく不可もなく平均的なボヨッとした麺。

ボヨッとした麺と対比するように、ガリッとした音が聞こえてきそうなほど歯ごたえのある野菜たち。このヌードル、野菜が主役といえます。

いったん干しているからか、シミジミと野菜から旨味が染みでてきます。干された野菜の甘味を堪能できるでしょう。ただし、ひとつだけ問題があります。麺を食べていると、どうしても野菜はカップの底にたまってしまうのです。

カップの底を掃除するように食べる必要があります、野菜をすべて食べようとすれば。

おいしいスープだと書かせてもらいました。残ったスープと野菜をガバッと白米にかけるの、イケますぜ。ちょっと麺の量が少なく感じられたかたはお試しあれ。

塩ラーメン コク塩バター風味

サステナブル商品の塩ラーメン コク塩バター風味。

生産から捨てるまで環境に配慮している商品だそうです。環境に配慮しているので、おいしくないと思われるかたもいらっしゃるでしょう。トビぬけておいしいわけではありませんが、カップ麺の塩としては、バターのコクがありおいしいスープだと思いました。

めんは、60gとちょっと小腹が減ったとき、小食のかたにピッタリの量です。

乾燥したキャベツとコーンとベジタリアンのような組みあわせ。いたってシンプルなトッピングです。

お湯をいれて3分待ちましょう。コーンはすぐにふっくらしますね。キャベツとコーンだけかと思いましたがネギも浮いています。キャベツとコーン、ネギの三つの矢ならぬ、三つの野菜。

3分たちました。むっくりとふくれあがった野菜とめん。スープは下のほうに沈んでいます。かき混ぜてやりましょう。

焼いたようなバターのむっちりとした香りがカップのうえに舞っています。バターだけでなく、ホタテや貝のうえにバターを落とし、焼いたり、蒸したりしたような香りですね。塩というよりもシーフードにバターをたしたようなスープの香りと味でした。

白く、5mmほどの麺。スープがからみやすいようにウェーブしています。めんにかんしては、マッ、特筆するべきどころもなく、欠点もない、人畜無害なカップ麺のめんです。

澄んだ魚介類を煮こみ、バターの風味があるスープはおいしゅうございます。めんを細くしてコシを強くすれば大化けする気もします。

カップ麺としては及第点の塩ラーメン コク塩バター風味でした。

わかめどっさり わかめラーメン

たしかに、わかめがどっさりとはいっているラーメンです。

スープは海水の濁りをとりのぞいたように澄んでいます。麺は細め、しっかりとした硬さ、なめらかさのある麺でした。

ただ、わかめがどっさりな商品です。わかめが麺にからみつきまくります。

たっぷりのわかめかやくと粉末スープいり。揚げられていない麺。澄んだスープによくあいます。

わかめかやくは少なく見えるでしょう。ふくらむタイプですのでご安心を。粉末スープもカップにいれお湯を注ぎいれ5分待ちます。3分ではありません、5分ですよ。

わかめ一色。そこに形ある小さな白ごま。香りは一点の濁りもない海のエキスが充実している若い塩スープ。ハマグリやアサリの酒蒸しをのばしたようなスープです。お酒を飲んだあとの肝臓にしみいるであろう風味にしあがっています。

麺をつかむ、わかめがもれなくついてくる。わかめのニュルリとした食感と塩スープ。白米といっしょに食べるお味噌汁のように感じられます。

わかめの下から、しっかりとした強い食感の麺があらわれます。わかめのマントをぬぎすてた正統派のプロレスラーのように強靭なコシ、しなやかな弾力。

わかめの柔らかさと正統派の麺の硬さの対比をたのしめるカップ麺です。

わかめが主役なのか、麺が主役なのか、きめるのは、あなた。

カップうどん

関西風きつねうどん

関西風きつねうどん。関東風があるのかは謎です。

1食68gとハラペコ人間、食べざかりの人間には物足りない量だと思います。

カップの直径ぎりぎりの大きさのお揚げ。なかなかの存在感があります。

ネギとカマボコが見えます。乾燥したうどんのスキマに粉末スープがはいっています。

ふたを半分はがしお湯を注ぎいれると、お揚げはぷっくらとふくらみました。3分待ちましょう。

3分後。

お揚げからでたのでしょうか、金色といったお出汁に小さい脂の粒が浮いています。ほっくりと煮こまれたような揚げ。

カツオ節の香りがしっかりとしています。薄くはありません。それでいてしっかりと味と香りのあるお汁です。

そのしっかりとしたお汁が染みこんだお揚げを噛む。しっかりと厚みのあるお揚げから、じゅわりと揚げの風味とカツオの旨味の奔流を堪能できます。

うどんはやや柔らかめ、うどんのスキマに空間があいているようなボヤッとした印象をうけました。60点と悪くも良くもない、目立たないうどん。

極みだしうどん きつね&えび揚げ玉

日清食品のマークのあるCO-OP商品の極みだしうどん きつね&えび揚げ玉。環境に配慮した商品でもあります。

具はどっさりとはいっており、もっちりとした食べごたえのあるうどん。それだけでも価格として十分に満足できます。そのうえ、丁寧にかつお節でだしをとったような極みだしのタイトルに負けない香りがあります。

極みだしは、飲んでも舌が疲れません。

ここまで具がたっぷりといれられているカップうどんは珍しいです。油揚げとカマボコ、えび揚げ玉、卵、ネギが見えます。

お湯を注ぎいれ4分待ちます。3分でもなく5分でもなく4分です。しっかりとしたうどんです。時間をオーバーしてものびた感じはしませんでした。ただし、時間がたちすぎると、えび揚げ玉は溶けだしの旨味になります。パリッとした食感は感じられません。

カップいっぱいに広がる具たち、油揚げ、カマボコ、卵、ネギ、えび揚げ玉。具沢山の光景をみるだけで、テンションがあがります。あがりませんか。

カップのうえには、鮮度のたかいカツオの模様のようにどっぷりとした芯ある旨みを感じさせられる香り。

カップの白よりも白いうどん。ややウェーブしており、カツオのだしを吸いこんでいます。表面はなめらかなれど、うどんの中央には強いコシがあります。

油揚げを噛むと、カツオのだしがチュッと染みでて、噛みごたえのあるカマボコ、卵とえび揚げ玉の柔和な食感。

具沢山のおかげか、カップうどん一杯でお腹は満足しました。ただし、満足したあとに、舌が疲れない素直にうまいだしを飲んでいると、白米を食べたくなってくる日本人のサガ。

力もちカレーうどん

カレーうどんのうえに、白いおもちをのせてしまった欲張りうどん、力もちカレーうどん。

フタをあけました。粉末スープと空気をぬかれピチッとした袋におもちがはいっています。

うどんのすきまに、赤いニンジンを見つけられます。

粉末スープとおもちをカップのなかにいれましょう。

熱々のお湯を火傷に注意しながらカップにいれます。5分待ちましょう。

うどんとおもちはお湯に水没してしまい大丈夫かと思いました。大丈夫だ、問題ない、です。

5分後、うどんとおもちは浮上しています。カレーの粉末スープもすこしダマがあるだけで溶けやすいと感じました。

溶けやすいといえば、おもちもかなり溶けやすいです。にゅ~んとのびたおもちは、しっとりとしており、表面にカレーの風味が染みこんでいます。

カレーの風味の染みこんだ表面、もち米の甘味のある内部の対比がたのしいです。おもちはのびやすいですが、溶けやすいようにも感じました。あとで食べようとお汁のなかに漬けておくと、スープのトロミとなりはてる可能性もあります、ご注意ください。

2cmほの幅、うすめのうどんです。ちゅるりとしています。噛むとすこしボソッとした食感があります。

うどんとおもちを堪能できるカップうどんです。ただし、カレーの風味と香りは弱く、スパイシー感はほとんど感じられません。

かつおの一番出汁に、スパイシー感と香りが控えめのカレーの粉末をいれた和風のカレースープです。まろやかで、スッキリと飲みやすいスープです。

きつねうどん 関西風

おなじみのマルちゃんとCO-OPのカップうどん。きつねうどん 関西風。

マルちゃんから発売されている赤いうどんの商品と比べるとします。

うどんとお汁、お揚げのちがいは、ほとんど感じられません。神の舌か魯山人級の舌をおもちのかたでなければ、ちがいはわからないでしょう。それぐらいソックリでございます。

きつねうどん 関西風は、マルちゃんの赤いやつとおなじと思ってください。

こちらは、サステナブル商品ですので、環境に考慮されております。

ぺりぺりとフタをあけます。カップいっぱいのお揚げ。そして、粉末スープと七味。

粉末スープをいれ、お湯を注ぎいれます。5分待ちましょう。

ライバル商品は、長く待つとおいしいと言われています。マルちゃんはどうなるんでしょうか。

5分後。お揚げはぷっくらとふくれあがっています。カマボコと卵もはいっています。

ぽってりとしたお揚げは、お箸と持つだけで、カツオ節の香りのする黄金色のお出汁が染み落ちます。ぽっくりとたれる厚みのあるお揚げは、保温力が高いです。お揚げを噛むと熱々の舌を火傷させるような凶悪なお汁が飛びだす可能性が大です。ご注意くだされよ。

その熱いお汁が、うまいんだなぁ、あえて噛まずにお汁だけをちゅ~ちゅ~とね。

うどんの太さは、2cmほどでしょうか。いそがしくウェーブしています。ほっくりとしたお汁が染みこみやすいうどんの表面。すこしトロりとしています。お出汁の染みこんでいると表層と深層との対比をたのしめる一杯。

お汁は、しっかりとカツオの風味があります。塩分が控えめのお汁に感じられました。

お汁を飲んでいると、白いご飯を食べたくなります。ダイエット中のかたはご注意を。

ミニきつねうどん 関西風

ちいさいミニなきつねうどんもあります。

ちょっとだけ食べたいとき、おにぎりとうどんを食べたいときに便利な商品です。

ミニサイズでないでかい卵、すこし小ぶりの油揚げを確認できます。粉末スープをいれておきましょう。

お湯をいれフタをして3分待ちます。ミニは3分ですのでお間違えないように。

むっくりとお汁から飛びでている、ふっくらとしたお揚げがかわいいですね。その横に衛星のように、ちょこんとある卵。ネギが細かくちらされています。

ミニといえどもで、しっかりと関西風のおだしです。

カップそば

天ぷらそば

マルちゃんとタッグを組んでいると思われるCO-OPの天ぷらそば。

結論から書きますと、マルちゃんの天ぷらそばと同じだ、と思いました。お値段はCO-OPのほうがお安いです。そして、地球環境に優しいトリクミをしています。

ペリペリとめくると、カリカリになった蕎麦のうえに、丸い天ぷらがのっています。赤い色や緑色が鮮やかです。見えていませんが、桃色に縁どられた白いカマボコもはいっています。

粉末スープと七味がついています。粉末スープと七味の袋を分離しておくとよいでしょう。分離せずに七味をいれようとしたときに、残っていた粉末スープもはいりました。

お湯をいれるまえに天ぷらをとりだしておけば後のせサクサクッとたのしめるでしょう。

溶けた天ぷらが、お汁にひろがるのが好きなので、天ぷらを残したままお湯を注ぎいれました。

天ぷらそばのお出汁は、すこし塩辛い印象を受けました、規定量のお湯では。濃いめのお出汁が好きな人はそのままでかまわないでしょう。薄めのお出汁が好きな人は、たっぷりとお湯をいれてください。

お湯をたっぷりいれたとしても、鰹だしのふうみがしっかりと感じられるお出汁ですのでご安心を。

ふたをして3分待ちます。

ふたを取りはずし、七味をふりかけます。この七味は空気かな、といったぐらい軽いです。もうちょっと風味が強ければグッドなのにと思いました。鰹の風味に負けている七味、もっとガンバレよ。

天ぷら下部はお湯を吸い、上部は蒸されたように柔らかくなっていますね。お湯をいれて気づきましたが、ネギも散らされていますね。

やわらかくなった天ぷらは、とけるようにお出汁にとけこみます。お箸でもつのも一苦労。カリカリッ好きは、なるだけはやく食べたほうがよいでしょう。お味のほうですが、ディスイズ天かす・揚げだまを固めたチープで豊かな風味をお出汁に追加してくるイケてる天ぷらです。お出汁を旨くする天ぷらと考えてもらえればよいでしょう。

そばは、つるりとはしていませんね。ぼそりよりの口あたり。そばの表面は出汁を吸いやすいように感じました。しかし、そばの中心は芯があり硬めです。ただ、時間がたつと硬めといえども柔らかくはなりますよ。

お出汁を吸ったそばは、鰹の旨味たっぷりのおそば。そのお蕎麦は、日本酒を呑みたくなるお味でございまする。

はんなりとしたカツオや昆布でとられたお出汁風です。そのお汁と白米の組みあわせは、とてもよいものです。

鴨だしきつねそば

鴨だしきつねそば。鴨の脂身をゆでたような香りと風味があります。それでいてその鴨の脂は、しつこくありません。しっかりと鴨の旨味を主張していますが、しっとりと唇をしめらしてくれるだけです。

鴨の香りと風味をしっかりと感じられるカップのそばです。

カップの直径よりもすこし小さい油揚げがいれらています。そして、鴨の脂の素ともいえる特製スープはカップからとりだしておいてください。

規定量のお湯をいれ3分待ちます。

3分後。カップのふたをあけます。特製スープをかけなければ、鴨の旨味が飛びたちません。忘れずに特製スープをいれましょう。

特製スープをカップにいきわたらせます。

しっかりとした噛みごたえのある油揚げです。噛むと、よくぞ3分でここまで出汁が染みこんだもんだ、と感心させられます。それほどの出汁が油揚げからあふれだしました。

出汁の香りは、醤油とミリンを混ぜ、そこに長ネギを焼いたような香り。その出汁に、はんなりと白鳥のように優雅に浮かぶ鴨の脂の存在をしっかりと感じとれます。

唇にうすい膜をはる鴨の脂です。くどくなく、それでいて、醤油とネギを焼いた香りと混ざりあい、うっとりとさせられる恍惚としたお味になっています。木造の壁や柱にしみこんでいく静謐さをもちながら、しっかりとした存在をも感じられる鴨の出汁。上質です。

そばはすこし細目。ぶつぶつと切れることもありません。朴訥としたノドゴシです。田舎で食べるようなそばの食感です。

細いそばのスキマに、鴨の旨味がからみついています。鴨の脂をコーティングしたそばは、朴訥したノドゴシではなく、さらりとした旨味を感じさせられました。

抽出された鴨の出汁をしっかりとまとわせてやると、そばが高貴なものに変化します。

極みだしそば きつね&小海老天

日清とCO-OPの名前がある極みだしそば きつね&小海老天。環境に配慮している商品です。

ぼそっとした食感ではなく、ちゅるりとすすれるそばです。そして、きつねと小海老店、卵など具がたくさんはいっています。

昆布や醤油、日本酒、みりんなどを熟成させた老舗のそば屋のかえしを使ったようなだしは、極みの名にふさわしいです。

きつね=油揚げ、卵と花の形をしたカマボコが目に鮮やかです。小海老天はみつけにくいですが、カップヌードルにはいっているエビと思ってもらえればよいかと。

お湯を注ぎいれ3分待ちます。

カップからあふれだしそうなきつね、卵、花、小海老天。具がたっぷりはいっている商品です。具をしっかりと食べるとお腹もふくれます。ただし、花はお箸ではつかみにくく、高嶺の花です。

そばは皮をいれた田舎蕎麦風の色をしています。ちゅるりとすすれるそば。できたてはちゅるちゅるしています。すこし時間がたつと、極みだしを吸いこみどっぷりとしました。しかし、極みだしを吸ったそば、それはそれで日本酒との相性が滅法界よいオツマミになります。お酒を飲まないひとは、江戸っ子のようにパパッとすすってください。

熟成させたかえしをのばした極みだしは、ピンッとはりつめた腰の据わった旨味もあり、舌のうえで軽やかに跳ねるこうばしい風味もあり飽きることなく飲みほせます。

カップ焼そば

ソース焼そば

CO-OPのソース焼そば。

食べたほとんどのひとが「まぁ、いいんじゃない」とコメントするであろう、トガリも凹みもしていないソース焼そばです。

お手頃で価格のソース焼そばは、焼かれていない焼きそばを食べたという満足感はあります。

かやくと液体ソース、ふりかけがはいっています。かやくを麺のうえにいれお湯を注ぎいれましょう。

ふりかけの取りわすれにはお気をつけください。

3分後お湯をきります。液体ソースを麺にかけましょう。しっかりと液体ソースと麺を混ぜあわせます。

ふりかけをかければ出来上がりです。ふりかけと液体ソースをいっしょにいれてもかまいません。

ふりかけの青のりは清流で育ったであろうクリーンな香りがしています。紅ショウガはちいさく乾燥させられ、カツンとした食感とツーンとくる酸味がありソースのたいらな味に変化をつけてくれました。

なめらかな麺は、ソースと混ぜやすいです。口と歯にひっかからない麺のなめらかさです。ぼっそりとした安物っぽい食感ではありません。そして、麺を噛んだという弾力とコシもあります。

ソース焼そばのソースは、薄いように感じられました。水っぽいとはちがうのですが、ドロッとしておらず、さらりとしているイメージです。ソース焼そばを食べたあとの部屋、いつまでもソースの香りが残りません。

どっぷりとした濃いソースではなく、さらりと食べやすいソースです。麺の量もあり、焼かれてない焼きそばを食べたという手ごたえがあります。

すきのない平凡なソース焼そばでした。

上海風焼そば

CO-OPの上海風焼そばです。

オイスタソースの香りと風味はあります。ゴマ油は茶色ゴマ油をうすくしたような香りはあります。

麺がですね、いうほど中太くなく、もちもち感はありません。

かやくと、液体ソースがついてきています。袋をだし忘れてはいけませんぞ。

かやくの袋をあけカップにいれお湯を注ぎいれましょう。液体ソースはあといれです。

3分待ちましょう。

3分後、悲劇を防ぐギミックありです。また指を置く位置まで教えてくれる安心設計。ここまで書かなければならないのかと日本の未来がすこし心配になります。

お湯をきり、液体ソースをカップにいれます。ソースはトロリとしておらず、ほんとうに液状です。

液体スープはお上品な香りがしています。オイスタソースやウスターソースを混ぜたような香りです。

まぜまぜしていただきましょう。

どうでしょうか、この太さは、中なのでしょうか。ふつうの太さだと思うのですが。

麺をすすると、すこし口や歯にひっかるもっそりとした感じがあります。麺を噛んでみると、ふわっとした食感です。カスミか雲を食べたようにふわっとしています。

もっちりとはちがいますが、これはこれで、オイスタソースの風味がよく染みでこんでおりおいしいです。かっちりとした焼そばを食べたいかたにはオススメできません。

麺がかっちりとしていない分。キクラゲと青菜の食感がパリッとしっかりとした食感です。麺と食材の柔と硬の対比がたのしいです。

ソースの香りがぷ~んとくる焼そばではありません。照明が明るく、清潔な中華料理屋で出される薄味だけど、しっかりとした風味とコクがある焼そばの雰囲気は再現されています。

そうめん

CO-OPは、そうめんのカップも発売していました。

冷たいそうめんではありません。温かいにゅ~めんです。

すこし弾力が弱いように感じましたが、温かいスープにいれられていてもつるつるとした食感は、そうめんそのものでした。

あとスープに脂が使われていないので、あっさりとしています。カップにべっとりと脂がつきません。

あったかおそうめん 鯛だし仕立て

卵のように見える具がはいっています。食べた印象としては、香りの弱い柚子のように感じられました。

カニカマとネギがいれられています。乾燥したそうめんをそのままカップにつめたように見えます。

お湯をしっかりとそそぎいれました。具が浮かびあがり、そうめんは浮かんでいません。お湯をそそいだだけで、鯛の風味がしずかに浮きあがります。

3分待ちましょう。

そうめんを見た印象は、乾燥したそうめんをゆでたものと見分けがつかないと思いました。また、温かい湯気をかんじないと冷たいそうめんのようにも見えますね。

つるりとしており、くっついていないそうめん。一本一本がしっかりとわかれています。

スープに油が浮いていません。そうめんは、油をぬり作るはずですが、どのようにして作っているのでしょうか。

すこし、弾力が弱いように感じます。しかし、そうめんです。これは、まぎれもなくそうめんです。

鯛の風味も強く主張していませんが、はんなりとした高貴な鯛の風味を堪能できます。お上品な鯛そうめんです。

ここにワカメをいれてやれば、完の璧な鯛そうめんになると思いました。

お湯をそそぐだけで、ここまでの鯛そうめんを作れるとはビックリしました。

あったかおそうめん あごだし仕立て

あごとは、とびうおを乾燥させたものです。しっかりと濃い海の風味を感じられます。それでいて重くないのが、あごだしの特徴でしょう。

とびうおが飛ぶように軽さをもつ出汁です。泰然としっかりと出汁でありながら、軽妙な風味でもある高尚なお出汁です。

そのお出汁そのものを堪能できるおそうめんです。

長ネギを切ったものと卵、お花のカマボコ、そして、干しシイタケがいれられています。この干しシイタケが、お出汁の風味をさらに厚く強いものにしてくれるのです。

お湯をいれて3分待ちます。

黄色や緑、ピンクと色がうつくしいです。料理は見た目からといいます。

見た目だけではありません。まっとうに出汁をとっているうどん屋さんに入店したときの香りがしています。

あごの出汁が飛んでいます。

そうめんも一本一本、独立独歩。だまになっていません。

そうめんの軽い食感と、あごだしの重さと軽さのある出汁の相性は滅法界よいものです。

しっかりとあごの風味を堪能でき、つるつるとそうめんをすすれる一杯でした。

【 CO-OP 】生協オリジナルカップヌードル・ラーメン・うどん・そば・焼そば【 まとめ 】

【 CO-OP 】生協オリジナルカップヌードル・ラーメン・うどん・そば・焼そばは、とびぬけておいしいわけではありません。

しかし、食べてがっかりした商品はありませんでした。お値段以上のお味です、満足できるカップ麺にしあげられています。

また、環境に配慮された商品がおおいことも特徴のひとつでしょう。

食べなければ人間は死にます。できるだけ環境に貢献できる商品を食べたいものです。

【 CO-OP 】生協オリジナルカップヌードル・ラーメン・うどん・そば・焼そばの商品は入会し、注文書に商品があれば毎週家まで運んできてくれます。

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