この記事は、アペロール + チンザノ プロセッコ セットを飲んだ感想を書いています。
アペロールとスパークリングワインがセットになった商品です。アペロールとスパークリングワインを割ったカクテルを愉しむことができます。
アペロールはリキュールに分類されており、アペロールを使ったカクテルを飲んだ感想も書きました。
アペロール + チンザノ プロセッコ セットの特徴
アペロールとスパークリングワインのチンザノ プロセッコの2本セットの商品です。
しっかりと固定されています。よっぽど手荒に扱わないかぎり瓶が割れることはないでしょう。
赤と黒の2本の瓶。鮮やかな赤色をしているのが、アペロール。黄金の封がされている黒色でシックな感じをうける格式高そうなのがチンザノ プコセッコ。お酒の歴史はチンザノが2世紀ほど長いです。アペロールも一世紀の時が経っていますね。
原産国はイタリア。香料と着色料、苦味量がいれられています。アルコール分は11%とリキュールのなかでは軽く、ワインなどとほぼ同じアルコール分ですね。
アペロールを飲んだ感想
ストレート
鮮やかな赤い色をしたアペロール。イタリアの有名なリキュール・カンパリをうすくしたような赤色。イタリアではカンパリがよく飲まれていたのだが、さいきんはアペロールがシェアを奪っているそうだ。
アペロールの香りは、赤色をしていてもオレンジの香り。果汁たっぷりのオレンジの香りというよりも、オレンジの外側の皮の香りにちかい。そこに薔薇やスミレなどの花の香りがしている。
ひとくち飲んでみると、どこかで飲んだことのある懐かしい味だなと感じた。なんの味だろうと深くシンキングしてみると、そうだ、小さいころに飲んだ風邪をひいたときの飲み薬の味に似ているんだ。ちいさいお子様でも飲みやくミルキーの半分のような甘さが口のなかに広がる。こくりと飲み終わると、ハッサクの皮のような苦味が、口のなかをさっぱりとさせてくれる。
スパークリングワインのテイスティング
スパークリングワインはコルクで封をされており、開封するときは、レースの表彰台で勝者が騒ぐ儀式のときのようにコルクが飛ぶのでご注意を。あけると黒い瓶から、ほそい煙が這い上がってくる。
グラスにそそぐと、ちいさい1mmほどの泡がつく。スパークリングワインを飲んでみると、青リンゴのような風味。クミンシードのような爽やかな香りがする後味。
キリッと清涼で飲みやすく、スパークリングワインの王道といった香りと風味。
アペロールのスパークリングワイン割り
グラスに氷をいれ、アペロールを注ぎ、バースプーンなどで氷とアペロールを撹拌し冷やす。
スパークリングワインを静かに注ぎいれる。
スパークリングワインの泡にオレンジの優しい甘さが混じり、甘口のスパークリングワインになっている。赤ワインにオレンジを漬けこんで、それを炭酸水で割ったような香りと風味。飲み終わったあとには、柑橘類系の皮の渋み苦味が口のなかをサッパリとさせてくれる。
お酒が苦手な人でも飲みやすいお味となっている。炭酸が苦手なひとはダメでしょうがね。
プリメーラ
- アペロール:30ml
- カンパリ:20ml
- グレナデンシロップ:10ml
- スパークリングワイン:適量
スパークリングワインいがいの材料を氷のはいったシェイカーにいれシェイク。グラスに注ぐ。
グラスにクラッシュアイスをいれ、スパークリングワインを注ぎいれる。
オレンジジュースのかわりに、アペロールをつかったレシピ。カンパリの薬草を煮詰めたような鮮烈な苦味がまろやかになっており、苦味が軽快な口当たりにかわっており、さっぱりと飲みやすい。スパークリングワインと割るだけより、甘く、こちらのほうがもっと飲みやすい。
スパークリングワインは炭酸水でも代用できる。
炭酸水割り
アペロールと氷をグラスにいれ撹拌しアペロールとグラスを冷やす。
炭酸水を注ぎいれる。
スパークリングワインと比べると、オレンジの香りが前面に押し出されている。スパークリングワインよりも口当たりが軽く、スパークリングオレンジジュースといった味。
スプモーニ
- アペロール:20cc
- グレープフルーツジュース:30cc
- トニックウォーター:適量
カンパリをつかうレシピだが、アペロールで代用する。アペロールとグレープフルーツジュース、氷をグラスにいれ撹拌し冷やす。トニックウォーターを注ぎいれる。
グレープフルーツの活気ある酸味がメインの香り。オレンジの酸味は、グレープフルーツの木の下に漂っている。
トニックウォーターのキニーネの香りと甘みが、鍛冶屋が日本刀を鍛えるように、グレープフルーツの風味を静寂で透きとおった風味にしてくれている。
ネグローニ
- アペロール:20cc
- ジン:20cc
- スイートベルモット:20cc
カンパリのかわりにアペロールを使ったレシピ。おおきい氷をいれたグラスにすべての材料をいれ、2~3回ほど静かに氷を回す。
スイートベルモットの甘草のような香草の香りにオレンジの香りが混ざり、スイートオレンジといった香りになっている。
ぜんたい的に、あまく、カツンとくる苦味を感じない。スイートベルモットの甘くペチャッとした風味だけを取り出したようなチグハグなお味になっている。
これは本家のカンパリをつかったネグローニのほうが、圧倒的においしいと思う。甘口が好きな人は、こちらがオススメ。
マリリン・モンロー
- ウォッカ:45ml
- アペロール:10ml
- スイートベルモット:5ml
カンパリのかわりにアペロールを使ったレシピ。
すべての材料を氷をいれたミキシンググラスにいれ冷やしグラスに注ぎいれる。
なまめかしいスイートベルモットの甘さに、オレンジの香水をワンプッシュしたような香り。なめらかで飲みやすい口当たり。飲み終わる、マリリン・モンローの色気にくらっとさせられるように、アルコールの強力な辛味がズトンとくる。
飲み口が甘いだけに、あとからくるウォッカのアルコールがひきたつ。この味のどこがマリリン・モンローなのか問い詰めたい味。
アペロールのAmazonレビュー
アペロールだっオレンジジュース、あるいは単純にソーダで。なんて言ったって、気分が明るくなれる、アペロール カラー!
オレンジの切り身に、スパークリングの白かロゼを混ぜれば、もうそこはイタリア男が耳元で囁くナポリの古びたアパートさ。
カクテルのネグローニを作るのに使っています。カンパリよりも苦味が少ないので飲みやすいネグローニができます。
甘いという意見が多いようですが、私は苦味が強いと思いました。
スパークリングワインで割ると美味しいし色がキレイです。
参照元:Amazon
陽気になったり、詩人になったりする効果もあるアペロール。
アペロール + チンザノ プロセッコ セットを飲んだ感想【 まとめ 】
アペロールとスパークリングはセットになっている商品です。イタリアで人気だと言われているアペロールのスパークリングワイン割りを味わえます。スパークリングワイン用のフタを用意しないと、一気にスパークリングワインを飲む必要があります。ひとりで飲みきれる自信がある人や、パーティーで飲む以外は、スパークリングワイン用のフタを用意したほうがよいでしょう。
アペロールはちいさいお子様が飲む風邪薬のようにやさしい甘さのオレンジ味、すこしの苦味のちにあり。チンザノ プロセッコは可も不可のない王道といったスパークリングワインのお味。
カクテルにアペロールを使うと、ぜんたいに甘めのカクテルを作ることができます。甘めのカクテルが好きな人にオススメのアペロール。
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