この記事では【 コストコ 】のケンタッキー ストレート バーボン ウイスキー ボトルド イン ボンドを飲んだ感想を書いています。
4年以上熟成され、味わい深いまろやかな甘味と旨みがあるバーボンです。まろやかではありますが、アルコール度数は50℃と飲みごたえはバッチリ。
ボトルド イン ボンドでカクテルを作り、飲んだ感想も書いています。
ボトルド イン ボンドの特徴
緑色の背景に金色の縁取りがされている落ちついたデザイン。ふるめかしく懐かしい写真の風景は、ボトルド イン ボンドを作った蒸留所でしょうか。1792年に操業開始。長い歴史を持つ蒸留所で造られたボトルド イン ボンドです。
瓶の下側に貼られている小さいラベル。アルコール度数は50℃、内容量は1リットル。750mlで売られているバーボンとウイスキーが主流です。1リットルも入っているので、たっぷりとバーボンの味を堪能できますね。
後のラベルには、英語でいろいろと書かれています。英検3級が翻訳してみました。
ボトルド イン ボンドはすばらしい味のバランスだぜ。果物やハチミツの味が、ライ麦のよいところをひきだしているんだぜ。それをオーク材の香りがギュッと味をまとめているんだぜ。
ボトルド イン ボンドを翻訳すると、ボンドで瓶詰めとでてきます。日本語に訳すと、ダサッ。
たしかに甘くて、ウッディーなお味でした。カークランドのプロの意見をのせておきましょう。
米国ケンタッキー州のバートン1792蒸留所製。
ひとつの蒸留所で4年以上の熟成を経て、アルコール50%で瓶詰めされたボトル・イン・ボンドのバーボンウイスキー。
テイスティングノート:フルーツキャンディーやハチミツを感じるほのかで心地よいスパイス香、ライ麦本来の味わいとオークアロマの余韻が楽しめるボトル・イン・ボンドのバーボンウイスキー。
引用元:カークランド
緑色のシールで封をされています。ペリッとめくりキャップを抜きます。
ボトルド イン ボンドは、コルク式のフタ。コルクからは、ウッディーで甘い香りがしてきます。
ストレートでボトルド イン ボンドを飲んだ感想
ボトルド イン ボンドの色はドップリと濃い琥珀色。グラスを揺らしてみると、グラスにすこしヘバりつく感じがある粘度。
ボトルド イン ボンドの香りは、ハチミツを3種類ぐらいブレンドし煮たような柔らかく甘い香りと、かすかな果実の香りあり。果実の種類としては、りんごとブドウを長時間熟成させたような甘酸っぱい香り。そこに長年使いこまれた木材樽の木の苦味ばしった香りがピリッとある。
トロッとまろやかでゆるやかで流動的な飲み口。香りから想像できるように、麦とハチミツを煮込んだようなはんなりとした甘味と、りんごとブドウを熟成させたブランデーのような味わい深い旨コク。押しつけがましくない、飽きがこない甘さ。
ボトルド イン ボンドは、冷たい水を用意し、ストレートでじっくり味わってもらいたい。ボトルド イン ボンドを1口、冷たい水を1口。交互に飲んでいくと、くたびれることなく飽きることなく飲むことができる。
ただし、アルコール度数は50℃とかなり高濃度。翌日には、しっかりとアルコールの爪痕が残るのでご注意が必要でありますゾ。
ボトルド イン ボンドをロックで飲んだ感想
大きい氷をいれ、ボトルド イン ボンドをそそぐ。氷で冷やされることで、香りが花咲く。ぶんぶんとミツバチが飛びまわるお花畑に迷いこんだかのような花の香りに包まれる。
冷やされたボトルド イン ボンドの飲み口は、さらにまろやかになり飲みやすくなる。ストレートを飲んだときに、すこしキツいと感じたかは氷をいれるとよいだろう。氷が溶けていくことで、すこしずつ水と混ざり、川の底を流れる小石の表面のように甘さと香りが丸くなる。
氷で冷やされたボトルド イン ボンドはすこしザラザラとしたものが舌に残り、ウッディーでピリっとした苦味が心地よい。
ボトルド イン ボンドをハイボールで飲んだ感想
ボトルド イン ボンドと氷をグラスにいれ、グラスが冷えるまでくるくると回す。炭酸水をソッとそそぎいれ、グラスの底から氷を2~3度もちあげる。
炭酸水がハジけ飛び飲みやすく、素直な旨味とコクがあり、スーッと飲みやすくおいしいハイボールだと思う。飲みおわり、2~3秒ほど待つと、ウッディーなアロマがやってくる。
ストレートやロックで飲んだほどの感激はあまりない。どこにでもある凡百な味のハイボールよりも、すこしおいしいかなぐらいのお味。レモンでも絞りこもうものなら、ますますドコにでもあるお味になる。
シングル バッチとのちがい
おなじ蒸留所で造られているシングル バッチとの香りと味の比較もしてみよう。
ボトルド イン ボンドのほうが熟成された年月分だけ色は濃くなっており、またアルコール度数も高い。
香りにかんしては、ボトルド イン ボンドのほうがマイルドで優しく甘め。シングル バッチはこなれておらず少しピリッとした辛めの香り。
飲んだ味のちがいをザックリと言うのであれば、ボトルド イン ボンドは甘味。シングル バッチは辛味。ストレートやロックで飲んで楽しいのが、ボトルド イン ボンド。氷で冷やしたり、炭酸水で割って楽しいのがシングル バッチともいえる。
お値段はシングル バッチのほうが熟成期間が短いのでお安い。
ボトルド イン ボンドでカクテルを作り飲んだ感想
- オールドパル
- オールドファッション
- ゴッドファザー
- ニューヨーク
- マンハッタン
- ミントジュレップ
オールドパル
- バーボン:20ml
- ドライベルモット:20ml
- カンパリ:20ml
3つのお酒と氷をミキシンググラスにいれ、混ぜ冷やしてからカクテルグラスにそそぐ。
カンパリの燃えるような赤色が、すこし鎮火し、海に沈みいくような赤色に。
カンカンとくるカンパリの苦味が、ほどよい苦味になり、ドライベルモットの薬草感が疾走するドライな味のカクテル。
ボトルド イン ボンドの香りと旨みは、カンパリの苦味をやわらげ、ドライベルモットの薬草感をくっきりと描きだしている。ふつうのバーボンやウイスキーで作ったときよりも、マイルドな味のオールドパルになっている。
オールドファッション
- バーボン:45ml
- アンゴスチュラビターズ:1~2滴
- 角砂糖:1個ソーダ:適量
- チェリー:1個
- オレンジ・レモン:お好みで
角砂糖をグラスに1ついれ、アンゴスチュラビターズを1~2滴ほど角砂糖にたらしこみ、染みこませる。
ボトルド イン ボンドと氷をいれ、お好みの量の炭酸水をくわえる。チェリーやらオレンジ、レモンも飾るのが本式だが、オレンジとレモンはめんどくさいので省略。
グビッと1口飲んでみると、ズドンと辛い。炭酸水のハジけた爽快感のあとに、いままで感じたことのないほどの辛さと旨みがドシンッとくる。アンゴスチュラビターズの苦味が、ボトルド イン ボンドの辛味を引き出しているものと思われる。
角砂糖をつぶしたり、チェリーをかじって辛味を調整する必要があった。オールドファッションに角砂糖とチェリーをいれるのは、辛さを調整するためだったのかと知ることができた。
ゴッドファザー
- バーボン:45ml
- アマレット:15ml
ボトルド イン ボンドとアマレット、氷をグラスにいれ、かるくステア。
ゆるみ、まどろみ、すこし砕けた茶色。杏仁豆腐の香りがするアマレット。杏仁豆腐の香りはやや控えめ。
飲み口は、ぬるりとしており、これは甘いのカクテルだろうなと身構える。しかし、ぺちゃっとした甘さではなく、トロけず杏仁豆腐の白い角のたった甘さ。甘茶のようにほどよい甘さがあり、紅茶のような苦味が口の中をさっぱりさせてくれる。
ニューヨーク
- バーボン:45ml
- ライム:1/2個
- グレナデンシロップ:2滴
氷をいれたシェイカーに材料をすべていれシェイク。のちカクテルグラスにそそぐ。
首都にまちがわれるニューヨークの名前をつけられたカクテル。
ボトルド イン ボンドにライム果汁を絞りこんだ酸味。そこにグレナデンシロップの甘さが酸味を抑えており、飲みやすいお味。
わざわざボトルド イン ボンドで作る必要はないネ。
マンハッタン
- バーボン:40ml
- スイートベルモット:20ml
- アンゴスチュラビターズ:1~2滴
- チェリー:1個
ミキシンググラスにチェリー以外の材料をいれ冷やしカクテルグラスにそそぎ、チェリーを沈める。
ボトルド イン ボンドの甘口に、甘めのスイートベルモットをあわせ、アルコール度数を自然に下げ飲みやすい甘口のカクテルになっている。
たゆたゆとした柔らかい豊穣な旨味、お日様をたっぷり浴び乾燥させたような薬草の風味あり。
ミントジュレップ
- バーボン:60ml
- 炭酸水:適量
- シュガーシロップ:適量
- ミントの葉:適量
グラスにボトルド イン ボンドとシュガーシロップ、ミントの葉をいれる。ペストルでミントの葉の清涼な香りがたつまで、ぐじゅぐじゅとつく。クラッシュアイスと炭酸水をいれる。
ミントの葉の香りが強すぎるときがあるミントジュレップ。ボトルド イン ボンドで作ると、ミントの葉の香りが抑えめになり、ボトルド イン ボンドのハチミツの香りとミントの葉の清涼な香りが拮抗している。どちらが主張しすぎるということもなく、さっぱりと飲みやすい。
たくさんのミントジュレップを飲んできた。そのなかでもボトルド イン ボンドで作ったミントジュレップは上位に喰いこむおいしさ。ほどよいミントの清涼さが爽やかさで飲みやすく。ゴクリと飲み終わったあとには、ボトルド イン ボンドの味わい深い旨味とコクを楽しめる。
炭酸水だけではいまいちだったが、ミントの葉をいれることで、化学反応が起こり素晴らしいカクテルに。
ケンタッキー ストレート バーボン ウイスキー ボトルド イン ボンドを飲んだ感想【 まとめ 】
ボトルド イン ボンドは長く熟成されており、若いバーボンの薄茶色から濃い茶色になっています。
熟成されたことで、柔らかくまろやな飲み口。ハチミツと果実の旨味とコクがあり、また長時間アルコールが染みこんだであろう木の樽のようなウッディーな香りもしました。アルコール度数は50℃と高めです。
ストレートかロックで飲むのをおすすめします。ボトルド イン ボンドと冷たい水を用意し、ゆっくりと静かに味わいたいバーボン。
灯りは間接照明のみの暗い部屋。ボトルド イン ボンドをロックグラスに静かにそそぐ、バキバキに冷やしておいたミネラルウオーターをとりだす。かすかに流れるジャズの調べ。
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