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マーティン ミラーズ ジン 【 レビュー記事 】理想のジンの味を追い求めた匠が作りだした辛口のジン

お酒レビュー

この記事は、マーティン ミラーズ ジンを飲んだ感想を書いています。ストレートやロックだけでなくカクテルにして飲んだ感想も書きました。

理想のジンの味を追い求めた匠が作りだした辛口のジン。

香辛料のするどい香り、柑橘系の爽やかな香り。切れ味するどい辛口な味でした。

マーティン ミラーズ ジンの特徴

シュッと長く透明な瓶MARTINMILLER’Sの刻印があり、その下にはイングランドとアイスランドの国旗がクロスしています。

その下に並んでいる金色のコインは、受賞してきたコンテストのコインと思われます。受賞するたびにラベルを変更してるのでしょうか。

アルコール度数は40℃。内容量は700ml。

マーティン ミラーズ ジンの裏を見てみましょう。

イングランドとアイスランドが描かれており、赤い線で結ばれています。これはイングランドで香辛料や柑橘類のポタニカルを蒸留し、極寒の地アイスランドの澄みきった冷たい水でマーティン ミラーズ ジンを作りあげているということを表しています。

瓶の下部に、マーティン ミラーズ ジンに使われている香辛料や柑橘類のイラストをみつけることができるでしょう。

フタにもマーティン ミラーズ ジンの名と二つの国旗。発売された日付が書かれています。1999年に発売と比較的あたらしいジンですね。世界でも日本でも、あたらしいジンがどんどん発売されています。そして消えていくジンもあるでしょう。マーティン ミラーズ ジンを味わった感想としては、消えることなく長く残っていく味だと思いました。

さっそくマーティン ミラーズ ジンを味わってみましょう。

瓶のラベルのある中央。すこし凹んでおり持ちやすくなっています。私の小さい手にもジャストフィット。まるい瓶よりも格段に注ぎやすいです。

ストレートで飲んだ感想

スカッと無色透明なマーティン ミラーズ ジン。粘度はさらりと水の如く、グラスに張りつくこともなし。

マーティン ミラーズ ジンの香りは、リコリスと柑橘類を煮て作られたレモンシロップのような香り。そこに辛めの香辛料コリアンダーなどをひと振りし、シャープな香りにしあげている。

飲んでみると、はなはだ辛口。ドライと名のつくジンは数おおくあれども、ここまでドライで辛口なジンは少ない。氷が滑るようにするりとしている飲み口。味わっていると、口の熱をきっかけに、マーティン ミラーズ ジンの香辛料の連鎖コンボがはじまる。ぽっ、ぱっ、カッと辛めの香辛料の香りと風味がハジけ飛ぶ。

飲み終わったあとには、口のなかに雑味は残らない。15分ほど昼寝をしたかのようにスッキリとしている。そして、唇の縦線がすこしピリピリと痛かった。ドライとは、こういう味だったのかと思い知らされる。

ロックで飲んだ感想

大きい氷をグラスにいれる、カランコロンと。持ちやすい瓶のマーティン ミラーズ ジンを注ぎいれる。

氷で冷やされたことで、柑橘系の香りはいくぶん弛み。ツンツンと刺激してこず、マロやかに。

冷やされているので、飲み口は非常にシャープでクリアで飲みやすい。冷やされたことで香辛料の香りが圧縮されている。その圧縮されていた香りが、口の熱で解凍され、ぼぅと膨張する。ストレートで飲んだときよりも、香辛料の香りを鮮烈に感じる。辛いドライ感はあとからやってくる。

マーティン ミラーズ ジン公式カクテルレシピ

パーフェクト ジントニック

  • マーティン ミラーズ ジン:50ml
  • トニックウォーター:130ml
  • ライムカット

パーフェクトとは、私が言ったわけではなく、マーティン ミラーズ ジン公式のレシピ。パーフェクトと名付けるとはスゴい自信だ。

トニックウォーターのキニーネの香りが、ぱちんぱちんと泡がはじけるたびに鼻を刺激してくれる。すこしスイカの皮のような爽やかさも感じられる。あれ?マーティン ミラーズ ジンの柑橘系の香りが、チッともしてこない。

飲んでみると、トニックウォーターの味をはっきりと捉えることができる。ライム果汁の苦味ばっした酸味があり飲みやすい。どっぷりとした強健な旨味のコクがあるのはマーティン ミラーズ ジンのおかげだろうか。マーティン ミラーズ ジンは、トニックウォーターの香りと風味をひきたてている。

マーティン ミラーズ ジンはカクテルに使うと、黒子のように縁の下の力もち的な隠し味になる。

あれだけ柑橘系の香りがあり、爆発的な香辛料の刺激があるのに、カクテルに使うと存在感は消え、相手の香りと風味を持ち上げてくれるマーティン ミラーズ ジン。

ストロベリー&ブラックペッパー ジントニック

  • マーティン ミラーズ ジン:50ml
  • トニックウォーター:130ml
  • イチゴ:1/4
  • 黒コショウ:適量

イチゴをいれて、黒コショウをふる?甘さと辛さを足すとは、どういうことだろう、おっかなビックリ公式のレシピを試してみる。

イケるやん。さすが公式やん。

トニックのキニーネの香りが最初にありき、柑橘系の爽やかな香りのなかに、イチゴの優しきほのかな香りもあり。小粒でピリっとくる黒コショウの辛味が、カクテルの味をギュッとまとめている。

黒コショウと唇がダイレクトに接触するので、唇は徐々にシビれてくる。

マーティンミラーズ マティーニ

  • マーティン ミラーズ ジン:50ml
  • ドライベルモット:5ml
  • オリーブ:1個

つねづね考えていたことがある。マティーニにドライベルモットはいるのかと。ドライベルモットの香りと風味はいれすぎではないのかと。

このカクテルを飲み、答えがでた。ドライベルモットは少量でいいのだ。ほんのチョッとでいいのだと。

ドライベルモットとオリーブの酸味をいれることで、マーティン ミラーズ ジンのドライ感はすこし丸くなっている。それでも辛口のマティーニに分類されるとは思うが。

ニコリスとレモンの香りがスーッと流れ、マーティン ミラーズ ジンの香辛料とドライベルモットの薬草が絶妙の割合で混じりあい、旨さの余韻、残響が舌に残る。

このマティーニの味は、マーティン ミラーズ ジンだからこその味だろうな。

マーティン ミラーズ ジンでカクテルを作り飲んだ感想

  • ギムレット
  • カンパリジン
  • ジンビターズ
  • ネグローニ

ギムレット

  • ジン:45ml
  • ライム:1/4
  • シュガーシロップ:適量

マーティン ミラーズ ジンの柑橘系に、フレッシュなライム果汁をしぼりいれ作るカクテル『 ギムレット 』

リコリスのふわっとした香りと、眼にしみそうな柑橘系の香りがカクテルグラスのうえに漂っている。

弓矢の弦をぎりぎりまで引き絞ったかのような辛さ、苦味、酸味。ムセるほど辛い。ライムの果汁をとりこみ、ひとつの味・香りにしたてあげたマーティン ミラーズ ジン。

カンパリジン

  • ジン:30ml
  • カンパリ:30ml

マーティン ミラーズ ジンとカンパリ、氷をミキシンググラスにいれステア。グラスにそそぐ。

カンパリの鮮明な赤色。カンパリの先鋭な苦味が、マーティン ミラーズ ジンと混ぜることで苦味の角がとれている。苦味×苦味はさらに苦くなるわけでなく、苦味が和らぐ。マーティン ミラーズ ジンは、摩訶不思議なジンだな。

カンパリの味にアルコールのコクと旨みをプラスし、カンパリの苦味を和らげるだけでなく、カンパリの甘味も楽しめる。

ジンビターズ

  • ジン:60ml
  • アンゴスチュラビターズ:2~3滴

グラスにアンゴスチュラビターズを2~3滴たらす。大きめの氷をいれ、マーティン ミラーズ ジンをそそぐ。

スイカの皮のような爽やかな香りは、まるで鮎のキモのようなホロ苦い香り。冷やされたジンビターズをこくりと飲む。

『 胃の中に 苦味しみこむ 静けさや 』一句ひねりたくなるほど、静かな苦味がある。

角のたった氷がやや丸くなり溶けてくると、マーティン ミラーズ ジンとアンゴスチュラビターズの苦味と酸味がほどけ、提灯に火が灯ったような明るい甘さを感じられる。

ネグローニ

  • ジン:20ml
  • カンパリ:20ml
  • スイートベルモット:20ml
  • オレンジピール:お好みで

グラスに大きい氷をいれ、マーティン ミラーズ ジンとカンパリ、スイートベルモットをそそぎステア。お好みでオレンジピールを飾る。

マーティン ミラーズ ジンと1つのお酒を混ぜたときは、マーティン ミラーズ ジンは旨味と風味を底あげしてくれる。しかし、2種類のお酒と混ぜた場合は、しっちゃかめっちゃかな味になった。

マーティン ミラーズ ジンとカンパリの苦味がカーンときて、その後エグみにちかい酸味と、スイートベルモットのにちゃぁとした甘味がくる。

うん、ネグローニはもっとお手軽価格のジンで作るべきだな。

Amazonnレビュー

ジンが好きで色々なジンを試してきましたが、市販の他のジンと比較しても味も雑味がなくクリア、ボタニカルと柑橘系の香りも非常にバランスがよくとても飲みやすいタイプのジンです!

極めて正当派な、中央を堂々と通るジンです。この評価に尽きます。香り、味、どちらもいわゆるジンらしいジンです。

値段を考えると面白みが無い、という評価はできるかもしれません。実際、そのとおりだとは思います。なにせ完全にジンそのものなので、風味自体はもっと安いジンと大きく変わるものではないからです。

レモンや柑橘系の風味は本品では際立っています。カットレモンを加えていない氷と「マーティン・ミラーズ ジン」だけで、まるでレモンを入れたかのような柑橘系の馥郁たる香りと風味が口の中で広がります。

引用元:Amazon

マーティン ミラーズ ジンを飲んだ感想【 まとめ 】

マーティン ミラーズ ジンの味は、数々の賞を受賞したのも納得の味。ドライとつくジンは数多くあれども、マーティン ミラーズ ジンほど辛口のジンは少ないです。

柑橘系の爽やかな香り、飲んでみると辛めの香辛料たっぷりの風味、ドライでシャープな味。

ドライなマーティン ミラーズ ジンですが、カクテルに使うと存在はスーッと消え、カクテル相手のお酒の香りと風味を底上げしてくれる隠し味的存在になります。ただし、2つ以上のお酒とカクテルにすると。

辛口でドライなジンを味わいたいと考えている、ドライジン派のみなさまがたに自信をもってオススメできる辛口マーティン ミラーズ ジン。

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